NTTドコモなど6社、“ららぽーと横浜”にSuica/PASMO/iD決済対応端末の導入を発表

文●永島和夫

2007年03月09日 19時05分

(株)ららぽーと、(株)エヌ・ティ・ティ・データ、東日本旅客鉄道(株)、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモ、東芝テック(株)、三井住友カード(株)は9日、今月15日に開業予定の大型商業施設“ららぽーと横浜”(横浜市都筑区)において、複数の決済サービスを1台の決済端末で利用できるマルチ決済システムを導入すると発表した。

ららぽーと横浜に導入されるマルチ決済システムの端末は370台。対応する電子決済サービスは“Suica(スイカ)”“PASMO(パスモ)”“iD(アイディー)”の3つ。東芝テックのPOS(Point Of Sales)システムと連動しており、現在のSuica決済端末のようにPOSレジと決済端末へ個別に金額を2度入力する必要がなくなるため、買い物客の待ち時間を短縮できるなどのメリットがある。さらに、このマルチ決済システムを利用して“QUICPay(クイックペイ)”“Edy(エディ)”への対応も進める。

マルチ決済システム

マルチ決済システムの端末

また、同決済システムは2006年の開業当時よりSuicaを導入しているショッピングモール“ラゾーナ川崎プラザ”“アーバンドック ららぽーと豊洲”“ららぽーと柏の葉”においても、今年5月以降に順次置き換えていくという。

この端末の費用の一部は、JR東日本、NTTドコモ、NTTデータが組織する“Suica普及有限責任事業組合”が提供する予定。ららぽーと横浜だけでなく、上記3施設についても提供し、これらの資金提供はSuica普及有限責任事業組合の第1号案件になるという。

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