5日夜に発表されたアップルの新MacBook Pro。編集部では、早速実機を入手したので、詳細なレポートの前に“とりあえず”気になる2点を調べてみた。
LEDバックライト
最も気になるのは、新たに15インチモデルに採用されたLEDバックライトだろう。新15インチモデルの実機を目の前にした第一印象は、従来の冷陰極管(CCFL)バックライトに比べて明るいということ。文字などがよりくっきりしている印象だ(人によってはきつく感じるので、明るさを1段、2段落としたほうが文字が読みやすいかもしれない)。
文普段は12インチPowerBook G4-1.5GHzと、初代の15インチMacBook Pro-2.0GHzを使っている筆者の場合、LEDバックライトのMacBook Proは標準のデスクトップピクチャやツールバーがより白っぽく見えた。
液晶ディスプレーはバックライトなどが経年劣化するため、一概に比較できないが、古いPowerBook/iBookからの“乗り換え組”は特にバックライトの違いを感じられるだろう。
ちなみに、LEDディスプレーでは、スリープから解除した際、一瞬画面がより青く映って、そこから普段の色合いに戻すという挙動になる。また、液晶ディスプレーの明るさを変えてみたところ、従来のCCFLバックライトの機種に比べて多少ちらつきながら明さを調整していた(といっても実使用ではちらつきはないので、まったく問題はないが)。
LEDディスプレーの比較記事は、後日、詳細なものをお届けする。
グラフィック
グラフィックチップが『ATI Mobile Radeon X1600』から『NVIDIA GeForce 8600M GT』に変わったところも調べておきたい。アップルの公式発表によれば、CPUに“Core 2 Duo”を採用した新MacBook Pro-2.4GHzと、Core Duoの初代MacBook-2.16GHzを『Doom 3』のベンチマークで比べると、新モデルのほうが50%スコアが高かったという。
編集部でも『CINEBENCH 9.5』のベンチマークを実行してみたところ、従来のMacノートの中では最も高いスコアが出た。
ベンチマークの条件が若干違うが、過去にテストした2代目MacBook Proや新MacBookとOpenGL HW-Lのスコアを比較してみると、だいたいの傾向が分かる。すなわち、2代目MacBook Proより少し高速、コンシューマー向けのMacBookより2倍以上速い、ということだ。
こちらも後日、CPU/グラフィック/HDDの性能が分かるベンチマークテストを行なう予定だ。