Android 特集・連載

【ARROWS X F-10D活用術】 バッテリー持ちを良くするための設定術!

文●mobileASCII編集部 高橋章憲

2012年08月17日 02時45分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

バッテリーの持ち改善計画 ~初級編~
「ARROWS X F-10D」
を快適に使うために
すぐにやっておきたいシステム設定術

docomo 「ARROWS X F-10D」を快適に使うための究極テクニック!

2012年のdocomo夏モデルの中でも、人気の「ARROWS X F-10D」(以下、ARROWS X)。チップセットに、PC用グラフィックボードメーカーとして有名なNVIDIA製のTegra3 1.5GHzのクワッドコアCPUを採用するハイスペック端末で、おサイフケータイやワンセグ、防水、赤外線通信に対応している、いわゆる全部入りモデルです。

ハイスペックなスマートフォンは、共通して「バッテリーが持たない」という宿命を背負っていますが、この「ARROWS X」も例外ではありません。搭載されているNVIDIA製のTegra3は、クアッドコアCPUに加えて、軽い作業のみを担当するコンパニオンCPUコアを搭載する『4+1コア』の構成になっていて、消費電力を大幅に低減できるといった特性が売り文句ですが、端末を普通に起動しているだけでもバッテリーの減りが早く感じます。「ARROWS X」は、工場出荷時状態で、いろいろな便利機能(温湿度チェッカーや歩数計など)がオンになっていることもあって、多くの機能がバックグラウンドで起動しており、その分電力消費が犠牲になってしまったりし、その辺りがバッテリーの持ちが悪くなる原因のひとつです。

そこで今回は、そんな
バッテリー持ちに悩むユーザーに向けて、「ARROWS X」のバッテリー持ちを良くするためのテクニックを紹介してみたいと思います。
初級編、中級編、上級編の3つのパートから、バッテリーの持ちを改善する12のポイントを紹介します。ひとつひとつの効果は小さいかもしれませんが、積み重ねるとバッテリーの改善が期待できますので、ぜひ参考にしてみてください。

■スマートフォンはバッテリー持ちが激しいもの!

12のポイントを紹介する前に、まずはスマートフォンとバッテリーの関係について言及しておきます。
スマートフォンは、ディスプレイが大型で、処理能力の高いCPUを搭載していることが大きな要因となり、これまでのケータイに比べてバッテリー消費が激しくなっています。その要因は、主に以下の5つです。

バッテリー消費の主な原因

大画面ディスプレイや通知LEDを点灯する際に消費する電力

Wi-FiやBluetooth、GPS、そして3G/LTEといった通信系チップが消費する電力

歩数計や高度計などのセンサー類が消費する電力

スピーカーやバイブなどを駆動するための電力

①~④までの制御&アプリなどからの命令を処理するためにCPUが消費する電力

 

まずは、このスマートフォン5大消費電力のうち①と②の改善について考えてみます。「ARROWS X」に限ったことではありませんが、Androidスマートフォンのバッテリーの持ちを良くしたいなら、端末やアプリの設定見直しが必須となってきます。
たとえば、ディスプレイのバックライトを可能な限り暗くしてみたり、移動中はWi-Fi接続をオフにしたり、屋内にいるときはGPSをオフにするというのは、すでに常識といってもいいでしょう。本機では、
設定メニューを開かなくても、ステータスバーを引き下ろせば、端末機能の設定がカンタンに変更できるようになっています。ディスプレイの輝度を下げたり、不要な機能を停止したりをマメに行なうようにすることが、バッテリー長持ち化のための第1歩です。以下で紹介する1~5のポイントは、“端末の設定”でできるバッテリー改善方法となるので、まずはそれらをチェックしていきます。

■ポイント1 使わない機能をオフにして、画面の明るさを暗くする


左写真で赤で囲んだ箇所が、特に節電に関係の深い設定です。Wi-Fi、Bluetooth、GPSは使用しない時はオフに、画面の明るさは、できるだけ暗くするのがポイントです。画面の明るさは、本体設定メニューの「ディスプレイ」から、自分で細かく微調整することも可能です。

「ARROWS X F-10D」のバッテリー持ちを良くする究極テクニック! 「ARROWS X F-10D」のバッテリー持ちを良くする究極テクニック!

「画面の明るさ」は、タップするたびに、明るく、暗く、自動調整、と設定が変わります。

■ポイント2 ARROWS Xならではのディスプレイ設定を見直す

下の写真は、富士通端末独自のディスプレイ設定「持ってる間ON」「水平時すぐにロック」という機能の設定画面。この2つをオンにしておけば、省エネに役立ちます。持っている間はスリープ状態に入りませんが、手から離してテーブルなどに置いただけでスリープ状態にすることができるので、面倒無く省エネができるのです。またマルチメディア設定にある「画質補正」の設定もチェック。高画質化エンジンを使って、動画や静止画を鮮やかにしてくれる機能ですが、これを使うとバッテリーの減りが多少早くなってしまうので、必要に応じて使い分けましょう。省エネを最優先にするのなら切ってしまうのがオススメです。

「ARROWS X F-10D」のバッテリー持ちを良くする究極テクニック! 「ARROWS X F-10D」のバッテリー持ちを良くする究極テクニック!

画質補正エンジンは、補正の段階でCPUに負荷をかけてしまいます。ここぞという時にだけ使うようにする方がベターです。

■ポイント3 「はっきりタッチ」をオフにして、バイブ振動を止める

画面の操作を行なうたびに、バイブが反応して知らせてくれるのが「はっきりタッチ」機能。タッチパネルに慣れない間は、操作が確実にできているかを確認できて便利ですが、バイブを振動させる回数分だけバッテリー消費が激しくなります。電池持ちを優先するなら、「はっきりタッチ」機能はオフにするのがオススメです。

「ARROWS X F-10D」のバッテリー持ちを良くする究極テクニック!

「はっきりタッチ」機能のほか、タッチ操作音やロック解除時のバイブ機能もオフにすれば、さらに節電になります。

ポイント4 「アカウントと同期」の設定は、必要な物だけオンにする

「アカウントと同期」の設定では、各アカウントについて同期するデータの種類を細かく設定することができます。たとえば「Gmailを同期」をオンにしておけば、端末からGmailを使ってメールを送受信したり、メールを削除した場合に、ウェブ上のGmailサーバーとすぐに内容が同じになるように、通信を使って「同期」されます。ところが、同期作業のたびにサーバーとの間で通信を行なっていると、電力の消費自体は激しくなってしまいます。省エネを考えるなら同期の設定でオンにする項目は、なるべく少ない方がベターです。
まず左写真のように、本体の「設定」メニューから「アカウントと同期」を開きます。同期を全部止めてしまうのならば、この画面の右上にあるスライドバーを「OFF」にします。項目を自分で選んで個別に設定するなら、右写真のように必要な項目にだけチェックを入れるようにしましょう。

「ARROWS X F-10D」のバッテリー持ちを良くする究極テクニック! 「ARROWS X F-10D」のバッテリー持ちを良くする究極テクニック!

同期の設定は、アカウントごと個別に行なうことができます。

■ポイント5 優先ネットワークモードを「LTE/3G」に限定する

ARROWS Xでは、工場出荷時状態で、優先ネットワークモードの設定が「LTE/3G/GSM(自動)」になっています。ところが最後の「GSM」は、日本国内では使われていない通信方式です。「LTE/3G/GSM(自動)」にしておくと、端末がGSMの電波も一緒に探してしまい、消費電力にロスが出てしまいます。日本国内で使っている場合は、迷わず赤で囲んだ「LTE/3G」に変更しましょう。

「ARROWS X F-10D」のバッテリー持ちを良くする究極テクニック!

本体の「設定」メニューから「モバイルネットワーク設定」を開けば「有線ネットワークモード」の変更ができます。LTEを切ってしまうことはできません。

バッテリーの持ち改善計画 ~初級編~ まとめ

■ポイント1 
不要な機能をオフにして、画面の明るさを暗くする


■ポイント2 
ARROWS Xならではのディスプレイ設定を見直する


■ポイント3 
「はっきりタッチ」をオフにして、バイブ振動を止める


■ポイント4 
「アカウントと同期」の設定は、必要な物だけオンにする


■ポイント5 
優先ネットワークモードを「LTE/3G」に限定する

 


次ページでは、アプリの設定を変えたり、停止させることによって、バッテリーの持ちを良くするテクニックを紹介していきます。

<< PREV 1 2 3 NEXT >>

mobileASCII.jp TOPページへ