レビュー:radio SHARK 2 (1/2)

文●倉田吉昭

2007年08月13日 17時23分

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聞き逃しをなくすタイムシフト対応で生ラジオの弱点を見事に克服!!


radio SHARK 2 【SPEC】
開発元●米グリフィンテクノロジー社 販売元●フォーカルポイントコンピュータ㈱ 価格●オープンプライス(実売1万円前後)
http://www.focal.co.jp/

ラジオ周波数●76.0〜90.0MHz(FM)、522〜1710KHz(AM) サイズ●幅49×高さ180×奥行き100mm 重さ●250g 対応システム●OS X 10.3.9以上 対応機種●PowerPC G3以上、またはインテルCPUを搭載したMac

【COMMENT】
AM/FMに両対応したのはうれしい。録音したデータをiPodに転送して、好きなときに好きな場所で好きなラジオ番組を楽しめる。


 「radio SHARK 2」は、USB接続したMacでラジオを聞いたり、録音するためのチューナーユニットだ。

サメの背びれをイメージした特徴的なボディー(左)。背面にはヘッドホンと延長アンテナ共用のポートを用意(右)

旧製品でサポートしていたAM局はもちろん、新たにFM局も受信でき、インテルCPUを搭載したMacも正式にサポートした。

 付属のソフト「radio SHARK 2.0」では、周波数の設定や録音、音量調節などの基本的な操作ができる。

radio SHARK 2

付属ソフトの「radio SHARK 2.0」。周波数の自動取得には対応していないため、手動で設定する必要がある

ソフト自体は日本語表示に対応していないが、インターフェースがシンプルなので基本操作は問題ない。また、購入した状態では電波が米国の周波数帯に設定されているので、日本の周波数帯に変更する必要がある。

radio SHARK 2

国内の使用ではまず、「Preferences」(環境設定)の「Tuning」タブで「FM Tuning range」を「Japanese」に、「AM tuning increment」を「9kHz」に変更して、周波数帯/特性を合わせる

この設定を変更しないと、国内では電波を受信できないので注意しよう。

 録音形式はAIFFまたはAACで、もちろんiTunesを経由したiPodへの転送機能も搭載。録音したデータはiTunesに自動的に作られる専用プレイリストにまとめて登録されるので、管理しやすい。

radio SHARK 2

録音したデータは、局名や録音時間などの情報とともにiTu nesのプレイリストへ自動的にまとめられる

 本機は数少ないマック用のラジオチューナーとして、必要十分な機能を備えている。受信感度が若干低いと感じるケースもあるが、設置位置や付属の延長アンテナを使うことでこの問題も解消できる。価格もお手ごろなので、マックの前でラジオ番組を楽しみたいだけのユーザーはもちろん、iPodに転送して聞く二次利用まで考えている人には、特に買う価値アリの製品だ。


(次ページに続く)

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