ノキアほか3社、松下電池工業製の充電池による異常発熱を発表

文●永島和夫

2007年08月15日 17時37分

ノキア・ジャパン(株)、松下電池工業(株)、ソフトバンクモバイル(株)、NTTドコモグループは14日、松下電池工業が製造したノキア製携帯電話機用の充電池『BL-5C』の一部が異常過熱し、床の一部などが焦げる事態が発生したことを発表した。現在原因は調査中で、過熱する恐れのある充電池は交換となる。

対象となる充電池のBL-5Cは、近年のノキア製携帯電話機などに採用されるもので、国内ではNTTドコモ、ソフトバンクモバイルのほか、ノキアが自社で販売した機種などで利用されている。各社は対象となるBL-5Cを充電する際は、機器から目を離さないように求めている。

対象のBL-5Cを搭載する可能性がある機器は以下の通り。

ノキア・ジャパン
Nokia 3120(2004年8月販売開始)
Nokia 6630(standard version)(2006年6月販売開始)
Nokia Wireless GPS Module LD-3W(2007年6月販売開始)

NTTドコモ
FOMA NM850iG(2006年3月販売開始)
ソフトバンクモバイル
Vodafone 702NK(2004年12月販売開始)
Vodafone 702NKII (2005年12月販売開始)
Vodafone 804NK(2006年8月販売開始)

対象の電池パックは、BL-5Cのうち、2005年12月から2006年11月に松下電池工業で製造されたもので約4600万個。見分け方は、裏面下部に26桁からなる製品の製造番号があり、これをノキアの専用サイト(http://www.nokia.com/batteryreplacement/jp/)に入力することで、対象かどうかを判断することができる。対象外となった場合は交換の必要はないという。また、ノキアのコールセンター(0120-830-670)でも対象か否かを調べることができるという。

製造番号

電池パックの製造番号の確認方法

型番

電池パックの型番の確認方法

自分が利用している端末の充電池が回収の対象だった場合は、ノキアのウェブサイトかコールセンターに登録すれば、“良品の電池パック”と回収する電池パックの返却方法の案内が届くという。

また、NTTドコモ、ソフトバンクでも交換対応を受け付ける。どちらも対象者にはSMSダイレクトメールなどで知らせ、良品を送付する。良品の充電池が届くまでは、NTTドコモやソフトバンクモバイルの専売店で代替機の貸し出しを受けることもできる。

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