Android 特集・連載

Xperiaシリーズ最高峰モデル
ドコモ2013春スマホ
「Xperia Z SO-02E」レビュー!!

文●小林誠

2013年02月20日 18時00分

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「Exmor RS for mobile」の実力は?
カメラ機能の進化をチェック


 新しいセンサー「Exmor RS for mobile」を採用したほかに、カメラはどのように変わったのか?

 まずUIを見ると「モードレスUI」に一新されている。これは静止画撮影、動画撮影どちらもひとつの画面で可能という新しいUI。いちいち画面の切替をしなくてもいいのだ。「モードレスUI」はかなり便利で、筆者の場合、これまで動画の撮影はあまりしなかったのだが、これなら利用頻度が一気に増えそうだ。動画撮影中の静止画撮影にも当然対応しているが、こちらは画像サイズが1Mになる。

モードレスUIで静止画・動画を一画面で撮影

Xperia Z

カメラを起動するとデフォルトで設定される「プレミアムおまかせオート」での撮影の際には、画面左上に黄色のカメラマークが表示される。モードレスUIなので静止画の撮影ボタンと、動画の録画ボタンが同時に表示。どちらを押しても撮影が可能だ。

動画撮影の機能が大幅にアップ!

 ちなみに、モードレスUIは「プレミアム・ノーマル・ビデオカメラ」モードのときには有効だが、連写やシーンセレクションを選ぶと無効になるので、常に使えるわけではない。もっとも筆者のように設定をいじるのが面倒くさい人には「プレミアムおまかせオート」にしておけば、ほとんど問題ないと思う。オートで選ぶシーンも増えている。

 機能面では動画撮影時にHDRに対応した。HDRは明暗の差がある被写体の白トビや黒くつぶれるのを解消してくれる機能で、自動で複数の画像を撮影し、キレイな1枚に合成してくれる優れもの。静止画撮影ではスマホでも搭載している機種が多いが、動画でというのは新しい。
 またソニーのデジカメαやサイバーショットと同じく、輝度、色ノイズを低減する技術を採用しているという。

 シンプルに使えて、機能が増えている、というのは嬉しいところだ。

動画撮影にもHDRが使える!

Xperia Z

新開発の裏面照射積層型センサー「Exmor RS for mobile」の採用によって、動画でもHDR撮影が可能となった。

作例とともにXperia Zの撮影性能を見てみよう

 では実際の写真はどうなのかということで、夜景を撮影してみた。かなり暗い場所での撮影だったのだが、ノイズが少ないのはもちろん、建物の照明の色も肉眼で見たのと近い雰囲気で撮れている。また建物周りをよく見ると、明暗の境目のノイズが「Xperia Z」はずいぶん目立たないのを実感した。

Xperiaシリーズの伝統
 暗所撮影性能はやっぱり高い!

Xperia Z
Xperia Z

2枚の写真は「Xperia Z」の「プレミアムおまかせオート」で撮影。「Xperia Z」には「手持ち夜景」というブレにくいシーン設定を用意しているので、その点もうれしい。

「モバイルブラビアエンジン2」搭載
WALKMAN機能も引き続き使える!

 その他、Xperiaシリーズで気になるのが、画面の美しさと音楽機能だろう。ディスプレイに関しては「モバイルブラビアエンジン2」を搭載しているので、画面設定で有効にするとよい。写真と動画でその効果が発揮され、くっきりと鮮明になるという。フルHDディスプレイということもあり、撮影した写真や、高画質の動画、映画を見る機会が増えると思うが、「モバイルブラビアエンジン2」を有効にすると、大きく印象が変わるほどキレイになる。

美しい写真・動画を見るなら  
 画面設定でエンジンをオン

Xperia Z

モバイルブラビアエンジン2の効果を確認したいのなら、画面設定でチェックを入れよう。もちろんチェックを入れてなくても画面は見えるのだが、たとえば雄大な景色を撮った写真、動画はこのエンジンを有効にするだけで、見ている作品の印象に影響が出るのでは、と感じた。

WALKMAN機能を引き続き搭載

 WALKMANの機能は、前モデル「Xperia AX」とほぼ同じ。もっとも同じと言っても、もともと多機能で使いやすかったので、残念に思う必要はない。infiniteボタンが再生画面に表示されるのは変わらないし、サウンドエフェクトでイコライザーの調整も可能で、コンサートホールやスタジオの音響設定に調整する「サラウンド」もある。また引き続きClear Phaseで内蔵スピーカーで聞くことも考慮されている。
 また「ClearAudio+」同梱しているヘッドセットに最適に調整されているそうなので、まずは実際に効果を試してみるといいだろう。

同梱のソニー製ヘッドセット「MH-EX300AP

Xperia Z

ソニー製のMH-EX300APというヘッドセットが同梱している。密閉型のインナーイヤータイプで、ドライバーを垂直に配置した「バーティカル・イン・ザ・イヤー方式」を採用している。ようは耳の穴に装着しやすいということ。たしかにドライバー部分が大きいわりに耳で邪魔にならない。ヘッドセットなので通話用の小さいマイク・ボタン部分がケーブルに付いている。


「Xperia Z」の満足度は高い
新しいシリーズのような魅力

 最後にまとめ。「Xperia Z」はサイズが大きいので「Xperia AX」と比べて片手操作という点で若干劣るのは否めない。しかし本体のバランス、サイドボタンの位置、キーボードのサイズ変更など、その弱点を補う工夫が多く、5インチスマホの良さはそのまま、使いづらさはうまく減らしたと感じた。

 また、使っていて思ったのは「買った人の満足度が高そうだなあ」ということ。スペックが高くなっただけでなく、変化のあったホーム画面やアプリメニュー、カメラ画面が新しくなったが、ほとんど操作に戸惑うことがなく、スムーズに使えた。新機能などが増え、UIが変わると操作に戸惑いがちだが、それが無い。進化を強く感じつつ、操作には馴染んでいる。

 というわけでスペックが進化したことよりも、やはりサイズだ。サイズが大きくなったことによって、これまでの「Xperia 」とは使用している感じがかなり違う。そう「Xperia Z」はタブレットに近いのだ。Xperiaに4.5インチ前後のシリーズがあって、新たに5インチシリーズが始まりますというような感覚だ。

 ソニーファンならデジカメ・サイバーショットの中に、1型CMOSセンサーのRX100が加わった感じ、といえば分かるだろうか。同じシリーズだけど何か全然違う雰囲気。でもすごく魅力があるよね、といった風に。そう考えると「Xperia AX」を買ったユーザーやAXを王道と推しつつ、RX100を買っている筆者も少しは悔しい気持ちが落ち着く……と思う。



「Xperia Z」 SO-02Eは現在発売中。スペックは以下の通りだ。

 端末の主なスペックは以下の通り。

●OS:Android 4.1 ●サイズ:約W71×H139×D7.9mm ●重さ:約146g ●画面サイズ:約5.0インチ(1080×1920ドット)TFT液晶 ●CPU:APQ8064 クアッドコア 1.5GHz  ●内蔵メモリ:ROM16GB/RAM2GB ●カメラ有効画素数1310万画素CMOS インカメラ:220万画素 ●バッテリー:2330mAh ●最大外部メモリ:microSDXC 64GB

Xi:〇
ワンセグ:△
おサイフケータイ:○
赤外線通信:○
防水/防塵:○/○
テザリング:〇

Xperia Z Xperia Z Xperia Z

カラーバリエーション:Black、White、Purple



レビュアー
小林誠
(こばやしまこと)

ケータイライター。
宮城県出身。
生き物と釣りが好きで水産高校へ入学。しかし読書も好きでめぐりめぐって神奈川大学在学中に編集プロダクション・ゴーズへ入社。携帯電話の記事を手掛けることに。独立後はフリーランスのライターとして活動中。暇なときは釣り三昧な生活を謳歌している。

現在は健康上の理由から無理やり15kgの減量に成功。毎日ウォーキングに行きたくてウズウズしている。近著に「大活字!カンタン!スマートフォン入門(宝島社)、「iPhone 5 PERFECT GUIDE」(共著 ソフトバンク クリエイティブ)がある。

 

 

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