「iPhone 4S」をリリースし、今秋の注目の的になっているKDDIだが、iPhone 4Sのほかにも下り最大40MbpsのWiMAXに対応するスマートフォン4機種を発表している。
iPhone 4Sはテザリング非対応であるが、auのWiMAX対応端末はすべてテザリングに対応するため、PCとの連携を重視するユーザーにとっては、こちらのほうが魅 力的に感じる人も多いのではないだろうか。
今回は新端末の中から「HTC EVO 3D ISW12HT」をピックアップして、端末の特徴とテザリングの使用感についてレポートする。
裸眼3Dに対応するハイスペックスマートフォン
HTC EVO 3D ISW12HTは、今年4月に販売された「HTC EVO WiMAX ISW11HT」の後継モデルとなる製品だ。スペック面では裸眼3D対応がユニークな部分で、プリインストールされているゲームやYouTubeにアップロードされている3D動画などで立体表示が楽しめる。
また、搭載するカメラはレンズが2つ搭載されており、通常画像の撮影のほかに立体視用の静止画や動画を撮影することが可能だ。
2Dと3Dの撮影切り替えは本体側面のスイッチで行なうため、撮影シーンに応じたモードチェンジもすばやく行なえる。ユニークなデジタルガジェットが好きなユーザーには魅力的な要素と言えるだろう。
ディスプレーは4.3型(540×960ドット)とスマートフォンとしては大型の部類。そのぶん本体サイズも大きめだが、動画鑑賞には適していると言える。
デュアルコアCPUの恩恵もあり動作はかなり軽快。Webブラウザーの操作やアプリの起動時などの体感速度は速く、「サクサク動く」という表現がぴったりだ。快適さでは、現在のスマートフォンの中でも最上位ランクに位置するのは間違いないだろう。