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お買い得度120%!!
ドコモ2013夏スマホ
「Xperia A SO-04E」レビュー!!

文●mobileASCII編集部 高橋章憲

2013年05月27日 20時00分

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「Xperia A」のカメラ機能をチェック!


Xperia A

 Xperiaシリーズといえば、定評のあるカメラ機能もウリのひとつです。「Xperia Z」から採用された新しい積層型CMOSイメージセンサー「Exmor RS for mobile」を搭載した「Xperia A」のカメラは、どれくらいキレイに撮れるのか、使い心地とともにチェックしてみました。

 まずカメラのUIを見ると、「Xperia Z」のカメラと同様の「モードレスUI」が採用されています。これは静止画撮影、動画撮影どちらもひとつの画面で可能という新しいUIです。いちいち撮影モードを切り替えなくてもいいのは便利です。動画の撮影中に静止画を切り出す機能にも対応しているので、シャッターチャンスに強いのもうれしいポイントです。なお、動画撮影中に切り出す静止画のサイズは、1Mに制限されます。

Xperia A

カメラを起動するとデフォルトで設定される「プレミアムおまかせオート」での撮影の際には、画面左上に黄色のカメラマークが表示される。モードレスUIなので静止画の撮影ボタンと、動画の録画ボタンが同時に表示。どちらを押しても撮影が可能だ。

Xperia A

▲「Xperia A」には、ハードウエアのカメラシャッターキーがあるのがポイント。スリープ状態からでも、カメラシャッターキーを長押しすれば、カメラが起動する。不意なシャッターチャンスには抜群に強い!

 撮影モードは、「プレミアムおまかせオート」、「ノーマル」、「ビデオカメラ」、「連写」、「ピクチャーエフェクト」、「スイングパノラマ」、「シーンセレクション」があり、状況や被写体によってユーザーが選択することができます。自分で露出やホワイトバランスの調整などはしないというユーザーなら、起動時のデフォルトに設定されているプレミアムおまかせオートで撮影すれば、だいたいのシーンで失敗のない写真が撮れると思います。

 この「プレミアムおまかせオート」を支えているのが、先ほど触れた積層構造を取り入れた裏面照射型CMOSセンサー「Exmor RS for mobile」です。積層構造を取り入れたことにより、大幅な小型化が実現。さらに従来のRGB(赤/緑/青)画素にW(白)画素を加えるというソニー独自の「RGBWコーディング」機能が加わったことで、暗い部屋や夜でもノイズの少ない写真が撮れるとしています。
 
 また、「Exmor RS for mobile」では、撮影時に同一画面内で2種類の露出条件を設定できるので、撮影ボタンを押すだけで、逆光でも色鮮やかに撮影できる「HDR(ハイダイナミックレンジ)ムービー」機能も搭載されています。

Xperia A

▲モードセレクトメニューの画面。通常のスナップ写真なら「プレミアムおまかせオート」のモードのままで、充分にキレイな写真が撮れるだろう。

Xperia Z

▲新開発の裏面照射積層型センサー「Exmor RS for mobile」の採用によって、動画でもHDR撮影が可能となった。

実際に「Xperia A」で
撮った写真を見てみよう

 それでは1310万画素の「Exmor RS for mobile」を搭載した「Xperia A」で、実際に撮影した写真を見ながら、その特性を探っていきましょう。まずは、得意分野の夜景や暗い室内で撮影してみました。

 下の作例の上の方が、編集部近くの神楽坂下交差点で撮影してみたものです。手ブレしないようにしっかり端末をホールドするように気をつけはしましたが、「プレミアムおまかせオート」で気軽に撮影しても、遠景の看板の文字までハッキリと読むことができています。手前の明るい窓の所はさすがに露出オーバー気味になっていますが、トータル的な露光精度はかなり高いといえるでしょう。

 その下の、つけ麺の写真を撮ったお店は、電球色のLEDライトがメイン照明で少々暗いシチュエーションだったのですが、こちらも「プレミアムおまかせオート」で、実際の色に近い雰囲気で撮影できました。
シャッター速度が1/32と遅かったにもかかわらず手ブレもなく、白髪ネギ1本ずつのディテールも、しっかりと描き出されています。

Xperiaシリーズが得意とする暗所撮影性能をチェック!

Xperia A

▲「Xperia A」で撮影 【撮影データ】撮影モード:オート シーン撮影タイプ:標準 絞り:2.4 シャッタースピード:1/32秒 ISO感度:250 ホワイトバランス:自動 測光モード:中央重点

Xperia A

▲「Xperia A」で撮影 【撮影データ】撮影モード:オート シーン撮影タイプ:標準 絞り:2.4 シャッタースピード:1/32秒 ISO感度:500 ホワイトバランス:自動 測光モード:中央重点

 続いて風景スナップ編を。ちょっとした旅行や散歩なら、大げさなカメラを使うよりスマホで撮る方が、気楽だし荷物も少なくて済みます。「Xperia A」が旅カメラの代わりに活躍してくれるか見てみましょう。

 まずはゴンドラの上から撮った山の写真を見てください。多少空気がモヤっていましたので、若干薄いベールがかかったような白っぽい写りとなっていますが、遠景までしっかりフォーカスが合っているのがわかります。これも「プレミアムおまかせオート」での撮影ですが、シーン撮影タイプは、自動で「風景」となっていました。

近くから遠くの景色までしっかりフォーカス

Xperia A

▲「Xperia A」で撮影 【撮影データ】撮影モード:オート シーン撮影タイプ:風景 絞り:2.4 シャッタースピード:1/800秒 ISO感度:40 ホワイトバランス:自動 測光モード:中央重点

 春スキーのゲレンデで、背景に雪山を入れて逆光のようなシチュエーションを作ってみました。露出制御が上手くいかないと、明るい雪の部分に合わせて、手前のビールビンが露出アンダーになりがちなのですが、「Xperia A」の「プレミアムおまかせオート」では、雪の白さとビンの明るさが両立しており、かなりキレイな写真となりました。後ろのボケ味もグッドだと思います。

明るい背景の手前にある被写体も黒つぶれなし!

Xperia A

▲「Xperia A」で撮影 【撮影データ】撮影モード:オート シーン撮影タイプ:標準 絞り:2.4 シャッタースピード:1/1250秒 ISO感度:40 ホワイトバランス:自動 測光モード:中央重点

「プレミアムおまかせオート」は、被写体によって最適な露出設定を自動で行ってくれる機能ですが、端末を少し動かしただけでもシーン撮影タイプが「風景」→「ポートレート」→「風景」と変わることがあります。常に端末が最適なシーンを探し続けているせいなのですが、これによってシャッターを押すタイミングで写真の雰囲気が変わってきたりします。

 下の写真は両方とも「プレミアムおまかせオート」での撮影ですが、左のシーン撮影タイプは「風景」で、シャッター速度が1/2000秒、右が「ポートレート」でシャッター速度が1/1000秒と大きく変わっていました。両方の写真の撮影間隔はたったの7秒でしたので、光の加減は大きく変わっていないと考えられます。色味と雰囲気は変わっても、写真的にはどちらも失敗ではないので悩ましいのですが、「プレミアムおまかせオート」で撮影するときには、続けて数枚撮影してみるのがイイかもしれません。筆者は同じ場所で少なくても3枚は撮影するようにしています。

「プレミアムおまかせオート」は思いのほかセンシティブ?

Xperia A Xperia A

▲同じ場所、同じ構図で撮影した2枚の写真だが、左のシーン撮影タイプは「風景」で、右が「ポートレート」設定で撮影された。好みの問題だが、後で選べるように続けて数枚撮影しておくほうが安心かも。

「プレミアムおまかせオート」と「ノーマル」モードは、どれくらいの違いがあるのかを試してみたのが、下の写真です。
 上が「プレミアムおまかせオート」で撮影したもので、下が「ノーマル」(HDRオフ)で撮影したものなのですが、「プレミアムおまかせオート」では、自動的にHDRで暗部を補正していて、本来暗くなってしまう部分が明るめになるよう合成されています。
 対して「ノーマル」モードでは、影は影として描写されていて、コントラストが強い写真に仕上がっています。

 どちらの写真がイイかは好みが分かれると思いますが、とにかく人の表情などが暗くなってしまうのを避けたいなら「プレミアムおまかせオート」で、ドラマチックな空気感をそのまま残したいなら「ノーマル」モードで、と使い分けるといっそう作品の幅が広がると思います。

「プレミアムおまかせオート」と「ノーマル」モードの違い

Xperia A
Xperia A

▲上が「プレミアムおまかせオート」、下が「ノーマル」モードで撮影した写真。比べてみると、コントラストの違いがハッキリする。

「Xperia A」のカメラ機能には、ほかにも3段階の「連写」モード(高速モードは1280×720ピクセル、中速モードは3920×2204ピクセル、低速モードは1920×1080ピクセル)や、「スイングパノラマ」、リアルタイムで9種類のフィルター効果が選べる「ピクチャーエフェクト」、全部で17種類が用意された「シーンモード」(美肌、HDR、手持ち夜景、料理など)があります。
「Xperia A」のカメラ機能は相当奥が深いので、近いうちにカメラ撮影だけに特化した活用術を追究してみたいと思っています!

Xperia A Xperia A

「Xperia A」のカメラは、かなり自由にマニュアルで設定できるようになっている。カメラ好きにはうれしい配慮だ。


撮影した写真を楽しむための
アルバム機能はかなり多機能!

 Xperiaシリーズは、撮った写真を閲覧するためのビューアーである「アルバム」機能が充実しているのが特徴です。
「Xperia A」では、「アルバム」アプリを起動すると、下の写真のようにクラウドやSNS、内部メモリーに収められている写真などにアクセスできるメニューが開きます。Facebookとの連携では、自分がアップロードした写真だけじゃなく、友達が投稿した新着写真を見られる機能もあります。
 写真を一覧するときの画面は、指でピンチイン・アウトすることによって、一度に表示する写真枚数を自由に変更できます。多くの写真の中から目的のものを探す際などには、非常に便利です。
 また、GPSタグや、顔認識のフェイスタグが付いている写真を抽出してくれる機能もあり、GPSタグが付いている写真は、どこで撮影されたのかマップ上で示してくれる親切機能まであります。

 このように、撮影から撮った写真を楽しむところまで「Xperia A」は抜かりのない機能を有しています。

「アルバム」機能を活用して、撮った写真を思う存分楽しもう!

Xperia A

▲「アルバム」アプリを起動すると、表示できるメニューが開く。FacebookやPicasaとの連携がかなり便利だ。ソニーの「PlayMemories」は、メンテナンス中でアクセスできなかった。

Xperia A Xperia A Xperia A

▲一度に表示させる写真サムネイルの大きさは、ピンチイン・アウトで変更できる。

Xperia A

▲GPSタグが付いている写真は、どこで撮影されたのかマップ上で示してくれる。旅行の際など、どこで撮った写真なのかがわかると、思い出も鮮明に蘇る。


結論
「Xperia A」は買いなのか!?


 今回は、価格、デザイン、スペック、カメラ機能を中心にレビューしてみました。ほんの1週間ほどしか触っていませんが、筆者の愛機「GALAXY S Ⅲ」よりも断然バッテリーが長持ちするし、サクサク動くので悔しくなってしまったほどです(まだ1年も使ってないのに!)
 ドコモの「ツートップ戦略」による、サポート金額の多さや、キャンペーン割引の手厚さを考えると、よほど他メーカーの機種に強い思い入れがない限り、「Xperia A」を選ばざるを得ないでしょう(ちなみにツートップのもう1機種はGALAXY S4)。

 最新のCPUではないこと、OSのバージョンが最新のAndroid 4.2ではなくAndroid 4.1であること、フルHD解像度ディスプレイではないことなどが気になっていましたが、それらは実用上あまり重要ではなさそうです。スマホでよく使う「Webブラウザ」や、「LINE」、「Facebook」、「Twitter」、「Instagram」などをバリバリと使ってみても、スペック的な不満は感じられませんでした。

 押しの強すぎないカジュアルなデザインは、男女、年齢層を問わずに受け入れられそうですし、
「Xperia A」はXperiaシリーズ史上一番売れるモデルになりそうです。「Xperia A」は、間違いなく買いな1台だと思います!

 これからもmobileASCIIのWebサイトでは、今回のレビューで触れられなかった
「Xperia A」のホーム画面や、プリインアプリの使い方、もっと詳しいカメラ撮影術など、「活用」系の記事をアップしていこうと思いますので、どうぞお楽しみに!

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