特集・連載

【隔週開校! スマホの学校-第1回-】

スマートフォンって?

文●株式会社ピアズ 桑野隆司

2013年08月05日 18時50分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 皆さんはじめまして、桑野隆司です。私は、ケータイショップや家電量販店の課題を解決したり、販売スタッフさんの育成を手掛けるコンサルタント会社「株式会社ピアズ」を経営しています。通信業界には、なんと気づけば14年(ピアズを立ち上げてからは9年)! これまでに育成したスタッフは1万名以上になります。ですから、ケータイ業界の裏も表も、酸いも甘いもたくさん知っている、と自負しています。

 そんな私が連載する、この「スマホの学校」では、“スマートフォンのちょっと役立つ豆知識”や“機種選びのポイント”“素朴な疑問に対する答え”などをお伝えしていこうと思いますので、よろしくお願いいたします。

 記念すべき第1回目では、「スマホの学校」というからには“スマートフォンって何?”という根本的なお話しから始めてみたいと思います。

“そんなのもう知っているよ”なんて思われるかもしれませんが、今でもショップではよく聞かれる質問ですし、意外と皆さん知っているようで知らなかったりして……もし「スマホって何?」と聞かれたら、ちゃんと説明ができますか?

 一般的にケータイ(今はガラケーと呼ばれていたりします)とスマートフォンの違いといえば、“画面が大きい”“ボタンが無く、全てタッチ操作”という感じで思われているようですね。もちろん、それもスマートフォンの特長です。

●ケータイの特長 ●スマートフォンの特長
●画面が小さい
(平均3.2インチ)
●ボタンキー操作
●折りたたみタイプが主流
●画面が大きい
(平均4.8インチ)
●タッチ操作
●ストレートタイプ

 

 でも、ケータイとスマートフォンの違いは、見た目ではないんですよ。だって、こんなケータイやスマートフォンもあるんです。

●全面タッチパネルのケータイ
《SH-06C》 PRADA phone by LG L852i

 

●折りたたみ型のスマートフォン
《007SH》 《MEDIAS W N-05E》

 実はスマートフォンの本質は、「画面が大きい」とか「タッチパネル」とか、そういう外観ではないんです!

 その違いは、ズバリ中身です!! では、中身の違いってなんなのでしょうか? それは、これまでのケータイの時代背景を見ていけばよくわかります。
 ここで、ケータイの歴史を振り返ってみましょう。皆さんも、ご自分の使っていたケータイなどを思い出しながら下の図をご覧ください。

sumaho

”持ち歩ける電話”からはじまった携帯電話ですが、そこからメッセージが送れるようになり、インターネット(webやEメール)ができるようになりました。折りたたみが人気になったのはこの頃(表でいうと1999年。)です。電話だけならストレートでよかったのが、画面をよく見るようになって、見やすいように画面を大きくした結果、折りたたみになりました。それから更に進化し、カラー液晶、テレビ電話、カメラ、Bluetooth、GPS、ワンセグ、おサイフケータイなどなど、本当にさまざまな機能が、どんどん搭載されていきましたよね。名前は”携帯電話”でも、これはもはや”持ち歩ける電話”ではありません。この辺が、世界のケータイ事情と異なっていき、ガラパゴスケータイと呼ばれた所以です。

 こんな機能をピンポイントで搭載した、こんな特殊なケータイもありました。皆さんはどれくらいご存知でしょう?

ピンポイントにターゲットを絞った端末
 《R691i 》
・2001年2月
・JIS保護等7相当の耐水性能を持ち、水深1mで30分間水につけても大丈夫な端末。
 《らくらくホン シンプルD880SS》
・2005年12月
・高齢者向けの音声通話のみに特化した端末。固定電話の子機のような感覚で利用できる。
 《キッズケータイ SA800i》
・2006年3月
・子供への配慮と保護をコンセプトに作られた端末。
 《N701iECO》
・2006年3月
・環境保全を志向する100%リサイクルに配慮した端末。
 《MusicPORTER X D851iWM》
・2006年4月
・衛星デジタル放送を受信でき、約700楽曲を保存できる音楽特化型端末。
 《SH-08A》
・2009年9月
・端末背面部にソーラー充電機能を搭載した端末。
 《F-02B》
・2009年11月
・背面に収納する専用チップに香水を吹きかけて香りを持ち歩ける端末。

 

 このように、ケータイにはびっくりするような機能が、それはもうたくさん付いていました。
 では、この機能、皆さんはすべて使っていました? 使わない機能もありましたよね~。私も仕事柄、常に最新端末を持っていました。でも、多くの機能は使っていなかったと思いますね。

 しかし、これだけの機能が付いていれば、ケータイは端末価格が上がり、本体は大きくなり、動作は鈍くなっていきます。それでもメーカーは機能を増やすことを進めていきました。今までのケータイは、作る側が使い方を決めていたんです。

 スマートフォンは、まったく逆です。作る側が使い方を決めるのではなく、使う側が使い方を決めるんです。
“使わない機能は入れず、使う機能だけを入れる“というのが、スマートフォンです。それが実現できた理由は、OS(オペレーティングシステム)が関係しています。OSのみを選択し、そのOSに対応した機能を自ら搭載できます。

011

 ズバリ、昔のケータイとスマートフォンの違いはOSです。※オペレーティングシステムとはコンピュータシステム全体を管理するソフトウェア。

 機能は自分自身でカスタマイズできます。それは自分にとって必要なアプリをダウンロードすることで、機能を追加することができるからです。使いたい機能だけを追加し、使わない機能を入れる必要はありません。なので、スマートフォンはアプリの数だけ使い方があるといえます。その自由度の高さが、スマートフォンの魅力なんです。

 スマートフォンの普及により、皆さんの生活がより便利になります。これこそが今後、私たちを待っているスマートライフの第一歩なのです。これについては、今後またお話ししましょう。

 では、次回も是非お楽しみに☆


株式会社ピアズ 代表取締役
桑野 隆司(くわの たかし)

ケータイ業界の池上彰。
携帯電話販売店の販売スタッフやイベントのスタッフなどへの研修講師を14年以上つとめ、現場に即した研修内容とレベルに合わせたわかりやすい説明で、これまでに10,000名以上のスタッフを接客指導してきたカリスマ講師。
9年前に携帯電話業界に特化したセールスプロモーション会社"株式会社ピアズ”を創業し、講師だけでなく、コンサルタントやプロデューサーもつとめる『ケータイのプロ』

【株式会社ピアズ】
ケータイ業界をメインとして販売促進をおこなうトータルサポートコンサルティング企業。現場に根ざした販促企画の企画/運営だけでなく、人材育成やマーケティング/戦略立案などの上流の仕事も行う。創業時より現場主義/成果コミット/顧客本位を貫き、着実に成長を続けてきた。人を尊重する理念型経営で、2012年度には日本経営品質賞経営革新奨励賞を受賞した。

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング

アプリ週間ランキング

アプリランキングをもっと見る

for Biginnersスマホ入門

スマホからスマホへ機種変更する前に読む! 各種アプリ&サービスのデータ移行・引き継ぎ方法

「Xperia A」「GALAXY S4」へ機種変更したらチェック! ケータイとの違い&スマホの使い方をマスターしよう

「Xperia A」ほか夏スマホ購入前にチェック! スマホへの機種変更&乗り換えQ&A

スマホのトラブル解決ガイド2013

スマホ定番アプリ活用術!

連載:スルッとわかる! 高速通信規格「LTE」

おサイフケータイ乗換案内!

Linkリンク