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【開発者&クリエイターに聞く「dクリエイターズ」-第1回-】

ドコモ新サービス「dクリエイターズ」の魅力とは!? ドコモ開発者インタビュー編

文●mobileASCII編集部

2013年07月05日 18時20分

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dクリエイターズ

 2013年5月からスタートした、NTTドコモの新サービス「dクリエイターズ」。これは一般のクリエイターが創作したハンドメイド作品やデジタルコンテンツなどを、出品したり購入したりできるサービスだ。今回、この新たにスタートした「dクリエイターズ」について、NTTドコモの開発者とハンドメイド作品を出展しているクリエイターにインタビュー。「dクリエイターズ」の内容や魅力について語ってもらった。

ドコモの新サービス「dクリエイターズ」の魅力は何か!? 開発者インタビュー編

▲株式会社NTTドコモ スマートライフビジネス本部 マーケットビジネス推進部 コマースサービス担当 担当課長 神谷大氏


「 dクリエイターズ」の立ち上げは、
当初の構想通りです


    編集部    :まずは「dクリエイターズ」が始まった経緯からお教え願います。

  NTTドコモ神谷大氏(以下、神谷氏) ちょうど3年前に、DeNAさんと協業で『E★エブリスタ』というUGC(編集部注)サービスを始めております。一般の方にオリジナルの小説、コミック、写真、俳句などを投稿してもらって、それを基に盛り上がっていこうというサービスです。おかげさまで順調に推移しておりまして、そこで一般の方の作った小説が人気となって出版社から書籍化されたり、映画化されたりもしています。『E★エブリスタ』はデジタルな作品だけですが、実は当初からデジタルコンテンツだけではなくて、もっといろいろと作品のジャンルを広げていきたいという考えがありました。「一般の人の創作力はすごい」と再度認識できたここもあり、次にリアルな世界の方にも進出しようというのが、そもそもの成り立ちです。ですから、「dクリエイターズ」のサービスに関しては、急に立ち上がったというよりも当初からの構想通りという感じなんです。

※UGCとは、User Generated Contents の略。プロではなく、一般の人々によって作られた、さまざまなコンテンツの総称。

 編集部 :なるほど、デジタルからリアル世界に広がったというイメージなのですね。リアルな分野へ進出するにあたって不安などはなかったのでしょうか?

  神谷氏  :我々はIT系の会社ですので、リアルな世界の分野での付き合いはほとんどなかった、というのが実情です。ただ、いろいろなハンドメイドの業界の方や団体の方にお話を聞いたところ、ハンドメイドを作っている方々、いわゆる「ハンドメイド人口」が実はすごく多いということがわかりました。しかもキルトやアクセサリーなど、さまざまなジャンルで盛り上がっていることもわかりました。有名な先生もいれば、教室に通う生徒の方、教材やハンドメイド用のキットなどを販売している企業などがあり、市場ができているのです。そして、そのようなハンドメイドのさまざまなジャンルをすべて集めたら、かなり大きな市場になるだろうと思って企画しました。日本人の嗜好が成熟し、ブランド品ではなくて逸品ものがほしいとか、誰も持っていないようなものがほしいとか、そういうニーズもあるのだろうという分析もあり、リアルな分野へ挑戦することになりました。

ドコモの新サービス「dクリエイターズ」の魅力は何か!? 開発者インタビュー編 dクリエイターズ

▲左が『E★エブリスタ』、右が「dクリエイターズ」のスマートフォンサイト。『E★エブリスタ』のリアル世界のものが「dクリエイターズ」といえる。

クリエイターには
美大の卒業生も!?

 編集部 :「dクリエイターズ」をスタートするにあたり、作品を出品するクリエイターの方をどのように募っていたのでしょうか。

 神谷氏 :いろいろな方にお声掛けしたりしましたが、たとえば美術大学を卒業された方とかはけっこう多かったです。また、その方のお知り合いを紹介してもらったりもしました。そういったクリエイティブ業界にはネットワークがあるようでして、そういう業界のキーパーソン的な方に相談し、紹介いただいたりもしました。

 編集部 :ということは、「dクリエイターズ」に参加する前には、まったくビジネスしていない方もいらっしゃるのですか?

 神谷氏 :そうです、いらっしゃいますね。売るのが目的な方ばかりはなくて、コンテストに出るために作られている方もけっこういまして、そういう方にもお声掛けしました。業界ではさまざまなコンテストが開催されていまして、そういうところで募集したりして、少しずつクリエイターの方を開拓しております。

 編集部 :それなりの数の人や作品を集めるのは大変だったと思うのですが、サービス開始時に目標としていた数字などはあったのでしょうか?

 神谷氏:一応、数として立てた目標はあったのですが、正直、そこまでは達しませんでした。ただ、当初は想定してなかったような作品がけっこう集まって、品揃えとしてはいいスタートをきれたかなと思っています。「これ何でできているの?」というような、珍しい素材を使った作品がけっこう集まったのですよね。たとえば、文房具屋さんでよく売っている、カラフルな丸いシールがあるじゃないですか。あれを使って絵を書いている人がいまして、その作品を見たときには驚きました。遠くから見ると「夜景の写真」にしか見えないのですが、よく見ると小さな丸いシールを使って描いているんですよ。このような珍しい作品もあるので、ぜひチェックしてもらいたいですね。

dクリエイターズ

▲こちらの大村雪之さんの作品が、そのシールを使った「夜景」の絵。

 編集部 :クリエイターを見るとニックネームの方が多いような印象ですが、そのあたり何か決まりはあるのでしょうか?

神谷氏:特にないです。実名でもニックネームでもどちらでもOKです。ニックネームにはその方の世界観とか含まれていたりするので、おもしろいですね。あとブランドっぽくしたいからそのようなニックネームを付けられた方とか、工房の名前や、デザイン集団の名称とか付けられている方もいるなど、本当にいろいろです。

ドコモの新サービス「dクリエイターズ」の魅力は何か!? 開発者インタビュー編 ドコモの新サービス「dクリエイターズ」の魅力は何か!? 開発者インタビュー編

▲ハンドメイド作品はもちろん、それを作るさまざまなクリエイターの存在が魅力だ。

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