総務省は2625~2650MHzの周波数割当について、UQコミュニケーションズとWireless City Planning(WCP)の2社が申請したと発表した。
今回申請を受け付けた2625~2650MHzの周波数は、もともとはモバイル端末向けの衛星放送サービスである「モバHO!」(モバイル放送)が利用していたもので(関連記事)、2009年3月のサービス終了後は空きとなっていた。
この周波数に対しては、当初はNTTドコモなども割当を希望していたが、結果としてすでに2.5GHz帯でBWAの事業を展開する2社が申請する結果となった。
2.5GHz帯は、現在はUQコミュニケーションズがこの周波数帯に隣接する2595~2625MHzでWiMAXサービス、WCPは2545~2575MHzのうち現在利用可能な2555~2575MHzでAXGP方式によるサービス(ソフトバンクモバイルが「SoftBank 4G」として提供)を展開している。
今回の申請内容について詳細は明かされていないが、昨年秋の総務省の調査によると、UQコミュニケーションズは20MHz幅でTD-LTE方式と互換性を持つWiMAX 2.1によるサービス、WCPは10MHz幅でAXGP方式によるサービスを計画しているとのこと。