Android iPhone ニュース

親は子どものオンライン活動を把握できていない~米国の青少年のオンライン活動実態に関する調査結果~マカフィー発表

文●mobileASCII編集部

2013年06月28日 15時10分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 セキュリティ・テクノロジ事業を展開するマカフィーは2013年6月28日、「2013年デジタル世界の知られざる真相:親と子のオンラインの断絶を徹底解明」と題した調査結果を発表した。

 この調査は、2013年4月3日から15日にかけて、1日最低1時間インターネットを使用している、または、自分の子どもが1時間以上使っていると言っていることを条件に、米国の10~23歳の青少年と、10~23歳の子どもを持つ親を対象にオンラインインタビューにより実施された。

 その結果、子どもたちのオンラインでの行動について、親が信じている内容と彼らの実際の行動との間には大きな隔たりがあることが明らかになった。

【子どものオンライン活動を把握できない親】
 62%の親は、子どもがオンラインで深刻なトラブルに巻き込まれる可能性があることを理解しておらず、80%の親は子どものオンラインでの行動をどうやって把握したらいいのかさえ知らない。

 39%の親は、保護者機能を使用して子どものオンラインでの行動を監視しようとしているが、コンピューターに詳しいティーンエイジャーは、親があまり詳しくないことにつけ込んで、監視の目をかいくぐってしまう。それが、監視の目が届きにくい携帯電話で子どもが望ましくない事態に巻き込まれたり、高額な利用料金を請求されたりする恐れにつながっている。

 さらに、71%の親は、子どもとオンラインでの適切な行動についてきちんと会話をしたと思っているが、そのように考えている子どもは44%にすぎない。オンラインでの安全な行動について彼らがより明確に理解し、それが実際の行動に反映されるようにもっと率直にティーンと話をする必要がある。

【トゥイーン世代の巧妙なオンライン活動】
 Facebookでプロフィールを持つことは厳密には許可されていないはずだが、トゥイーン(8~12歳のプレティーン ※本調査では10~12歳)の大多数(85%)がFacebookを使用していることを認め、こうしたトゥイーンのほぼ4人に1人は、ブラウザの履歴を消去するかプライバシーモードを使用して、自分の行動が親にわからないようにしている。

 主な調査結果は下記の通り。

■ティーンは親が思っている以上に長時間インターネットを利用
・平均して、青少年の約25%が1日に5~6時間をオンラインで過ごしているが、過半数の親は1~2時間だと思っている。

■ティーンはソーシャルサイトが安全だと考え、個人情報を投稿
・青少年の86%はソーシャルサイトが安全だと思っており、電子メールアドレス(50%)、私的な行動(31%)など、個人情報を継続的に投稿している。
・子どもが電子メールアドレスを掲載していることを知っている親はわずか17%で、個人情報を掲載していることを知っている親は12%にすぎない。

■ティーンは親がその存在すら知らない可能性のあるソーシャルメディアサイトを利用
・青少年の95%は、少なくとも1つのソーシャルメディアのアカウントを所有している。Facebookは、プレティーン、ティーン、およびヤングアダルトが利用している第1位のソーシャルメディアプラットフォームであり(約86%)、以下、Twitter(約59%)、Instagram(約46%)、Pinterest(約42%)、Tumblr(約38%)、Snapchat(約33%)とつづく。
・10~23歳の約22%は、自分の行動を親の目から隠すためにモバイルデバイスを使用していることを認めている。
・10~23歳の75%は、友人からアプリの情報を得ている。

■ソーシャルメディアサイトがいじめの温床に
・10~23歳の4人に1人以上(27%)が、ソーシャルネットワークで陰湿な行為が行われているのを見たことがあると答え、89%はFacebookで見たと述べている。トゥイーン世代の36%はTwitterで、また19%はInstagramで目にしたと述べている。
・18~23歳の58%は、これらのサイトでコメントを投稿したことがあると答え、そのうち46%は下品な言葉遣いによるものであり、26%は悪意に満ちたものだった。
・13~23歳の14%は、他人のソーシャルネットワークのアカウントや電子メールを盗み見したことがあると答えている。

■ティーンは、積極的に不適切なコンテンツを検索
・13~23歳の57%以上がインターネットを使って性的なトピックを検索しているが、そうと考えている親は13%にすぎない。
・13~23歳の48%は、 親が許可しないと思われるWebサイトやビデオを検索しているが、それに気づいている親は17%にすぎない。
・13~23歳の3人に1人以上(37%)が、Facebookに投稿された疑似的な暴力行為や、YouTubeに投稿された現実世界の暴力行為を検索している。

 13~23歳の約29%は、秘密を暴露するような写真を公開したときに不快な体験をしている。また、18~23歳のヤングアダルトの約27%が、酔っているときに写真を投稿した経験があり、将来のキャリアの機会を台無しにしかねない。ティーンは自分自身を危険な状況に置くだけでなく、オンラインでの行為の多くが不快な個人体験に結びつくことを経験している。

<調査概要>
■調査時期:2013年4月3日から15日
■調査対象者:米国の10~23歳の青少年と、10~23歳の子どもを持つ親
■対象者条件:1日最低1時間インターネットを使用している、または自分の子どもが1時間以上使っていると言っている
■調査方法:オンラインインタビュー
■インタビュー件数:青少年1,173人、親1,301人
※青少年に対するインタビューの件数は年齢と性別で均等に分けられており、親に対するインタビューの件数は、本人の性別および子どもの年齢と性別でほぼ均等に分けられている。サンプルには16%のヒスパニックおよび18%のアフリカ系アメリカ人の回答者が含まれ、地理的分布は米国国勢調査の結果に沿っている。

■関連URL
マカフィー

mobileASCII.jp TOPページへ