やっぱりド定番だったXperia UL
auの夏モデルとして登場した「Xperia UL SOL22」。今年のau夏モデルは4機種の少数精鋭で、その中でも特に注目されているのが「HTC J One」と今回紹介するXperia ULだ。auユーザーの中にはどちらにするか迷っている人もいるのではないだろうか。すでにHTC J Oneについては、覆面たちがチェックしているのでそちらを見ていただきたい(関連記事)。
残る2キャリアのスマホを見ても、クアッドコア・大容量バッテリー・ディスプレーの大型化という3点セット路線で、スマホ選びはとても悩ましい状態だ。
今回のXperia UL SOL22は、NTTドコモから登場して人気となっていたXperia Zのau版というべきものだ。ベーススペックこそほぼ同じだが外観が異なっている。まずはその外観からチェックしてこう。
背面がラウンドフォルムになった!
これは握りやすい!
ガチガチのタブレット風形状だったXperia Zと比較して、まず気になる部分は背面の形状だ。約71mm×135mm×10.5 mmと少し厚くなっているが、末端部に丸みを持たせグリップしやすくなるラウンドフォルムを採用している。肌触りもラバーっぽいもので、これも握りやすさを重視したのだろう。重量は約145g。重心は中心よりもやや下になっており、これも最近のスマホの定番パターンに沿っている。やや下になっているのは、テコの原理で重量以上に重く感じさせない狙いがあるからだ。
正面下部にはLEDが搭載されており、メールやプッシュ通知などの受信時に点灯する。フィーチャーフォン的なアプローチだが、側面のLEDがある場合は着信を見逃しやすく、使い勝手を優先しての採用と思われる。また、LEDはバッテリー残量やWALKMANで再生中の曲に合わせてカラーが変化するといった小技も用意されている。側面のインターフェイスレイアウトはXperia Zと似ているがカメラボタンが追加された。トレードマークでもあるアルミ削り出しの電源/スリープボタンは、左手でもっても右手でもってもちょうど指にくる位置にあり、5型であっても操作性をの良さを維持している点は、Xperia Zと変わりない。
スペックについては、5型ディスプレー(1080×1920ドット)、1.5GHz動作のクアッドコアCPU、メモリー2GB、内蔵ストレージ16GB、防水、おサイフケータイ、NFCなどなど、全部入り+バッテリー容量2300mAhで、最近のスマホのトレンドを踏襲している。microSDXCは最大64GBまで対応で、同機が搭載するWALKMANアプリで音楽プレイヤーとして使う場合でも十分な容量だ。
バックパネルは取り外し可能で、バッテリー交換にも対応している。ブラックボックスであったXperia Zに対して、バッテリーがへたってきたと思ったら気軽に交換できるのは、Xperia ULの強みといえる。