リポート:東京モーターショーにみるiPodユーザーの抑えどころ (1/3)

文●MacPeople編集部

2007年10月27日 00時03分

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カーナビ/カーオーディオでのiPod対応はもはや「常識」

2年に1度の自動車の祭典、「第40回東京モーターショー 2007」がいよいよ10月27日(土)より11月11日(日)まで、千葉県の幕張メッセにて一般公開される。モーターショーというとコンセプトカーや初公開の新車などのイメージが強いが、実はオーディオやタイヤ、安全装備といった自動車関連技術の展示も多い。

中でも、今回のカーオーディオ/カーナビメーカーのブースはiPod一色! 今回は、明日からショーを見に行く人のために、iPodユーザーの視点から各ブースの見どころを駆け足でお伝えしよう。


アルパイン

アルパインブース

アルパインブース

(株)アルパインは、iPodやUSBメモリー内の圧縮音源のみを音楽ソースとするデジタルメディアユニット「iDA-X001」や、iPodをタッチパネルから操作できるカーナビ「VIE-X075」などを展示。また、今回のショーで世界初公開となるニューモデル「smart for two」のX001特別仕様車も用意。自分のiPodを接続して実際に音を鳴らすことも可能だ。

iDA-X001

「iDA-X001」は、iPodに似た操作感を実現したセンタージョグダイヤル、ジャケットまで表示可能な2.2インチディスプレーを搭載している。CDやMDなどのスロットは持たない

smart for two

smartのニューモデル「smart for two」はこのモーターショーが初お披露目。「iDA-X001」が搭載されたデモカーが展示されている

VIE-X075

最新のハードディスクカーナビ「VIE-X075」。4アンテナ×4チューナーの地デジフルセグ(12セグ+ワンセグ)チューナーを備える「同B4」と、ワンセグのみ対応する「同B1」がある。WVGAのモニターを備え、iPodビデオケーブル「KCE-432IV」を接続すれば、iPod内の動画も再生可能だ

eX-10

iPodの曲名表示などに対応していない古いカーオーディオでは、現実的にはシャッフル再生しかできない。そのために、表示専用モニターと汎用接続インターフェースを設けた「eX-10」という製品が参考出品されている。シガーソケットから給電し、iPodとは専用ケーブルで接続。音声はヘッドユニットのAUX/RCA/FMトランスミッターの3種類で接続できる


イクリプス

イクリプスブース

イクリプスブース

富士通テン(株)のイクリプスブランドのカーナビは、すべてiPodに対応。オプションのiPodケーブル「IPC107」を利用することで、カーナビの画面上でiPodを操作できる。何と言っても、運転席と助手席で異なる映像を同時に表示する「デュアルディスプレイ」搭載ナビが面白い。他社のナビでは2分割することでメニューとナビなどを同時に表示しているが、これなら7インチのモニターをフルに使って、助手席からはワンセグでテレビを見ながら、運転席では常に地図を確認するといった楽しみ方が可能になる。

助手席側

「AVN887HD」は、モニター前面に片側からしか見られないよう映像を遮るバリアを設けることで、運転席と助手席で見える映像を変えることができる。助手席側から見るとテレビだが……

運転席側

運転席側から見ると常にカーナビを見られる。もちろん、運転席側からはテレビを見る機能はない。iPod再生時には、ナビが備えるイコライザーなどの機能も利用できる。手持ちのiPodを実際に接続して試せるスペースも用意されている


(次ページに続く)

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