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新Nexus 7レビュー! 7インチ高精細ディスプレイ搭載タブレット「ASUS Google Nexus 7 (2013)」の魅力に迫る!

文●mobileASCII編集部 高橋章憲

2013年09月10日 19時30分

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 1,920×1,200ピクセルの7インチディスプレイを搭載した、新しい「ASUS Google Nexus 7 (2013)」をレビュー! 2012年モデルとの比較から、使いこなし方までを紹介していく!!

Nexus 7

 


「ASUS Google Nexus 7 (2013)」って
いったいどんなタブレット?


 かつてAppleの「iPad」シリーズが席巻していた世界のタブレット市場は、2012年暮れのGoogleの「Nexus 7」、Amazonの「Kindle Fire」の登場により大きく変わった。

 それまでは、ハードウェア自身が持つ性能の魅力で勝負できていたタブレットが、GoogleやAmazonといった豊富な有料コンテンツを揃えるベンダーの参入により、コンテンツビュワーとしての性格を強めていったからだ。極端に言えば、GoogleやAmazonはタブレットの販売で利益を出すことは考えなくともOKで、たとえ原価を割ってでも格安でばらまき、コンテンツを買ってくれる顧客を囲い込んだ方が長い目で見て得という考えだろう。

 10インチクラスの大型タブレットは、まだノートPCの置き換えとして戦えているが、激戦区となる7インチクラスのタブレットでは、大胆な低価格勝負を仕掛けない限り、GoogleやAmazonのようなコンテンツベンダー製のタブレットには歯が立たない状況だ。他のAndroidタブレット勢では、ドコモの「dtab」(Huawei製)が販売面で健闘しているが、これもドコモの「dビデオ」などの有料コンテンツを契約することが条件となる低価格戦略(9月30日まで9,975円)が功を奏しているからだろう。

 ところが、今回発売になった「ASUS Google Nexus 7 (2013)」は、「高性能なのに安い」という最大の魅力が、かなりスポイルされてしまった感がある。2012年モデルは、ROM容量16GBで19,800円という衝動買いできそうな低価格がウリだったが、今回の2013年モデルはROM16GBで27,800円にまで値上がりしてしまった。一番人気が出そうなLTEモデルに至っては、ROM32GBで39,800円と、かなり強気な値付けとなっている。この価格でも前作同様にヒットする可能性はあるが、個人的にはキャンペーンなどで、もう少し安く提供してもらいたいと思ってしまう。

 以下にライバル機種の価格を掲載するので、参考にしてほしい。

代表的な7インチタブレット 価格比較

モデル名 販売/製造 価格
Nexus 7
(2013)
Google/
ASUS
16GBモデル 27,800円
32GBモデル 33,800円
32GB・LTEモデル 39,800円
Nexus 7
(2012)
Google/
ASUS
16GBモデル 19,800円
32GBモデル 24,800円
Kindle Fire HD Amazon 16GBモデル 15,800円
32GBモデル 19,800円
dtab docomo/
Huawei
8GBモデル 9,975円
AQUOS PAD
SH-08E
docomo/
SHARP
32GBモデル 82,320円
24カ月使用時の実質負担金 19,320円
iPad mini
(Wi-Fi)
Apple 16GBモデル 32,800円
32GBモデル 42,800円
64GBモデル 52,800円
iPad mini
(Wi-Fi + Cellular)
au/
Apple
16GBモデル 46,800円
(24カ月使用時の実質負担金 0円)
32GBモデル 56,640円
(24カ月使用時の実質負担金 12,000円)
64GBモデル 66,720円
(24カ月使用時の実質負担金 24,000円)
iPad mini
(Wi-Fi + Cellular)
SoftBank/
Apple
16GBモデル 46,800円
(24カ月使用時の実質負担金 0円)
32GBモデル 56,640円
(24カ月使用時の実質負担金 12,000円)
64GBモデル 66,720円
(24カ月使用時の実質負担金 24,000円)

※価格は公式直販サイトのもので、すべて税込みとなっている。

 今さらながら解説すると、「Nexus」とはGoogleの自社ブランドのデバイスのこと。スマートフォンではこれまでも台湾のHTCが作った「Nexus One」や、韓国のサムスンが作った「Nexus S」、「GALAXY Nexus」といった「Nexus」シリーズがあり、タブレットは、2012、2013モデルともに台湾のASUS(エイスース)が製造を担当している。ASUSは、自作PCファンなら知らない者はいないほどの総合エレクトロニクスメーカー。製造技術には信頼が置ける。

 前作と比べ値上がりはしたものの、もちろん、「Nexus 7 (2013)」は、ディスプレイ解像度が上がったり、CPUが変更されたり、さらにサイズがコンパクトになったりと、総合的なスペックは向上している。新旧「Nexus 7」のスペック比較は、下の表を参照してみてほしい。

新旧 Nexus 7スペック比較

  Nexus 7 (2013) Nexus 7 (2012)
ディスプレイ 7インチ 
WUXGA IPS 
(1,920×1,200ドット)
323ppi
7インチ
WXGA IPS
(1,280×800ドット)
216ppi
OS Android 4.3
JellyBean
Android 4.3
JellyBean
プロセッサ Qualcomm®
Snapdragon™
S4 Pro 8064
クアッドコア
1.5 GHz
NVIDIA Tegra 3
クアッドコア
1.3GHz
RAM DDR3LM 2GB DDR3L 1GB
ROM eMMC:
16GB/32GB(Wi-Fi)
32GB(LTE)
eMMC:
8GB/16GB/32GB
(Wi-Fi)
32GB(3G)
メイン
カメラ
500万画素
CMOSセンサー 
-
イン
カメラ
120万画素
CMOSセンサー
120万画素
CMOSセンサー
バッテリー
容量
3,950mAh 4,325mAh
無線機能 無線LAN
802.11a/b/g/n
Bluetooth V4.0, NFC
無線LAN
802.11b/g/n
Bluetooth V3.0+EDR
オーディオ
機能
ステレオスピーカー内蔵
デジタルマイク内蔵
モノラルスピーカー内蔵
デジタルマイク内蔵
搭載
センサー
GPS
(GPS+GLONASS)
電子コンパス、
加速度センサ、
ジャイロスコープ、
光センサ、
磁気センサ、
NFC
GPS、
電子コンパス、
加速度センサ、
ジャイロスコープ、
光センサ、
磁気センサ、
NFC
防水/防塵 -/- -/-
ワイヤレス
充電
○(Qi)
外部メモリ × ×
カラー ブラック ブラウン
サイズ/
重量
114 ×200 ×8.6
mm
(WxDxH)
 

WiFi: 290 g/
LTE: 299 g
198.5 x 120 x 10.45
mm
(WxDxH)

WiFi: 340 g/
3G: 347 g

※主に違っている部分を赤字で表記。

Nexus 7 Nexus 7

▲左写真の左側が2012年モデル、右側が今回発売になった2013年モデル。多少上下に長くなっているが、横の額縁はかなり狭くなっているのがわかる。右写真は、少々わかりづらいかもしれないが、上が2012年モデル、下が2013年モデル。新しい「Nexus 7 (2013)」は、相当ボディが薄くなっている。


7インチタブレット「Nexus 7 (2013)」のサイズ感

 さて、ここからは実機を見ていこう。
 
 編集部のバイトちゃん(小柄)に抱えてもらったのが下の写真。7インチディスプレイの
「Nexus 7 (2013)」のサイズ感がだいたいつかめるだろうか? これくらいコンパクトなサイズだと、さほど目立つことはないので、人目が気になるシャイな人でも電車の中などで安心して使えるだろう。

Nexus 7

「Nexus 7 (2013)」は、女の子でも普段使いできそうなサイズ

電源キーとボリュームキー、
  カメラレンズはボディ右側に集約

 元々、片手での操作を前提としないタブレットだが、物理操作キーはまとまって配置されている方が使いやすいのは言うまでもない。「Nexus 7 (2013)」では、電源キーとボリュームキーが並んでボディ右サイド上部に配置されている。左手で支えて、右手でタッチパネル操作をする場合、左の人差し指で自然にスリープの解除ができるのは、なかなか便利だ。
 カメラのレンズは、電源キーのすぐ側の、かなりコーナーギリギリの所に配置されている。撮影時に指でレンズを覆ってしまわないよう注意したい。

Nexus 7

▲メインカメラで撮影したデータのexifを確認しても、レンズの絞りやシャッタースピードなどのデータは出てこなかった。カメラメーカーは「QCAM-AA」と表示された。

イヤホンジャックはボディ上部、USB端子は下部に配置
  ボディ上下にはステレオスピーカーを搭載

 防水/防塵機能のない「Nexus 7 (2013)」は、イヤホンジャックやUSB端子がキャップなどがないむき出し状態で装備されている。無接触充電「Qi」(チー)機能はあるが、やはりUSBケーブルを使う機会は多いので、着脱がしやすいキャップなしは使い勝手がいい。
 スピーカーはボディの上下にデュアルで装備されており、ステレオ再生が可能となっている。音質は2012年モデルとは比べものにならないほど向上しているので、動画を視聴する際には非常に快適だ。

Nexus 7
Nexus 7

▲リアカバーは外せないため、スピーカーがどのように配置されているかはわからないが、ボディ下部のスピーカーはUSB端子をまたいで分割されているので、スピーカーが上下に2個ずつ付いた4スピーカー構成となっているかもしれない

指紋が付きづらいマットな背面カバー

 背面カバーは、2012年モデルのようなディンプル加工とはなっておらず、シンプルなマット塗装仕上げに変更された。塗装面はサラサラとした手触りで、指紋はほとんど付かない。「nexus」のロゴ部分には、別の素材の硬質プラスチックがはめ込まれるという凝った作りとなっている。

Nexus 7

▲「nexus」のロゴが大きすぎる感もあるが、イヤミな感じはしない

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