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LGエレクトロニクス・ジャパン 次期フラッグシップスマホ「LG G2」を日本のプレス向けに発表

文●mobileASCII編集部 高橋章憲

2013年09月12日 22時00分

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LG G2

操作部を背面に集約したデザインとなった
LGのフラッグシップ「LG G2」はどんなスマホ?


 LGエレクトロニクスは9月12日、東京本社にてプレス向け説明会を行い、LGの時期フラッグシップ機種となる「LG G2」を発表した。今回はグローバルでの発表だが、2013年冬に日本での発売が予定があるとしている。

 ここでは「LG G2」の主な特徴を、いち早くチェックしていこう。

 まずは、グローバル版の「LG G2」の概要を紹介していく。
 LGエレクトロニクスは、これまでスマートフォンに「Optimus」というブランドネームをつけていたが、今後のフラッグシップ機からはブランドネームを冠さないと発表。これからはメーカー名+型番というパターンでのモデル名とする予定だ。

 その第一弾となる「LG G2」は、5.2インチのフルHDディスプレイを備えたスマートフォン。ディスプレイには高視野角が特長のLG製IPS液晶を採用し、CPUは最新のQualcomm社製Snapdragon 800(2.26GHz クアッドコア)を搭載。3,000mAhの大容量バッテリー(リチウム・ポリマー)を内蔵するハイスペックなハードウェア構成となっている。

 カメラは、LG独自の2軸光学式手ぶれ補正機能「OIS」(Optical Image Stabilizer)機能を備えたCMOSイメージセンサーを採用。約1,300万画素の解像度を持ち、「GALAXY S4」のような前後のカメラで同時に撮影できる「デュアルカメラ」機能も搭載している。

 今回発表された「LG G2」はグローバルモデルのため、防水・防塵には非対応で、赤外線通信やおサイフケータイ、ワンセグなどの日本向けの仕様はいっさいなかったが、日本のキャリアから登場する際には、防水・防塵はともかく、おサイフケータイなどの搭載は期待したいところだ

「LG G2」は音楽再生機能にも力を入れており、ハイレゾ音源となる24bit・192KHzのファイルや、FLAC(Free Lossless Audio Codec)形式のファイルの再生にも対応している。

 ボディデザインは、5.2インチという大型ディスプレイを搭載しているにもかかわらず、横幅が70.9mmと非常にコンパクト。「電源キーやボリュームキーを背面のカメラ部に集約させ、ボディサイドにメカニカルな部品を配置しなくて済むようにすることで超狭額縁を追求できた」(LG広報)という。デザイン上でも背面の操作部は特徴的で、片手で持った時に自然と人差し指が操作部に触れるため、スリープ解除やボリューム調節がとてもしやすくなっている。

 以下、「LG G2」の特徴を写真を交えながら解説していこう。なお、日本語の表示はローカライズされたものではなく、日本語ロケールの変更で実現しているものなので、日本発売時の表示とは違うことをお断りしておく。

背面に集約された電源キーとボリュームキー

LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表

「LG G2」のデザイン上のアイデンティティともいえるのが背面カメラ部に集められた操作キー。右手でも左手でも、持った時に自然と人差し指が届くので操作がしやすい。


視野角の広さが自慢のIPS液晶を採用

LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表

▲ディスプレイにはLG自社製の5.2インチIPS液晶を採用。IPS液晶は視野角が広く、角度による色彩やコントラストの変化が少ないのが特長だ。


ボディ底部にはステレオスピーカーを装備

LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表

▲音楽再生にこだわる「LG G2」は、ボディ底部にステレオスピーカーを装備。端末をテーブルなどに置いても、スピーカー開口部を遮るものがないためクリアな音質で楽しめる。


カメラには2軸光学式手ぶれ補正機能を搭載

LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表

▲光学式手ぶれ補正は、シャープの「AQUOS PHONE」にも採用されているが、「LG G2」に搭載されている「OIS」(Optical Image Stabilizer)機能は、X軸、Y軸の2方向の手ぶれが補正できる2軸式となっている

LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表

▲最高解像度は13M(1,300万画素)。8倍のデジタルズーム、9カ所同時に測距するマルチポイントAF機能を備え、動画撮影時にはフルHDで60fsで記録することができる。

LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表

▲設定メニュー画面は非常にわかりやすく、1枚の画面ですべてを閲覧することが可能

LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表

▲シーン設定選択画面も効果のサンプルが表示され、どれを選んだら狙った雰囲気の写真が撮影できるのかがわかりやすい


他人に「G2」を触らせるときには
「ゲストスクリーン」を設定できる。

LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表

▲「ゲストスクリーン」は、PCにある「マルチユーザーモード」に似た機能で、ユーザーのデータやアプリと切り離して、ゲスト用のホーム画面が設定できる機能。子供や友人に端末を触らせるときなどに「ゲストスクリーン」を設定しておけば、大事なデータやアプリを隠したまま、許可したアプリやデータだけを操作させるということができる。


「Qスライドアプリ」は、通知バーから呼び出せる

LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表

▲「Qスライドアプリ」は、起動中のアプリの上に重ねてほかのアプリを表示できる機能。重ねられるアプリは動画ビューワー、ウェブブラウザー、電話、メッセージ、カレンダーの5つ。地図アプリの上に動画ビューワーを重ねて動画を再生したり、メモ帳の上にカレンダーを重ねるなどの使い方が可能。さらに重ねたアプリの透明度を変えて下のアプリを透過させることもできる。


ホームスクリーンの雰囲気をガラリと変更できる

LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表
LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表

▲ホームスクリーンの設定で「テーマ」を変更することによって、ホーム画面の雰囲気をガラリと変えることができる。


フォントを自分好みに変えることも可能

LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表
LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表
LG グローバルモデル「LG G2」を日本のプレスに発表

▲フォントを変更できるスマートフォンは少なくないが、「LG G2」の場合、女性が好みそうなファニーな雰囲気のフォントが多く用意されているのが特徴。自分好みの書体を使ってみたい。


「LG G2」の魅力は
落ち着いたシンプルさにあり


「LG G2」は、CPUに最新のSnapdragon 800を搭載し、3,000mAhの大容量バッテリーを内蔵するなど、2013年下半期にリリースするスマートフォンとして過不足のないスペックを誇り、LGのフラッグシップ機として恥ずかしくない内容となっている。

 ブランド名から「Optimus」が外れて、LGのフラッグシップ機としての位置付けがはっきりとしたことは評価したいのだが、
「LG G2」自体の“味付け”は若干薄めで、このまま日本に導入して人気を博すかといえば疑問符が付いてしまうところ。2軸光学式手ブレ補正機能を搭載したカメラ周りや、ハイレゾ音源が聴ける音楽再生機能は独創的だが、それらの魅力やすごさを訴求点とするのは難しいと思われる。

 グローバル版としての本機は「シンプルだけど、高性能」という玄人好みな線を狙ったのかもしれないが、日本向けにカスタマイズする際には、どれだけ日本人好みの“味付け”を加えられるかに注目したい。

「LG G2」の主なスペック

・OS:Android 4.2.2 JellyBean
・CPU:Qualcomm Snapdragon 800 MSM8974 2.26GHz クアッドコア
・ディスプレイ:5.2インチ フルHD(1,920 x 1,080) IPS液晶
・バッテリー容量:3,000mAh(取り外し不可)
・メモリ:RAM 2GB/ROM 32GB (microSDスロット無し)
・カメラ:1,300万画素 裏面CMOS
・サイズ:138.5mm×70.9mm×8.9mm
・カラー:Black、White

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