これまでは、HTCとのコンビで国内向けのカスタマイズモデルをリリースしていたau。今回はLGエレクトロニクスとの共同開発で国内専用モデルを発表した。モデル名も「isai」と異彩を放った名称を採用している。

　狭額縁が特徴の5.2型IPS液晶（フルHD）と2.3GHz動作のSnapdragon 800（クアッドコア）を搭載している点では、LGのグローバルでのフラグシップ機「LG G2」（関連記事）と共通だが、デザインや機能自体は完全にオリジナル（たとえばLG G2の特徴である背面スイッチはない）。

　湧き水や水面をイメージしているというデザインは両社が昨年末から取り組んできたとのことで、幅広い層に受け入れやすい丸みを帯びたデザインに加えて、9.1mmの薄型を強調するメタルフレームが特徴的だ。カラバリも水のイメージのアクアやブルーに加えて、ホワイト、ブラックの計4色が加えられている。

国内専用モデルとして登場したLG製フラグシップスマホ「isai」。UIも独自のモノを採用している

側面のメタルフレームが美しい

4色のカラバリが用意されている

　ホームUIにも独自の「isaiスクリーン」を採用。「今を見る」をテーマにニュースやSNS、動画などを上下にフリックして、次々とチェックできる独自のウィジェットが搭載されている。

　国内向けカスタマイズモデルらしく、防水に加えて（防塵は非対応）、おサイフケータイ／ワンセグ／赤外線通信の各機能に対応。ただ、ユーザーによるバッテリー交換には対応しておらず、容量は2500mAhとやや少なめ。

　ネットワークのスペックについては基本的に他モデルと同様。800MHz／1.5GHz／2.1GHzの三波のLTEが利用でき、LTEカテゴリー4対応により、通信速度は下り最大150Mbps。11月下旬以降の発売を予定している。

発売は11月下旬以降の予定