iPhone 特集・連載

【iPhone 5s/5c 徹底比較 実機レビュー!-第3回-】

「iPhone 5s」「iPhone 5c」レビュー! どちらが高性能でお得!? ぶっちゃけどっちを買えばいい!?

文●外村克也(タトラエディット)

2013年10月18日 18時55分

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

さまざまな視点から
iPhone 5sと5cを比較してみた!


 発売から半月ほど経過したものの、未だ品薄感のある5sと、比較的在庫豊富な5c。両方の端末をじっくりと見比べてみると、意外な違いがわかってきた。それを踏まえた上で、ぶっちゃけ、どちらを買うほうがお得なのかを考えてみたい。

価格差はドコモのほうが少ない

  16GB 32GB 64GB
docomo au

SoftBank
docomo au

SoftBank
docomo au

SoftBank
iPhone 5s ¥70,560 ¥68,040 ¥80,640 ¥78,120 ¥90,720 ¥88,200
iPhone 5c ¥60,480 ¥52,920 ¥70,560 ¥63,000 - -
5sと5c

差額
¥10,080 ¥15,120 ¥10,080 ¥15,120 - -

 まずは、5sと5cでどれくらいの価格差があるのかを、一括での販売価格を元にくらべてみた。容量が異なれど、価格差は同じ。ただ、ドコモは他社とは価格設定が異なるものの、5sと5cでは1万80円差と少なめ。対するau&ソフトバンクでは、16GB、32GBモデルともに1万5120円の差があるため、選択が悩ましい。機能を絞って安く上げるといった単純な問題ではないだけに、購入を迷っている方もいるのではないだろうか。

高級感タップリの5sと可愛らしさ抜群の5c

 5sは、5とほとんど同じ外観ながら、わずかにカラーリングを変えているのは、前回のレビューからもわかる通り。対する5cについては、新たにポリカーボネートのバックパネルへと、デザインの方向性を大きく変えている。3GSなどで利用されていたポリカーボネートと同等の素材が用いられており、美しくコーティングされていて肌触りもいい。ボタンやスイッチなどを除き1つのパーツで構成されているので、見た目上の無駄がない。デザイナーの知り合いからも、おおむね高評価で、むしろ5cを選ぶという人も多かった。それほどデザイン上の完成度が高い。

iphone5sc iphone5sc

▲左がiPhone 5cで、右がiPhone 5s。前面の見た目はあまり変わらないが、裏返すと、ポリカーボネートとアルミフレームの質感の違いがハッキリとわかる。

 5cのポリカーボネート製の外装は、以前3GSや3Gを持っていたユーザーにとっては馴染みのある手触りだ。コーティング処理についてもほぼ同じで、持った感じ、とてもなめらかに仕上がっている。発売日に購入後、もう2週間以上利用しているが、目立った傷もない。3GSの時はアップルマークに銀色の処理が施されていて、ここに傷が入りやすかった。5cでは黒く塗られいるのが残念だが、傷が入っても目立ちにくいだろう。

iphone5sc

▲左は5c、右は3GSのバックパネル。いずれも同様のコーティングがされているため、質感はかなり近い。

5cはボタンの形状が変更されていて
 押しやすくなっている

 外装面で大きく異るのは、ボタンの形状。5sは5を踏襲しており、スリープ/スリープ解除ボタンや音量ボタンに金属製のパーツが使われている。ポリカーボネート製の5cでは、ボタンも樹脂製のものが使われている。ボリュームボタンの形状も変わっており、加工のしやすさや強度の問題からか、5cでは5で採用されていた丸型から、横長の形状に変わった。大きさから、スリープ解除ボタンと同じものが使われていると、安易に想像できる。ボタンが大きくなった分、ボリュームコントロールがしやすくなっている。また、iPhoneではカメラアプリを起動時、ボリュームの「−」を押すことでシャッターを切ることができるが、この操作がしやすくなったのはうれしいポイントだ。

iphone5sc iphone5sc

▲左は5s。丸いアルミ製のボタンが特徴。加工の精度が高く、金属製の外装にありがちなパーツ同士のすき間がほとんどない。右は5c。ボタンの形状が横長のタイプに変更されているのは、強度面や加工の工程を考慮したものと思われる。

外観上からわかるマイクの違い

 その他、Ligthtningコネクタやイヤフォンジャックなどの位置は5cも5sも変わらない。が、マイクの位置がそれぞれの機種で異なっている。5sではLightningコネクタのすぐ横に、8つのマイク穴が開けられている。5cではイヤフォンジャックの真横に、マイク穴が1つ設けられているのみ。実際、iFixitなどの分解写真などを見るに、マイクデバイスそのものの大きさも、5sのほうが大きい。集音能力や音質にも違いがあり、同じボリューム、同じスピーカーから発する音声を録音して試したところ、5sは比較的バランスのよいクリアな音で録れたのに対し、5cでは音量が少なく、高音域がだいぶ抑えられこもった音だった。

iphone5sc iphone5sc

▲左が5s、右が5c。端子の位置はほぼ同じだが、マイク穴の形状がかなり異なっている。

 同一の音源を「ボイスメモ」アプリで録り比べてみた。左が5s、右が5cだ。録音する位置やソース、音量などを揃えたうえで比べてみると、波形上にもその違いがはっきりと現れている。5sのほうがレンジが広く、音量の大小をしっかりと再現している。一方、5cは最低限の音質といったところ。静かな会議室での議事録用といった用途ならいずれも問題なさそうだが、楽器の練習や、騒がしい場所での記録は5sのほうが有利だ。

iphone5sc iphone5sc

▲5s(左)と5c(右)をスピーカーと同じ距離に置き、同時に録音して測定。波形の形状の違いから音質が異なるのがわかる。

次ページ>>5sと5cの違いを
さらにマニアックにチェック!

<< PREV 1 2 NEXT >>

mobileASCII.jp TOPページへ