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【2013年冬スマホ】ドコモ「ARROWS NX F-01F」レビュー! バッテリー持ちがよく高速LTE対応で快適!

文●島 徹

2013年11月13日 19時45分

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【2013年冬スマホ】「ARROWS NX F-01F」レビュー!

デザインも一新した
”3日間”使える
ハイスペック端末!


 富士通の“ARROWS”最新モデル「ARROWS NX F-01F」は、従来の多機能さに加えて冬モデル最大の“3,400mAhバッテリー”と省電力な“WhiteMagic液晶”を搭載した、3日間使えるハイエンドなスタミナモデルだ。ドコモがこの秋から東名阪の都心部で開始した、“下り最大150MbpsのXi(LTE)”データ通信にも対応する。デザインも従来モデルと比べ、男女問わず持ちやすい形状とカラーに一新され、ヘビーユーザーからスマホ初心者まで多くの人が購入しやすくなったと感じる。ここでは、そんな「ARROWS NX」の使い勝手について見ていく。

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▲指紋認証センサーなどを特徴を引き継ぎつつも、まるみを帯びたデザインや大容量バッテリー搭載で見た目や性能のイメージを一新した。

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▲カラーはホワイト、ブルーブラック、マゼンタの3色。本体カラーと同じ色の指紋センサーを採用している。

「ARROWS」伝統の多機能はそのままに、
3日保つ大容量3,400mAhバッテリーを搭載

 スペックはほかのハイエンド端末と同じく、5インチのフルHD(1080×1920ドット)液晶と、最新CPU「Snapdragon 800 MSM8974(2.2GHz クアッドコア)」の両方を搭載。夏モデルと比べ、特にGPU性能が向上している。

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▲夏モデルの「Snapdragon 600」搭載端末「GALAXY S4」と比べ、GPUの3D描画性能が向上している。同じ冬モデルの「GALAXY Note 3」と比べると、CPUの最大クロック数の高さやRAM容量がやや異なるぶん、やや劣る。

  ARROWS NX
F-01F
ARROWS NX
F-06E
ディス
プレイ
5インチ FHD
WhiteMagic
(1,920×1,080ドット)
5.2インチ
FHD TFT
(1,920×1,080ドット)
OS Android 4.2 Android 4.2
CPU Qualcomm
Snapdragon
800 MSM8974
(2.2GHz クアッドコア)
Qualcomm
Snapdragon
600 APQ8064T
(1.7GHz クアッドコア)
RAM 2GB 2GB
ROM 32GB 64GB
メイン
カメラ
1310万画素
裏面照射型
CMOSセンサー
(Exmor RS for mobile)
1630万画素
裏面照射型
CMOSセンサー
(Exmor R for mobile)
イン
カメラ
130万画素
裏面照射型
CMOSセンサー
130万画素
裏面照射型
CMOSセンサー
ワンセグ/
フルセグ

(外付けアンテナ必要)
その他 赤外線通信、
おサイフケータイ/NFC、
防水、指紋センサー、
FMトランスミッタ、
DLNA(DTCP-IP)
赤外線通信、
おサイフケータイ/NFC、
防水、指紋センサー、
FMトランスミッタ、
DLNA(DTCP-IP)
Xi(LTE)
通信速度
最大150Mbps
(800MHz、1.5GHz、
1.7GHz、2GHz)
最大100Mbps
(800MHz、
1.5GHz、2GHz)
バッテリー 3400mAh 3020mAh
サイズ(mm) 約W72×H144×D9.1 約W70×H130×D9.9
重量(g) 約145 約163

 

 夏モデルとの大きな違いは、冬モデル最大となる3,400mAhの大容量バッテリーと、RGBに加えてWの画素を加えることで省電力を実現した“WhiteMagic”液晶を搭載し、スペックよりも電池持ちの良さを重点的に強化した点だ。カタログでも“3日持つ”といった表現で、長時間利用できることを押し出している。

 実際に「ARROWS NX F-01F」を持って12時間ほど外出し、その間に「Chrome」ブラウザーと「Twitter」アプリ、バッテリー消費の大きいゲームアプリ「パズル&ドラゴンズ」をそれぞれ1時間ずつ、合計3時間操作してみた。結果、バッテリー残量は56%と良好な結果が出た。カタログの1日80分の操作で“3日持つ”という表現も納得できる結果だ。ここ最近発売された2,500mAh前後のバッテリーを搭載した端末の場合は、同条件で40%前後しか残らない感じなので、バッテリー持ちを重視する人にとっては注目すべき端末といえる。このバッテリー持ちなら、多くの人はスマホといっしょに別途、外付けのモバイルバッテリーを持ち歩く必要はないだろう。

受信時最大150MbpsのXi(LTE)データ通信対応!
原宿駅では下り平均62.5Mbpsを記録!

 ドコモ冬モデル共通の新機能として、東名阪の都市部で開始された1.7GHz帯Xi(LTE)による下り最大150Mbpsの高速通信サービスに対応したのも注目点。すでに大阪や神戸、名古屋の一部都市で利用できるほか、東京では12月末までに山手線全駅をカバー。2014年4月には東名阪の多くの市街地で利用可能になる予定だ。

 これまで東名阪の都市部では2GHz帯の最大75Mbpsまたは37.5Mbpsの基地局しか利用できず、混雑時は10Mbpsを切る速度でしかつながらないこともあった。だが、1.7GHz帯の150Mbps対応基地局も利用できるとなれば、混雑する都心部でも、より高速につながることが期待できる。

■主なドコモ「ARROWS」スマホの、Xi(LTE)サービス対応表

  2013冬モデル
ARROWS NX
F-01F
最大150Mbps
2013夏モデル
ARROWS NX
F-06E
最大100Mbps
2012冬モデル
ARROWS V
F-04E
最大100Mbps
2GHz帯
最大75/37.5Mbps
全国市街地
1.7GHz帯
最大150Mbps
東名阪都市部
× ×
1.5GHz帯
最大112.5Mbps
地方都市部
800MHz帯
最大75/37.5Mbps
全国郊外
×

▲東名阪都市部で1.7GHz帯の150Mbpsの基地局を利用できるのは、2013冬モデル以降の端末のみ。従来モデルは混雑している2GHz帯の最大75Mbpsまたは37.5Mbpsの基地局にしか繋がらない。地方の都市部については、2012冬モデル以降の端末なら1.5GHz帯の最大112.5Mbpsの基地局にも接続できる。

 すでに1.7GHz帯の150Mbpsサービスを開始している原宿駅前で通信速度を3回計測したところ、「ARROWS NX F-01F」では下り平均62.5Mbpsだったのに対し、1.7GHz帯に対応していない従来モデルの「GALAXY S III α SC-03E」では、下り平均17.6Mbpsと大きい差が出た。今後、ドコモの冬モデルの利用者が増えると「ARROWS NX F-01F」の平均通信速度もいくらか落ちるとは思われるが、従来のXi(LTE)対応スマートフォンと比べ東名阪の都市部で速度が出やすいのは、間違いないだろう。

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▲原宿駅前で通信速度を「RBB TODAY SPEED TEST」で計測。計測結果の最大速度は70.42Mbpsと、従来のXiスマートフォンの最大20.61Mbpsと比べ倍以上の速度で通信できた。

 ちなみに、Wi-Fiにもいくつか改良が加えられている。ホットスポットサービス「docomo Wi-Fi」はSIM認証に対応し、店頭で契約さえしていれば端末側でなんの設定をしなくても街中に点在するドコモのホットスポットに繋がる。実際に街中で試したところ、電波状況が良好なときだけ繋がるうえ、接続、切断ともに高速。電波の弱いホットスポットに繋がってしまい、結局通信できないといった状況はほぼ無かった。また、Wi-Fiの高速通信規格IEEE802.11acにも対応しており、自宅の対応ルーターと433Mbpsで接続できた。

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