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「ドコモメール」になって、何が変わったのか!?ドコモ開発者に聞く、進化したポイント

文●mobileASCII編集部

2013年11月15日 21時00分

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ドコモの新しいスマートフォン向けのメールサービス「ドコモメール」。これは、これまでのスマートフォン向けサービス「spモードメール」の操作性を改良し、さらにクラウドに対応したというもの。2013年10月24日から提供を開始した、この新しいメールアプリについて、NTTドコモの開発者に聞いた。


「ドコモメール」となり
進化したポイントを
チェック!



株式会社NTTドコモ
スマートライフビジネス本部
スマートライフ推進部
コミュニケーションサービス担当部長

太口 努氏


株式会社NTTドコモ
スマートライフビジネス本部
スマートライフ推進部
コミュニケーションサービス担当課長

山口朋郎氏

 

「クラウド化」と「操作性・機能性の向上」

――まずは、改めて「ドコモメール」の特徴について、お教え願います。

NTTドコモ 太口氏(以下、太口):今回、提供するまでにかなり時間がかかってしまいましたが、ようやく「ドコモメール」の提供を開始させていただきました。主な特徴としましては、「クラウド化」と「操作性・機能向上」の2つを訴求させていただいております。

――なるほど。まずはクラウド化についてお教え願います。

太口:今までの「spモードメール」では、お客さまがメールを端末のみで管理している形になっておりましたが、「ドコモメール」では端末と合わせてドコモのメールサーバー(クラウド)でメールデータのマスターを管理する形となります。これにより、お客さまはスマ-トフォン(端末)やパソコンなど複数のデバイスを使った「マルチデバイス」でメールの送受信が可能になります。機種変更する場合は、メールのデータを移行する必要がなくなるほか、万が一、端末を失くされたときでもメールのデータがサーバーに残っているので便利です。

NTTドコモ 山口氏(以下、山口):ドコモのクラウドメールは、iモード、spモード、ドコモメールと形式は変わっても、メールアドレスを変更することなく「@docomo.ne.jp」のままメールサービスを利用することができ、このような形でメールサービスを利用することができるのはドコモだけでして、他社にない1つの特徴だと思います。

「ドコモメール」開発者インタビュー  「ドコモメール」開発者インタビュー 

▲「ドコモメール」(右)、と「spモードメール」(左)のアイコンを比較してみた。「sp」の文字の有無くらいで、基本、アイコン自体にそれほど変わりはない。

――機種変更でデータの移行が必要ないというのは魅力ですね。「操作性・機能向上」についてもお教え願います。

太口:お客さまが普段目にするアプリケーションのUIの部分を大きく刷新させていただきました。今までの「spモードメール」のUIは、早急にスマートフォン対応を迫られており、フィーチャーフォンのお客さまをある程度想定をして開発をしてきました。spモードメールは、フィーチャーフォンのメール構造を踏襲するような構造となっており、スマートフォンでは使いにくいところもありました。そこで、今回の「ドコモメール」ではスマートフォンでうまく活用できるような画面構成を考え、スマートフォンの操作性を活かすものにさせていただいております。例えばメールの受信データを見る場合、これまでの「spモードメール」ですといくつかの手順を踏まないと受信メールまでたどり着けなかったのですが、「ドコモメール」では、できるだけ手順を少なくなるよう階層が深くならないようにしました。デコメに関しても同様です。「spモードメール」ではメニュー形式でデコメを選んで使っていただいておりましたが、「ドコモメール」では、もう少し直感的に選べるようにしています。

――開発で、大変だった部分はどのあたりでしょうか?

太口:やはり、操作性の部分ですね。「spモードメール」ではお客さまの端末の利用環境やメモリの状況によって、操作性や反応が鈍くなる場合がありました。そういう点でご迷惑をおかけしたことがありましたので、「ドコモメール」ではとにかくお客さまにスムーズにお使いいただけることを念頭に開発させていただきました。実は、サービス提供の時期が当初よりも遅れてしまったのも、その部分の開発に時間がかかったのが理由です。開発途中でクオリティをチェックした際、このままではお客さまに満足いただける品質でないと判断して開発を延期すことになりました。それによってお客さまに多大なご迷惑をおかけしてしまったのは本当に申し訳ないと思っているのですが、この半年間で操作性、機能向上についてがんばって開発させていただいた結果、いいものができました。今後も、お客さまの声をいただきながら、さらにいいものを開発できるようにがんばっていきたいですね。

「ドコモメール」開発者インタビュー  「ドコモメール」開発者インタビュー  「ドコモメール」開発者インタビュー 

▲「spモードメール」では「受信メール」→「受信BOX」→メールというたどりだった(写真左)が、「ドコモメール」では、アイコンをクリックすると、すぐに受信BOXへアクセス可能となった(写真中央)。一発で「受信BOX」が開く設定にすることも可能(写真右)。

「ドコモメール」開発者インタビュー  「ドコモメール」開発者インタビュー 

▲「spモードメール」では、「送信」ボタンは画面下のメニューバーから表示させる形式だった(写真左)が、「ドコモメール」では上部のバーにボタンが設定されてわかりやすくなった(写真右)。

――実際に「ドコモメール」にアップデートしたユーザーの評判もいいようです。

太口:操作性については、おかげさまで好評です。相対的に「spモードアプリ」と比べて、というところもあるのかもしれないですが、反応速度が速くなり、スムーズに画面が移動するようになったというお声をいただいています。

山口:「spモードメール」に比べて反応が早くなった部分もそうですが、先ほど説明させていただいた受信メールまでの手順が短く簡単になり、より直感的となった部分は評価していただいているようです。

「ドコモメール」開発者インタビュー  「ドコモメール」開発者インタビュー 

▲「ドコモメール」は、メール作成時の画面がわかりやすくなり、デコメの使い勝手も向上した。

「クラウド」と「ローカル」を設置

――現状「ドコモメール」には「クラウド」と「ローカル」の2つのパートに分かれて表示されていると思うのですが、これは1つに統合することは難しいのでしょうか?

山口:ドコモのお客さまは機種変更時にメールデータを移行されることを望まれることが多く、メールアプリケーションの性能(パフォーマンス)や「クラウド」でのメールデータ管理を考慮して、今回このような「クラウド」と「ローカル」に分けました。

太口:「ローカル」というのは端末のほうでメールデータを管理することですが、「spモードメール」でやり取りをしていた必要なデータを管理することを配慮した仕掛けになっています。「ローカル」はなくてもいいという意見もあるのですが、必要なメールデータをすぐに利用(閲覧・返信)したいというお客さまもおられますので、「ローカル」という機能を残しております。今後はすべて「クラウド」で管理できるようになればと考えておりますが、現状は別々となっております。

「ドコモメール」開発者インタビュー  「ドコモメール」開発者インタビュー 

▲現状「ドコモメール」は「クラウド」(写真左)と「ローカル」(写真右)に分かれており、「spモードメール」でやりとりしていたデータは端末で管理する。

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