特集・連載

8インチ「Windows 8.1タブレット」を徹底解析! “買い”の理由と、「iPad」や「Android」との違いを比較

文●島 徹

2013年11月27日 20時10分

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この冬、8インチサイズの
「Windows 8.1タブレット」が
本格的に参入


 国内のタブレット市場では、Android搭載の「Nexus 7」やiOS搭載の「iPad mini Retinaディスプレイモデル」など、7~8インチの小型モデルが人気を集めている。そして、この11月末からは7~8インチタブレット市場に“Windows 8.1タブレット”も本格的に参入する。

 すでに4社から製品が発表されたほか、一部の製品はすでに発売が開始されている。4万円台という価格設定ながらも「Microsoft Office 2013」をプリインストールするほか、一部ではPC用ゲーム「艦隊これくしょん~艦これ~」が外出先でも快適に遊べるといった点でも話題になっているアイテムだ。

win8

▲7~8インチのAndroidやiPadと同クラスのサイズと重量に、PCと同じ機能を搭載したWindows 8.1タブレット。この年末に複数の端末が発売される。「Microsoft Office 2013」搭載で4万円台と、既存タブレットを意識した価格設定となっている。

win8

▲スマートフォンとサイズ比較。すでに発売されている7~8インチの「Android」タブレットや「iPad mini」などと、サイズに関してはそん色ない。

Atom「Z3740D」の性能は
「Core i3」レベル!?

 では、この冬発売されるWindows 8.1搭載8インチタブレットの、主な仕様について見ていこう。

 8インチ「Windowsタブレット」が「Androidタブレット」や「iPad」と大きく異なるのは、マイクロソフト製のパソコン向けOS「Windows 8.1」をそのまま搭載している点だ。中身はデスクトップPCやノートPCと同じもので、違いはCPUが省電力重視という点のみ。自宅や職場で利用しているWindows向けソフトや周辺機器の大半を、外出先でもそのまま活用できる。バッテリー持ちも10時間前後と、AndroidタブレットやiPadと同様に、1日中持ち歩けるレベルだ。

win8

▲横持ちにすると、Windows 8.1ノートPCそのままの画面になる。

 さらに、大半のモデルが“Microsoft Office 2013”をプリインストール。数千円の違いでPowerPointも搭載した“Office Home and Business 2013”搭載モデルも購入できる。普段からオフィス文書を扱うことが多い人にとっては、互換アプリしか利用できないAndroidタブレットやiPadと比べて、かなり魅力的な端末といえる。

8インチ「Windows 8.1タブレット」を徹底解析!

▲純正の「Microsoft Office」がそのまま快適に動作する。互換アプリと違って、表示の違いを気にせずにすむ(写真は「Latitude 10」より)。

ベンチマークの結果も良好!

 スペック重視の人が気になるCPU性能だが、インテル製の省電力CPU“Atom Z3740D”は、以前のAtomとは比べものにならないほど処理能力が向上している。単純な性能では2009年前後に登場したノートPC向けの「Core i3」や「Core 2 Duo」に匹敵し、加えて現在の製造技術による高い省電力性能や動画再生支援、DirectX 11対応の3Dグラフィック表示といった機能を搭載。古くからのPCモバイラーにとって、AtomといえばOSを動かすのがやっとのCPUという印象を持つ人はいるかもしれないが、今回の“Atom Z3740D”はオフィス文書の編集や動画再生はもちろん、画像処理やちょっとしたゲームを十分遊べるだけの性能を持っている。

8インチ「Windows 8.1タブレット」を徹底解析!
8インチ「Windows 8.1タブレット」を徹底解析!

▲上がレノボの8インチタブ「Miix 2 8」(Windows 8.1 Atom Z3740D 1.33GHz/最大1.86GHz 4コア)、下が「Thinkpad X201i」(Windows7 Core i3 330M 2.13GHz 2コア4スレッド)。「CrystalMark 2004R3」で比較したところ、基本的な処理速度の目安となるALUのスコアは「Thinkpad X201i」と同等。HDD速度ではeMMC搭載の「Miix 2 8」が、HDD搭載の「Thinkpad X201i」を大きく引き離した。3Gグラフィックスの性能を示すOpenGLも、内蔵グラフィックスの世代が新しいぶん「Miix 2 8」が若干上回っている。(2013年11月28日訂正。ベンチマークの画像が「Miix2 8」と「Thinkpad X201i」で逆になっていたので、訂正しました。また一部文字修正させていただきました)

 この年末には、すでに4メーカーが8インチのWindows 8.1搭載タブレットの投入を発表している。「iPad mini Retina」なみに軽量なモデルや、SIMロックフリーの3G対応モデルも存在しており、価格も含めて十分に「Nexus 7」や「iPad mini Retina」と対抗できるラインナップといえるだろう。

名称 dynabook
Tab
VT484
Miix
2 8
Iconia
W4-820
Venue 8
Pro
メーカー 東芝 レノボ エイサー DELL
発売日 発売中 12月6日 12月中旬 12月30日
価格 32GB+
Office
Personal
実売
51,800円
前後

32GB+
Office
H&B
実売
54,800円
前後

64GB+
Office
H&B
実売
59,800円
前後
32GB+
Office
Personal
想定
42,800円
前後

64GB+
Office
H&B
想定
47,800円
前後

64GB+
Office
Personal
想定
43,000円
前後

64GB+
Office
H&B
想定
48,000円
前後

64GB+
Office
Personal
実売
39,980円
前後

64GB+
Office
H&B
実売
41,980円
前後

ディス
プレー
8インチ

1,280
×
800ドット
8インチ
IPS

1,280
×
800ドット
8インチ
IPS

1,280
×
800ドット
8インチ
IPS

1,280
×
800ドット
サイズ 213
×
135.9
×
10.7mm
215.6
×
131.6
×
8.35mm
218.9
×
134.9
×
9.75mm
216
×
130
×
8.9mm
重量 445g 350g 415g 395g
スペック Atom Z3740
(1.33GHz 4コア)、
メモリ2GB、
microUSB、
microHDMI、
microSD、
IEEE
802.11b/g/n、
Bluetooth 4.0、
カメラ
(背面
800万画素、
前面
200万画素)、
ステレオスピーカー、
ヘッドフォン兼
マイク端子、
ジャイロ
センサー、
GPS。
Atom Z3740
(1.33GHz 4コア)、
メモリ2GB、
micro USB、
microSD、
IEEE
802.11b/g/n、
Bluetooth 4.0、
カメラ
(背面
500万画素、
前面
200万画素)、
ヘッドフォン兼
マイク端子、
ジャイロ
センサー、
GPS。
Atom Z3740
(1.33GHz 4コア)、
メモリ2GB、
microUSB、
microHDMI、
microSD、
IEEE
802.11b/g/n、
Bluetooth 4.0、
カメラ
(背面500万画素、
前面200万画素)、
ステレオスピーカー、
ヘッドフォン兼
マイク端子、
ジャイロ
センサー。
Atom Z3740
(1.33GHz 4コア)、
メモリ2GB、
microUSB、
microHDMI、
microSD、
IEEE
802.11b/g/n、
Bluetooth 4.0、
カメラ
(背面500万画素、
前面120万画素)、
ヘッドフォン兼
マイク端子、
ジャイロ
センサー。
オプション
として
ワイヤレスWAN
(3G/HSPA+)
を7854円、
スタイラスペン
を2980円で
追加可能。
駆動
時間
11時間 10時間 10時間 8時間

▲軽さでは「Miix 2 8」、機能では「Iconia W4」か「dynabook Tab」、3Gデータ通信対応などのオプションでは「Venue 8 Pro」と、それぞれ個性的な端末を投入。なお、「Miix 2 8」と「Iconia W4」は想定価格のため、実売ではより安くなる可能性がある。

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