2年縛りナシ! 月額980円の「BIGLOBE LTE・3G エントリープラン」が超お得 (1/4)

文●高橋量

2013年12月03日 11時00分

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 「BIGLOBE LTE・3G」は、BIGLOBEが提供するMVNOサービス。月額料金や月間通信量の異なる4種類のプランが用意されている中、もっとも注目されているのは月額980円で利用できる最安プランの「BIGLOBE LTE・3G エントリープラン」だ。月間1GBの通信容量でこの価格はなかなか衝撃的であり、実際の通信速度や運用コストが気になる人も多いだろう。そこで「BIGLOBE LTE・3G エントリープラン」の通信速度計測結果を交えながら、サービスの詳細について紹介しよう。

月間通信量1GBで、なんと2年縛りナシ!
月額980円で使える格安SIMサービスの内容とは!?

 まずは「BIGLOBE LTE・3G」の各プランの概要をまとめたので、下記の表をご覧いただきたい。現在展開されているのは「エントリープラン」と「ライトSプラン」、「ライトMプラン」、「スタンダードプラン」の4種類。主な違いは月間通信容量と利用可能なSIMカードの総枚数で、そのほかのスペックはほぼ同じで、「エントリープラン」がこの12月2日から最安プランとして登場した。

BIGLOBE LTE・3G」で提供されている各種プランの概要
プラン名称 エントリープラン ライトSプラン ライトMプラン スタンダードプラン
通信速度
(下り/上り)※1
112.5Mbps/37.5Mbps
利用可能な
SIMカード枚数
1枚 3枚
最低利用期間 なし
契約解除料 なし
月額料金
(月額利用料+
ベーシックコース料金)※2
980円 1580円 2980円 3980円
月間通信容量※3 1GB 2GB 3GB 7GB
クーポン/
チャージ容量
315円/100MB

※1 規格上の最大通信速度です。ご利用エリアによって最大通信速度が変わります。なお最大通信速度はお客さまのご利用機器、電波の状態、回線の混雑状況、利用される場所などにより低下します。
※2 初期費用3150円とSIM1枚につきユニバーサルサービス料3.15円/月がかかります。
※3 データ通信量が月間総量基準値を超える場合、通信速度を送受信最大128kbpsに制限します。
※4 表示の金額は2013年12月1日時点の消費税率に基づく税込金額です。
2014年4月以降は引上げ後の消費税率に基づく税込金額となります。

月間通信容量1GBで月額980円は破格!

 これまでに格安SIMサービスを利用したことがない人のために説明すると、「BIGLOBE LTE・3G」はドコモのXi/FOMA回線をレンタルして提供している「MVNO(仮想移動体通信事業者)」サービスのひとつだ。ドコモの通信基地局やインフラを利用しているため、通信の繋がりやすさや速度、安定性はドコモと同じ。大手通信キャリアではないからといって心配する必要はまったくないのだ。

 しかも現在、ドコモはXi通信網の強化に向けてLTEエリアの拡充や強化を行なっている。それに伴い、MVNOサービスも通信速度の向上やエリアの拡大といった恩恵を受けられるのもポイントだ。

 「BIGLOBE LTE・3G」で提供されている各種プランの表を見ても分かるように、基本的にどのプランも料金が低く抑えられているが、やはりエントリープランの月額980円のインパクトは大きい。最近、他社の格安SIMサービスでも1000円を切るプランが出てきたが、通信容量は最大500MBが中心でイマイチの感がある。なかには、そもそも標準では高速通信を利用できないサービスもあるので、契約する前に注意が必要だ。

主な格安SIMサービスの仕様の違い
プラン名称 BIGLOBE
LTE・3G
エントリープラン
A社 B社 C社 D社
初期費用 3150円 3150円 3150円 3150円 4200円
月額料金 980円 980円 980円 945円 945円
月間通信量 1GB/月 30MB/日 500MB/月 500MB/月
下り
最大通信速度
(Mbps)
112.5 112.5 0.15 150 112.5
対応SIMカード nanoSIM
microSIM
標準SIM
nanoSIM
microSIM
標準SIM
microSIM
標準SIM
nanoSIM
microSIM
標準SIM
nanoSIM
microSIM
標準SIM
クーポン/
チャージ容量
315円/100MB なし 525円/100MB 315円/100MB なし

 表を見ると、同じ価格帯のプランの中では、「BIGLOBE LTE・3G」のエントリープランが月間通信量や価格のバランスが取れており、コストパフォーマンスが非常に高いことが分かるはずだ。ポイントは、詳しいユーザーによる割り切った使い方だけではなく、初心者でもコストを抑えつつ、手軽に高速な通信環境が手に入るバランスになっている点にある。さらに、いわゆる”2年縛り”などの最低利用期間ナシ、SIMの種別制限ナシ、通信容量を一時的に増やせる「ボリュームチャージ」の存在など、ユーザーの利便性を高めている点も大きなメリットで、誰でも利用しやすいのだ。

最低利用期間の縛りがないので、お試し利用がしやすい

 これまで「BIGLOBE LTE・3G」の各プランには2年間の定期利用契約期間が設定されていたが、11月1日から契約形態が変更され、2年間の“縛り”がなくなった。もちろんエントリープランについても同様で、最低利用期間や契約解除料は設定されていない。

 モバイルデータ通信サービスを利用していると最低利用期間の縛りがネックとなり、利用を停止したりサービスを乗り換えたりできないことがある。しかし最低利用期間の縛りのないサービスならその心配もなく、ちょっとお試しで使ってみるといった利用スタイルも可能だ。

最新スマホ/タブレットに合せてnanoSIMを使える

 「BIGLOBE LTE・3G」各プランともnanoSIM、microSIM、標準SIMの3種類の中からどれか1枚を選択できるうえ、スタンダードプランではSIMを最大3枚まで選ぶことが可能だ。Androidのスマホやタブレットで標準的なのはmicroSIMで、nanoSIMはSIMフリー版のiPhone 5S/iPhone 5C向け。iPad AirやiPad mini RetinaディスプレイモデルのWi-Fi + Cellularモデルでも利用できる。SIMフリー版iPhone 5s/iPhone 5cをはじめ、話題の最新スマホ/タブレットのどれでも利用しやすい格安LTE通信サービスとなっているわけだ。

各プランともnanoSIM、microSIM、標準SIMの3種類の中からどれか1枚を選択できる。スタンダードプランではSIMを最大3枚まで選ぶことが可能

利用状況に応じてプランをフレキシブルに変更できる

 利用状況によっては、月半ばで1GBの通信容量をオーバーしてしまうこともあるだろう。1GBの通信容量を超えると同月内での通信速度が128kbpsに制限されてしまうが、もう少し高速通信を使いたい場合は100MBあたり315円の「ボリュームチャージ」を利用できるのだ。

 毎月の通信容量が1GBをオーバーするようなら、プランのアップグレードを行なうほうが得策。エントリープランからライトSプランに変更するなら、月々600円が増えるだけ。プラン変更手数料はかからないのでお手軽だ。まずはエントリープランから始めてみて、利用スタイルに応じてボリュームチャージや、ライトSプランやライトMプランなどにステップアップするといい。

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