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8インチ軽量Windows 8.1タブレット、レノボ「Miix 2 8」レビュー! バッテリー持ちから処理速度まで徹底テスト

文●島 徹

2013年12月07日 09時50分

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8インチWindows 8.1タブレット、レノボ「Miix 2 8」レビュー!

気になるスペック&
拡張性能をチェック!


 最後に、全体的な性能や使っていて気になった点を記載しておく。

 CPU「Atom Z3740 1.33GHz(最大1.86GHz)」の性能だが、以前の記事でもCrystal Mark 2004Rによるベンチマークを掲載したとおり、ノートPC向けの初期Core i3とかなり近い性能を持っている。ニコニコ生放送やUstreamのネットライブ放送に用いられているアドビのソフト「Flash Media Live Encoder」で動画を圧縮配信したところ、「Core 2 Duo」後期のCPUでも負荷が100%を超えやすい「640×360ドット15フレームのH.264配信」を、CPU使用率40%前後とそこそこの低負荷で処理できた。

8インチWindows 8.1タブレット、レノボ「Miix 2 8」レビュー!

▲「Miix 2 8」(Windows 8.1 Atom Z3740D 1.33GHz/最大1.86GHz 4コア)のスコア。

8インチWindows 8.1タブレット、レノボ「Miix 2 8」レビュー!

▲「Thinkpad X201i」(Windows7 Core i3 330M 2.13GHz 2コア4スレッド)のスコア。

 また、Atom Z3740には、最新のCore iシリーズCPUに搭載されているH.264などのハードウェアエンコーダー「Quick Sync Video(以下QSV)」 も搭載されている。そこで、QSV対応のネットライブ放送ソフト「Open Broadcaster Software」でニコニコ生放送のライブ配信を実際に試したところ、エンコード時の負荷は約15%と「Flash Media Live Encoder」で配信するよりもかなり低くなり、その他のブラウザや放送用ツールを起動した状態でも、トータルで約30%とかなり低い負荷で放送できた。ややマニアックな使い方だが、小型モバイルPCならではの使い方を求めている人にとってはうれしい点だろう。

8インチWindows 8.1タブレット、レノボ「Miix 2 8」レビュー!

▲高画質なWebカメラと組み合わせれば、気軽に屋外でのH.264圧縮による高画質配信を開始できる。

64GBモデルでも、初期の空き容量が32GB

 ストレージ容量だが、64GBモデルでも初期の空き容量が32GBしかないので、インストールするソフトの容量やダウンロードしたままの大容量ファイルの削除などはある程度気にして使う必要がある。なお、内蔵ストレージはeMMCという、SSDほどは速くないが低消費電力のものが採用されている。体感速度はSSDとあまり変わりなく、高速にOSを起動できスリープからの復帰も1~2秒ですむ。

8インチWindows 8.1タブレット、レノボ「Miix 2 8」レビュー!

▲内蔵ストレージのリードライト性能を計測。SSDのように200MB/秒を超える速度ではないが、アプリの起動などの体感速度はSSD搭載PCとあまり変わらない。

 microSDカードで容量を拡張できるかという点についてのチェックしてみた。サンディスクの高速なmicroSDカード「Extreme Pro SDSDQXP-016G-J35」でアクセス速度を計測したところ、USB2.0接続並みの20MB/秒前後の値しか出なかった。軽いソフトや動画や音楽、文書ファイルを保存するぶんには使えるが、microSDカードを使って大容量のソフトを動かすというのはやや厳しい部分がある。

8インチWindows 8.1タブレット、レノボ「Miix 2 8」レビュー!

▲microSDカードスロットのリードライト性能を計測。本来90MB/秒相当の読み込み速度がある「Extreme Pro SDSDQXP-016G-J35」だが、microSDカードスロット側の性能がボトルネックになり20MB/秒程度の速度しかでない。

周辺機器の接続は!?

 周辺機器の接続にはUSBホストケーブルという、microUSB端子を一般的なPCに搭載されているUSB A(メス)端子に変換するケーブルを使う。ただ、いくつか試してみたところ品質の悪いケーブルだと周辺機器の動作が不安定になるものがあった。ある程度太くてしっかりと刺せるタイプのUSBホストケーブルを用意しておきたい。

 また、microUSB端子に周辺機器を接続すると充電ができなくなってしまう。マウスやキーボードなどBluetooth接続で済むものはBluetooth対応機器で揃えてしまった方が良いだろう。

8インチWindows 8.1タブレット、レノボ「Miix 2 8」レビュー!

▲周辺機器の接続には、別売りのUSBホストケーブルを接続する。

Windows 8.1を快適に操作するには

 Windows 8.1の操作性だが、ぱっと見ただけでは操作方法が解らない部分は確かに多い。デスクトップ画面についても、もともと10インチタブレットあたりまでのサイズを想定したOSなので、8インチだと画面が細かくて操作にやや難はある。とはいえ、以下の点など画面の端から中央に向けてスワイプすると何らかの機能が動くという法則になれれば、徐々に快適に使いこなせるようになってくる。

・Windowsの終了などは画面右端から中央にスワイプし設定を選ぶ
・従来のWindows画面は「デスクトップ」アイコンから表示できる
・タッチ操作に特化したアプリは「ストア」からインストールする
・ストアアプリの切り替えは、画面左端から中央にスワイプ
・ストアアプリのメニューは画面の上端、または下端から中央にスワイプ
・ストアアプリの終了は、画面の上端から下端までスワイプする

8インチWindows 8.1タブレット、レノボ「Miix 2 8」レビュー!

▲操作になれれば、左端からのスワイプを途中で止めることで2つのアプリを同時表示することもできる。

ストアアプリは今後に期待

 ストアアプリもWindows 8のリリースから1年経って、「Twitter」や「Facebook」、「LINE」、「niconico」など種類は増えてきている。ブラウザも標準のIE11はタッチ操作に最適化されており、「chrome」や「Firefox」もWindows 8.1向けのタッチ操作への対応を進めている。現時点ではブラウザや従来のWindowsアプリで各種サービスを利用した方が便利なものも多いが、今後はストアアプリのタッチ操作の方が便利なものも増えていくだろう。

 350gという軽さでOffice 2013が快適に動作し、10時間近く駆動する端末が4万円台で購入できるという時点で、毎日Windowsを利用しているユーザーにとってはかなり魅力的な端末といえるだろう。現在、「Nexus 7」や「iPad mini Retina」などのタブレットの購入を考えているユーザーは、実際に利用する機能を考えた上で「Miix 2 8」も選択肢に入れてみてはどうだろうか。


レビュアー
島 徹
(しまとおる)

携帯電話関連ニュースサイト「sureare.com」立ち上げたのち、携帯電話を中心にアスキーや日経BPなどの媒体へ寄稿や、関連業界などでサイト立ち上げなどに関わるライター。平行してネットライブ放送や映像制作、撮影、WEBサイト制作といった、PC関連のクリエイティブな活動や執筆も手がける。


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