携帯シンク for Mac 5 (1/2)

文●小口博朗

2008年01月07日 11時00分

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携帯のアドレスやメールを手軽にMacとシンクロ


携帯シンク for Mac 5 【SPEC】
開発/販売元●リュウド(株) 価格●5480円(パッケージ版)、3150円(ダウンロード版) 備考●パッケージ版は各キャリアごとに用意されており、充電ケーブルが付属する
http://www.reudo.co.jp/

対応システム●OS X 10.3.9以上(Leopard対応) 対応機種●PowerPC G3以上、またはインテルCPUを搭載したMac

【COMMENT】
OS Xの優れた機能でありながら、めったに使わないiSyncを最大限に活用できる。携帯電話をPDAとして使っているユーザーは必携だ。


 「携帯シンク for Mac 5」は、携帯電話のアドレス帳やメール、写真などのデータをMacと同期するユーティリティーソフト。

 注目の新機能は、ソフトバンクの3G端末である「SH(シャープ(株))」「SC(日本サムスン(株))」シリーズでBluetooth通信に対応した点だ。これにより、ケーブルを接続することなくデータを転送できる。また、ドコモのFOMAとソフトバンクの「SH」シリーズでは、テキストメモの読み込みも可能。メモにキャリア独自の絵文字が含まれていても、正確に再現する。さらに、これまで非対応だったau端末の電子メールもサポート。ただし読み込みの際は、携帯電話側の電子メールを「データフォルダ」に保存しておく必要があるため、少々手間がかかる。

携帯シンク for Mac 5

Bluetoothのペアリングは「システム環境設定」の「Bluetooth」パネルから実行する。あとは、携帯シンクの「アプリケーション」メニューにある「携帯シンク Bluetooth設定」から、ペアリングしたデバイスを選択し、「設定」を押せばいい

携帯シンク for Mac 5

テキストメモの読み込みは、絵文字の表示に対応。アスキーアートは等幅フォントに切り替えれば、正確に再現される

 携帯シンクの「電話帳」に読み込んだアドレスデータは、OS Xのアドレスブックに書き出せるものの、電話番号や住所などに割り当てられたラベルが、すべて「その他」になってしまう。また、書き出すたびにデータが重複して追加されるなど、使い勝手はいまひとつ。

携帯シンク for Mac 5

「携帯シンク」に読み込んだ電話帳は、「ファイル」メニューの「エクスポート」にある「アドレスブックへ」で、アドレスブックに書き込める

 とはいえ、最近は連絡先の情報管理を携帯電話に依存している人が多いだろう。それらのデータをMacに同期しておけば、バックアップ代わりにもなる。


(次ページに続く)

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