iPhone 特集・連載

「iPhone 5s」の”電池持ち”を13項目でテスト バッテリー長持ち設定をチェック! 

文●小林 誠

2014年02月05日 21時35分

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 2013年の秋に発売されて以来、安定して人気が高い「iPhone 5s」。筆者もバリバリ使用しているが、はたしてスマホの使い勝手を左右する”電池持ち”に関しては、どのような評価なのだろうか。いろいろな人に聞いてみると、「あんまり前モデルと変わらない」とか、「いや、前モデルより電池が持つよ」、「全然、電池が持たないよ~(泣)」など、人によってさまざまだ。なぜ、使う人によって、これほど”電池持ち”にバラつきがあるのだろうか。というわけで、ここでは実際に「iPhone 5s」を使って、”電池持ち”について、いろいろと検証してみた。長持ちさせる使い方や設定方法を探ってみたので、チェックしてほしい。

iphone

「iPhone 5s」の電池が長持ち!
誰でもできる節電方法


 今回はソフトバンク版の「iPhone 5s」を使って、さまざまな設定や利用シーンを想定して、電池の減少をチェックしてみた。他の通信キャリアのものも端末自体は同じなので、今回、紹介するテストの結果や節電方法は共通のはずだ。また、「iPhone 5c」を使っている人の場合も同様。スペックや設定に一部違いはあるものの、「iPhone」の電池が減る原因自体は同じだと考えられるので、節電についても似たような効果があるだろう。

■CHECK1:画面の点灯時と消灯時の、
電池持ちの違い

 というわけで、まずテストしたのが、画面の点灯時と消灯時による電池の持ちの違いについて。Androidスマホでも「画面を点灯し続ける」と電池が非常に減りやすいが、これは「iPhone」でも同様のようだ。初期化した「iPhone 5s」を使い、通信設定はすべてオフにして、画面点灯時(明るさ最大に固定)と画面消灯時を5回比較した。画面以外に電池が減る理由は思い当たらない状態だが、テストの結果、以下のことがわかった。

画面の常時点灯……電池は2時間で21~40%減
画面の常時消灯……電池は2時間で0%減

 画面を点灯させているだけで、なんと最大40%も電池を消費した。この場合、計算上は1日5時間程度しか「iPhone 5s」は使えないことになる。ただし「iPhone 5s」の設定では管理できない部分で、さまざまな電池消費の有無があるようで、21%しか消費しないこともあった。もっとも21%というのもかなり電池消費が激しいわけで、電池を持たせたい場合は、画面をいかに点灯させないかが重要であるといえるだろう。

 ちなみに、画面の常時点灯と合わせて以下のような各種機能を使用してみたところ、電池の持ちは、「2時間で45%減」とさらに悪い結果に。ほぼ半減といっていいくらいに、電池が減ってしまった。

「画面の自動ロックをしない」
「通知センター オン」
「4アカウントのメールを受信」
「メールの受信方法はプッシュと15分毎のフェッチ」
「Wi-Fi接続」
「LTEもオン」

 この設定は、要は「iPhone 5s」で2時間ずっと画面を表示させて、メールをたくさん受信し、通知センターやWi-Fiを使い続けるというもの。これぞ、まさに”電池食い”の設定であるといえるだろう。

 だが、驚くなかれ。上記の”電池食い”の設定のうち、たった1カ所「自動ロック」の設定を「しない」から「1分」に変えるだけで、テストの結果が激変。この設定により画面が1時間59分間消灯となり、なんとテストした結果、電池の消費が「0%」に抑えることができた場合もあった。スマホにおいて画面を表示させることが、いかに電池を消費するか、よく分かる例といえるだろう。

「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!? 「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!?

▲「設定」から「一般」を選んで、画面の「自動ロック」は、「1分」など短めに設定すると電池は食わない。「しない」は一番ダメな設定だが、実は筆者がよくやりがち……。

 では、なるべく「iPhone 5s」の画面を点灯させないようにするためには、どうすればいいのか?

 まず基本的な設定ということで、「自動ロック」を活用してみよう。ホーム画面の「設定」から、「一般」→「自動ロック」を選び、ここで”1分~5分”に設定すればOKだ。当然、設定時間が短いほうが画面がすぐに消灯となるので、節電効果は高い。もちろん、すぐに画面が消えてしまうと使いづらいという人もいると思うので、自分の使い方を考えて時間を設定すればいいと思うが、節電したいのなら自動ロックを「しない」を選ぶのはNGだ。もちろん、「しない」を選んで手動で消灯するというのもありだが、通知などがあって知らぬ間に画面が点灯し、それに気が付かないまま「2時間点灯しっぱなし」になることもある。そうならないためにも、やはり「自動ロック」を設定しておくべきだ。

 もっと万全に節電したいのならば、「通知センター」の設定から不要な通知を使わないようにしてみよう。もちろん必要な通知もあると思うが、節電を心がけるなら、なるべく機能をオフにして通知を表示しないようにするのがベストだ。ホーム画面の「設定」→「通知センター」を開けば、さまざまな通知をオフにできる。必要なもの以外はオフにしてしまおう。

「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!? 「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!?

▲「通知センター」は初期設定ではオンになっている(写真左)ので、タップしてオフにしていこう。下にスクロールすると各アプリの通知設定もオン・オフにできる。

■CHECK1結論:「画面の表示」は節電に影響あり◎


■CHECK2:メールの受信数による、
節電効果をチェック

 先ほど紹介した「2時間で45%減」のケースでは、実はメールアカウントを4件登録していた。当然、メールの受信数は多かったが、では受信数を減らした場合の節電効果はどうだろうか? 

 さっそく、メールアカウントを受信数が少ない2件だけにして、画面を消灯して2時間テスト(画面を点灯していると電池の消費が激しすぎて、細かい設定の影響がわからなくなるため。以下、消灯でテストしているケースは同じ理由から)。結果は良好で、なんと電池消費は2時間で0%だった。メールが受信しやすい時間帯を避けたというのもあるが、0%というのはすごい結果だ。そう、メールの受信数は、節電に影響するのだ。もちろん、スマホで大量のメールチェックをするなど、メールをよく使う人はここで節電するのは難しいかもしれないが、たとえば登録するメールアカウントを絞れば節電対策となる。また、もし「迷惑メール」をたくさん受信しているなんて人は、その対策をするだけでかなりの節電になるはず。Gmailを使ったり(迷惑メールを自動的に除外する)、メールアドレスを変更するなどの対策をしたいところだ。迷惑メールで電池を消費するなんて、馬鹿らしいですよ。

「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!? 「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!?

▲使わないメールは停止したり、アカウントを削除しよう。「設定」→「メール/連絡先/カレンダー」から該当アカウントをタップ。

■CHECK2結論:メールの受信数は影響あり〇


■CHECK3 :メールのフェッチの更新頻度と
節電の関係

 続いて、メールアカウントは4件のまま、今度はフェッチの更新頻度を手動にしてみたら、どうだろうか? プッシュのメールは1アカウントだけなので、残り3アカウントはメールアプリを開かない限り、メールを受信しない。このテストも結果は良好で、メールの受信頻度が減り、2時間後の電池の減りは11%だった。0%とはいかなかったが、それなりに節電効果はあるといえよう。節電するなら、受信するたびにメールを見るよりも、できるだけまとめてチェックするほうがいいようだ。

「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!? 「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!?

▲「メール/連絡先/カレンダー」でプッシュをオフにしたり(緑のボタンをタップ)、フェッチの更新頻度を長めに、あるいは「手動」に変えるのも節電に効果的だ。

■CHECK3結論:フェッチの更新頻度は効果あり○


■CHECK4:画面の明るさと
節電の関係

 さて、先ほど画面の点灯時間が電池の持ちに影響があると書いたが、だからといって、ずっと画面を消灯させていたら「iPhone 5s」を持つ意味がない。「iPhone 5s」は使うために持っているわけだし、使っていれば当然、画面は点灯するのだ。そして、かなりヘビーに「iPhone 5s」を使用する人は自然と常時画面点灯に近い状態となるので、先ほど紹介した「消灯の設定」は、あまり意味がなくなってしまう。そこで、そんな”常時「iPhone 5s」を使いたい人”向けの節電方法として有効なのが、画面の明るさを下げるというもの。ここでは、まず画面の明るさが、どれくらい節電に影響があるのかテストしてみた。「iPhone 5s」を同じ設定にして(冒頭のように初期化したのではなく筆者が普段使用している状態で通信や機能をオフにした)画面を常時点灯させ、画面の明るさだけを「最大」と「最小」に変更して比べてみた。結果は、以下のとおり。

画面の明るさ最大の場合……2時間後40%減
画面の明るさ最小の場合……2時間後20%減

 テストの結果、これも節電効果が高いことが判明。なんと、明るさを最低に設定すれば、消費電力は半減! つまり、電池は2倍持つのだ。画面が暗いほど、節電効果があるというわけ。もちろん、使い勝手を考えれば、画面が暗いとハッキリ言って使いにくい。画面が見えづらくなり、特に屋外では全然見えないこともあった。自分の使いやすさを考慮して、ほどほどの明るさに設定するのがいいようだ。

 画面の明るさ設定は「設定」→「壁紙/明るさ」で調整可能で、明るさのバーをスライドすれば設定できる。このバーは「明るさの自動調節」の最大の明るさにも連動しているので、自動調節がオンの場合でも、バーが暗めなら十分効果はあるのだ。

「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!? 「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!?

▲周囲が暗ければ画面は明るくなくても十分見える。しかし屋外では日光の影響で画面を明るくしないと見えにくい。屋外でバーを調整して試してみるといい。

 ■CHECK4の結論:「画面の明るさ」は節電に影響あり◎


■CHECK5:「視差効果」と
節電の関係

 さらに「iPhone 5s」で画面を点灯しているときに節電効果があるのが、「視差効果」をなくすこと。「視差効果」はiOS 7から導入されたもので、画面に奥行きを与えてくれたり、影を作ってくれたりするデザインを際立たせてくれる設定だ。ただし、この効果がいらないという人のため、「視差効果を減らす」という設定が設けられている。要は、iOS 7のホーム画面がグニョグニョ動かなくなるものなのだが、実は、これも節電にも効果がある。

 というわけで、続いては同じ設定の「iPhone 5s」を使って”視差効果の有無”で、ホーム画面を30分表示した場合を比べてみた。

「視差効果を減らす」オフ(通常)……30分後4%減
「視差効果を減らす」オン………………30分後1%減

 テストの結果、視差効果がなくなるだけで、電池消費が30分で3%も差があることがわかった。これは長時間点灯させることを考えた場合、無視できない数字だ。ホーム画面以外を表示させたときの効果については分からないが、ホーム画面は誰もが絶対に表示させるものだし、視差効果がなくても特に操作には困らないはず。だから、節電をしたいのなら、「視差効果を減らす」を有効にしておくのがオススメだ。設定方法は、「設定」→「一般」→「アクセシビリティ」を開き、「視差効果を減らす」をオンにするだけ。

「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!? 「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!?

 ▲意外なほど効果があった「視差効果を減らす」は、「アクセシビリティ」内にオン・オフの設置がある。初期設定では当然オフなのでオンにしよう。

 

■CHECK5の結論:視差効果は節電に効果あり〇


■CHECK6:「おやすみモード」と
節電の関係

 睡眠中は、スマホの操作は行わないが、特に設定をしてないと寝ている間に通知がきて、画面が点灯されてしまうことがある。充電中ならよいが、充電をし忘れていると、寝ている間に電池がどんどん減ってしまうことも。

 そうならないためには、「おやすみモード」を設定しておくといい。この機能が有効だと、勝手に着信や通知を行わないからだ。手動でオン・オフができるだけでなく、時間指定で自動的に起動させることもできる。設定をし忘れことが多い人なら、時間指定を使うのが確実だ。

「おやすみモード」についてもテストしてみたが、結果はこちらもなかなか。有効にしておくと6時間後に2%減という結果となり、節電効果があることがわかった(画面は消灯)。設定方法は、「設定」→「おやすみモード」から。ちなみに、寝ているときでも、家族や仕事関係など「ある特定の人」からの着信には出たいという場合は、別途、設定することが可能。「着信を許可」や「繰り返しの着信」といった項目を設定しよう。合わせて機能を有効にするには、「通知なし」で「常にする」「ロック時のみ」のどちらかを選べる。ロックし忘れが心配なら、「常にする」にしておこう。

「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!? 「iPhone 5s」バッテリー長持ち設定は!?

▲「おやすみモード」は、通信機能をオフにするわけではない。しかし、画面消灯したうえで通知がオフになれば、電池は長持ちするので、毎日寝る時間帯に設定しておいて損はない。

■CHECK6結論:「おやすみモード」は、節電に効果あり〇


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