ASCII.jp編集部員イチオシの即買いアイテム

失くしたものをスマホで探索できる「Stick N FIND」がすごい

文●西牧裕太/ASCII.jp編集部

2014年02月21日 18時00分

何か電波を発するようなものとギターピックのようなものだが、これが今後の生活の救世主となるかもしれない

 外出するときに肌身離さず持っているものが見当たらない。そんなことが年に数回ある。たとえば家のカギ。いざ出かけようとすると、普段置いてあるはずのところにカギがなく、「えっ? ない! 家を出る時間なのに!」とアタフタし始める。家中を漁り、散らかしていくほど、さらにカギが見当たらないという負のループに陥る。こうなるとパニック状態だ。散々探しまわった末に落ち着いてカバンの中を見ると、ちゃんと入っていたというオチに付き合わされることが今までに何度あったことか。

 カギだけでなく、財布やスマホ、女性の方であればちょっとした化粧品などの小物もあることだろう。スマホはまだ誰かに電話してもらうなどで、音の鳴る方を探せばいいが、小物類になると音は鳴ってくれないのでそうもいかない。そして失くすたびにもうこんなことをしたくないと思うが、具体的な解決策も浮かばず、忘れた頃にまた何かを失くす。「私はアホなのであろうか」と諦めるしかないのだろうか。

 おそらく私と同じような思いをした人も多いのではないだろうか。そんな日々大切なモノを探している人におススメしたいのが「Stick N FIND(ステッカー・ファインド)」というガジェットだ。同名のiOS/Android向けアプリとセットの製品で、ステッカーが発する信号をスマホ側がキャッチし、アプリ上にステッカーの現在位置が表示される。

サイズは500円玉ほどで、重さは約4g。ステッカー裏側のシールをはがすと強力な粘着面になっている。最初に使う際は、ステッカーをテーブルなどで4回ほど叩く必要がある(起動させるため)

 つまり、大切な所持品にステッカーを貼れば、いざ失くしたときにスマホアプリを使って、探し出せるようになる。現代の技術万歳!

 使い方は、スマホのBlutoothをオンにして、アプリ内でステッカーとペアリング。あとはステッカーを所持品に貼り付けるだけ。ステッカーはアプリ上のレーダー画面で表示され、スマホとの距離感が確認できる。

起動したステッカーは「新規ステッカーをペアリング」で接続。接続後は「ステッカーの現在位置は?」をタップすると、探してくれる

ステッカーが見つかると、今度はレーダーでスマホとの距離感を表示。レーダー画面左側の%が100に近いほど、ステッカーの近くにいるということになる

 またこのステッカー、猫や犬などのペット、あるいは小さい子どもにも実力を発揮する。そもそもスマホがステッカーの信号をキャッチする有効距離が45mほどなのだが、それ以上離れて、再び有効距離に入った際にアラームが鳴る「探知アラーム」という機能がある。さらに、あらかじめ距離を設定し、それ以上離れるとアラームが鳴るよう設定も可能。

 アラームの設定をしておけば、ステッカーとの距離感がわかり、さらにレーダーを使用して、探すことができる。これなら家から脱走しやすいやんちゃな猫や、デパートやショッピングモールなどで迷子になりやすいお子さんに付けておくとかなり重宝するはず。

このようにステッカーを付属品に貼れば、ストラップを付けることが可能

我が家の愛猫に付けてみた。付けるときに暴れ、不機嫌になったため家から飛び出してしまったのだが、レーダーによりすぐ捕獲。いつもならご近所さんに聞こえるような声で名前を呼んで探していたのだが、そんなこともなくなりそうだ

 ボタン電池タイプ(CR2016)で、バッテリーはおよそ1年間は持つ。ステッカーは2枚入りで価格は6800円。アスキーストアで現在販売中なので、失いたくない人がいる、モノがあるという人は手にしてみるといいだろう。

カラバリは6色。対応機種はBluetooth 4.0に対応したiOS機器で、iPhone 4S以降、iPad 第3世代以降、iPod touch 第5世代以降、iPad mini。Bluetooth Low Energyに対応したAndroid 4.1以上の機器だと、SAMSUNG Galaxy S3、SAMSUNG Galaxy S3 mini、SAMSUNG Galaxy S4、SAMSUNG Note IIだ

■「Stick N FIND」


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