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UQ「WiMAX2+」の実力をチェック!「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」レビュ-

文●小林誠

2014年03月03日 22時25分

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 2013年10月31日から始まった、UQ WiMAXの新たな高速通信サービス「WiMAX 2+」。対応しているモバイルWi-Fiルーターを使えば、下り最大110Mbpsの高速通信が可能で、通信量の制限がないところなどが注目のサービスだ。これを使えば、はたして固定回線を使ったインターネットサービスはもう不要となるのか? 実際にルーターを使い倒して検証してみた。新生活をスタートするにあたって、ネット環境の構築に悩んでいる人は特にチェックしてほしい。


新生活のネット環境に最適!?
WiMAXルーターは安い!


「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」レビュ-

「UQ WiMAX」とは!?
「WiMAX 2+」なら下り最大110Mbps

 まず、UQが提供している通信サービス「WiMAX」について、おさらいしてみよう。「WiMAX」は主にモバイルルーターや、WiMAX内蔵パソコンで提供されている、モバイル向けの通信サービスだ。一時期、auのスマホでも利用できたが、LTEのスマホになってからは利用できず、現状、「WiMAX」を使う場合はモバイルルーターとなる。

 最近は、スマホのテザリングを使ってパソコンのネットにつなげるようになり、「モバイルルーターは不要かも」と思っている人も多いかもしれない。ただ、テザリングはたまにノートパソコンや携帯型ゲームでネットを使う分にはいいのだが、通信量の制限があるし(制限を超えると低速になる)、スマホの電池を消費してしまうという問題点がある(その点について、詳しくは後述する)。

「WiMAX」の通信速度は、下り最大40Mbpsという従来からの「WiMAX」と、昨年から始まった下り最大110Mbpsの「WiMAX 2+」がある。現在、「WiMAX 2+」に対応しているモバイルルーターは「HWD14」のみなので、新生活で新サービスを使いたい人は、このモバイルルーターを活用することになる。本体価格は“たったの800円”(料金は以降も含めすべて税抜き)だから、お手頃だ。

 HWD14は「WiMAX」「WiMAX 2+」に加え「au 4G LTE」にも対応しており、本体のタッチパネルを操作して「通信モード」を切り替えることで、最適な通信方式を選択できるのが特徴だ。
 3つの通信モードは、以下の通り。

・ハイスピード(WiMAXとWiMAX 2+)
・ハイスピードプラスエリア(WiMAX 2+とau 4G LTE)
・ノーリミット(WiMAXのみ)

wimax

▲ルーターのタッチパネルで「設定」→「通信設定」→「通信モード設定」と選択すると、モードの切り替えが可能だ。

「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」レビュ-

▲「HWD14」の右側面にはストラップホールと共に、microSDカードのスロットがある。ここにmicroSDを挿してパソコンと接続すれば、microSD内にデータをアップロードできる。

「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」レビュ-

▲「MacBook Air」と「HWD14」を接続し、ブラウザでモバイルルーターの専用ページを開いたところ。microSDにパソコンの画像をアップロードすることが可能だ。

「Wi-Fi WALKER WiMAX2+ HWD14」レビュ-

▲「HWD14」はタッチパネルを操作して、各種設定が行える。これは省電力設定を調整しているところだが、タッチ操作時のレスポンスも良く、操作していてイライラすることがない。

 料金は「UQ Flatツープラス」との契約で月3,696円(2年契約の割引含む)。au 4G LTEを使う「ハイスピードプラスエリア」にすると「LTEオプション利用料」が発生し、これは使用した月のみ+1,005円となる。ただし、今ならキャンペーンが適用されるので、5月の利用分までは無料となる。

 普段はなるべく「WiMAX(2+)」を使い、どうしてもLTEでしか接続できないエリアでは、「ハイスピードプラスエリア」に切り替える、という使い方が一般的になるだろう。

 ちなみに、auのスマホユーザーなら「auスマートバリュー mine」の対象となっているので、auスマホが月額934円割引となる(契約方法によって割引期間が2~4年)。

「WiMAX」の特長は、使い放題!
現状、エリアは広くないが…

「WiMAX」の大きなメリットは「ノーリミット」というところだ。現状のLTEは月3GBや7GBといった通信量の制限があるが、「WiMAX」の「ノーリミットモード」ならば、その制限はない。さらに、新規契約から2年間は「WiMAX 2+」が使い放題なので、「ハイスピードモード」でも通信量の制限がないのは魅力だ。下り最大110Mbpsで、いくらでも使えるわけだ。また、それだけでなく「auスマートバリューmine」加入者は2年以上でも、加入中なら「WiMAX 2+」の通信量制限がない。

 一方で、デメリットもある。その通信量制限だが、auのLTEを使う「ハイスピードプラスエリア」にすると、月7GBの通信量制限が適用されてしまう。これは同モードで「WiMAX 2+」を使うときも同様となる。翌月には通信量制限はリセットされるが、料金、通信量制限を考えると、できれば「WiMAX(2+)だけ」の「ハイスピード」「ノーリミット」モードを使いたいところだ。

 また、「WiMAX」のエリアは、LTEと比べると広くない点も注意が必要だ。特に「WiMAX 2+」は東名阪が中心で、公式サイトでサービスエリアを見ると、筆者の住む神奈川県も半分くらいは「WiMAX 2+」のエリア外だし、大規模なターミナル駅である横浜駅周辺ですら、対応していない地域がある。

 もっとも、東京都内は山間部と島嶼部以外、ほとんど「WiMAX 2+」のエリア内だ。埼玉、千葉もエリアが拡大してきている。新生活で東京に引っ越し、なんて人なら問題ないだろう。大阪、神戸、京都、名古屋周辺と、大都市圏についても順次エリアが拡大している。

wimax

▲UQの公式サイトで関東のサービスエリアを確認したところ。濃いピンク色が現在「WiMAX 2+」のエリア、薄いピンクは7月末までに「WiMAX 2+」対応のエリア、黄色い場所は従来の「WiMAX」エリアだ。東京都内は大部分が「WiMAX 2+」に対応していることが分かる。

 そのほかの地域では、どうか?  現状は7月末になると各地の大きな都市が「WiMAX 2+」のエリア化となる予定になっているが、スマホのLTEのような感覚で使うには、まだほど遠い。もちろん、既存の「WiMAX」ならば「WiMAX 2+」よりもかなり広範囲でつながるので、高速回線を使わないなら、地方のユーザーでもかなり利用できそうだ。先ほど述べたように、最新のルーター「HDW14」は3つのモードに対応しているので、「WiMAX 2+」のエリア外に住んでいる人でも、ノーリミットの「WiMAX」と、エリアの広いプラスエリアの「LTE」だけを使うという方法もアリだろう。なお、「HWD14」以外のルーターは「LTE」に対応していないが、「ノーリミットのWiMAXだけでいい」という人は、他の「WiMAX」ルーターを狙う手もある。

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