Xperia Z2とGALAXY S5が話題! MWCで最新スマホを見た

文●ASCII.jp編集部

2014年03月18日 11時00分

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 2月末にスペイン・バルセロナで開催された、モバイル業界最大のイベント「Mobile World Congress」(MWC)。アスキースマホ総研からはスピーディー末岡が現地に派遣され、ウワサの新端末や第3のOSまで、バッチリ取材してきた。

 最新のスマホ情報を仕入れてきたとあって、カリーさんとドロイドさんも興味津々。今回はスピーディーさんを中心に、新型スマートフォンや業界の動向について振り返ります。

今回はMWCを取材してきたスピーディーさんに、Xperia Z1やGALAXY S5など、最新スマホの情報を聞きます!

太陽の国スペインはとっても穏やか……
ではなく、超ハードな1週間

ドロイド 今回はMWCで最新スマホ動向を取材してきたスピーディーさんに、いろいろと話を聞いていきましょう。

カリー スペインって、行ったことがないけど、イイ国なんですよね? 食べ物はおいしそうだし、暖かそうだし。パエリアもあるし、バレンシアオレンジもあるし、闘牛もフラメンコもトマト祭りもあるし。あと「ストリートファイターII」のバルログもいますよね。

ドロイド カリーさんのスペインの知識って雑ですね!

カリー でも、スペイン出張、うらやましいです!

スピーディー じゃあ、来年はカリーさんが行ってよ! 確かに季候はいいけど、スリが多いからとにかく街中で気が抜けない! あと、今回は発表された端末がすごく多くて、記事書きまくったから、寝るヒマさえロクになかった。

なんだかんだ言いつつ、帰国日の飛行機は夜の出発だったため、サグラダ・ファミリアに行くなど、実は観光も楽しんできたらしい!

カリー でも、ご飯はおいしかったんでしょ? スペイン料理、最高じゃない!

ドロイド 私も一昨年に行ったんだけど、あまり調べずに店に入ると、正直なところ観光地的な味と金額だったりする。その点、カレーとケバブとケンタッキーは安くて失敗無し! それから、バルセロナは現地の人にとってはスペインというより、あくまでカタルーニャなので、闘牛はやってないし、フラメンコも観光客向けだけだと聞いたよ。

カリー カレーにケバブ! ま、観光じゃなく、仕事で行ってきたんですからね……。

なんといっても注目はXperia Z2だ!
順当な進化で日本でもヒットの予感

ドロイド ASCII.jpの記事でも一番注目度が高かったのは、やはりソニーモバイルの「Xperia Z2」です(関連記事)。実際触ってみてどうでしたか?

ウワサのXperia Z2。果たして日本登場はある?

スピーディー Xperiaシリーズのフラグシップとして、さらに完成度が高まった印象かな。デザインもXperia Z1を継承していることもあって、Xepria Z1が欲しかったけど購入タイミングが合わなかったから……という人は迷わず買いでいいでしょ!

側面の金属フレームや電源ボタンは継承している
なんと4Kでの動画撮影も可能

カリー “迷わず買い”って、日本で出るのですか?

ドロイド それはねえ……(苦笑)。

スピーディー いや、実際に日本でどこから発売されるというのは、もちろん知らないし、わからないけど、でもまあねえ……。出るでしょ! きっと。多分。

ドロイド 去年の「Xperia Z」は1月のCESで発表されて、春モデルでリリースでしたけど(関連記事)、今年はこのままだと夏モデルになるのでしょうか。いずれにしても期待して待つしかないかと。

スピーディー ただ、俺としては「Xperia Z1」の時点で完成度が高まっていたから、さらにもう一つ何かが欲しい……と感じた。それがぜいたくな希望だということもわかるんだけど。ただし、正常進化してさらに良くなったのは間違いない。

ドロイド ハイレゾ音源の再生にも対応したんでしたっけ。

スピーディー イヤホンから直接出せるわけじゃなくて、microUSB経由でデジタル出力なんだけどね。あと画面が5型から5.2型に大きくなったのに、薄くて(8.5mm→8.2mm)軽くなった(171g→163g)のがうれしい。

  Xperia Z2 Xperia Z1(参考)
ディスプレー 5.2型液晶 5型液晶
画面解像度 1080×1920ドット 1080×1920ドット
サイズ 約73.3×146.8×8.2mm 約74×144×8.5mm
重量 約163g 約171g
CPU Snapdragon 801 2.3GHz
(クアッドコア)
Snapdragon 800 2.2GHz
(クアッドコア)
内蔵メモリー(RAM) 3GB 2GB
OS Android 4.4 Android 4.2
バッテリー容量 3200mAh 3000mAh
防水/防塵 ○/○ ○/○
カラバリ Black、White、Purple Black、White、Purple

カリー マイケル・ジャクソンを使ったコラボのPRもあったそうじゃないですか。

スピーディー ところが意外とみんなスマホを見ていた。それぐらい端末に注目が集まっていた印象。記者の数もとにかく多かったですね。それから、新興国向けのミドルレンジモデルの「Xperia M2」も注目(関連記事)。Xperia Z2のデザインコンセプトを保ちつつ、230ユーロという価格。

ミドルレンジのXperia M2は、1.2GHzのクアッドコアに4.8型のqHD液晶。スペック的には当然Xperia Z2からは落ちるが、デザインはうまく延長線上におさめた1台だ

ドロイド タブレットの「Xperia Z2 Tablet」はどうでした?

「Xperia Z Tablet」と同じ10.1型だが、厚みは6.9mm→6.4mmとさらに薄型化されている

スピーディー 6.4mmで無茶苦茶薄かった! 持っても軽いし、寝転がりながらラクラク使えそう! 薄すぎて怖いって思うくらい。これも日本で出るのを期待してます!

続いての注目はGALAXY S5
スペック的には……?

カリー 今年はGALAXYシリーズの大々的な発表会もあったんですよね。GALAXY S5でしたっけ? こちらはどうでした?(関連記事

つづいてはサムスン電子のGALAXY S5

スピーディー ハイスペック命! の自分としては、本当の意味での最上級のフラグシップという感じではなかった。画面サイズは5.1型だからGALAXY S4の5型からは少しだけ大きくなったんだけど、画面解像度はフルHDの1080×1920ドットで変わらないし。メモリーもGALAXY Note 3の3GBと違って、2GB止まり。

  GALAXY S5 GALAXY S4(参考)
ディスプレー 5.1型有機EL 5型有機EL
画面解像度 1080×1920ドット 1080×1920ドット
サイズ 約72.5×142×8.1mm 約70×137×8mm
重量 約145g 約134g
CPU 2.5GHz(クアッドコア) Snapdragon 600 1.9GHz
(クアッドコア)
内蔵メモリー(RAM) 2GB 2GB
OS Android 4.4.2 Android 4.2→4.3
バッテリー容量 2800mAh 2600mAh
防水/防塵 ○/○ ×/×
カラバリ charcoal Black、shimmery White、electric Blue、copper Gold Black Mist、White Frost、Blue Arctic
カラバリは4色。中でもcopper Goldのインパクトが大

カリー とはいえ、防水・防塵は注目ですよね。日本のユーザーにとっては待ち望まれていたので。

スピーディー それでいて、背面カバーが取り外せて、バッテリーが交換可能なのはうれしい! 発表会のデモ機はセキュリティーが厳しくて、外せなかったけどね!

カリー GALAXY S5にもゴールドモデルが出てきたのがいいですね。海外サイトで正直あまり良く言われていなかった、背面のブツブツはどうですか? 手触りが気になる!

スピーディー カリーさんは手触りばかり気にするね。見た目はともかく、実際は持ちやすくて、実用的だと思った。アイコンもフラットデザインっぽくなっていたなあ。少し丸いけど。ホームボタンに指紋認証機能があるのもうれしい。上下にフリックさせて使います。

これが背面のブツブツ
少しデザインが変わったGALAXY S5のアイコン
指紋認証機能は指を上下にフリックして使う

ドロイド ウェアラブルガジェットも出ていましたね。

スピーディー 「Gear fit」は従来のGearよりコンパクトになって、率直に欲しいと思った! 日本で出ると買っちゃうかも。

こちらは日本でもリリースされている「GALAXY Gear」の後継となる「Gear 2」。OSにはTizenが用いられている!
同じく腕時計型の「Gear fit」は曲面の有機ELを採用していて、これはなかなかカッコイイ

カリー 結局のところ、GALAXY S5は日本で発売されるんですかね?

ドロイド もちろん本当のことはわからないんだけど、日本のユーザーにとっては待望の防水・防塵対応なのと、サムスン電子の日本法人サイトに行くと、まだ海外版しか発表されていないGALAXY S5を、トップページで大きくアピールしているんですよ。だから、ねえ……ということで(笑)。

サムスン電子の日本サイトではトップページでGALAXY S5をアピール

そのほかの端末も見ていこう
中国メーカーに勢いあり?

ドロイド すでに結構長くなってきたので、どんどん先に進みましょう。ファーウェイもすでに日本で多数スマホをリリースしているメーカーですよね(関連記事)。

スピーディー 7型のファブレット「MediaPad X1」はよかったですよ。大きいのにちゃんと電話ができるんですよ。4.5型ディスプレー採用のミドルレンジ「Ascend G6」、デュアルスピーカー搭載で動画視聴などに最適な8型タブレット「MediaPad M1」も出ていた。

7型ファブレットの「MediaPad X1」。これでしっかり通話もできる

ドロイド ウェアラブルガジェットも出しているんですね。通話ができる「TalkBand B1」は、Android 2.3以降とiOS 5.0以降対応ということで、iPhoneにも対応しているのが面白い。

iPhoneでも使えるファーウェイ製のウェアラブル端末

ドロイド あと中国メーカーではZTE。

スピーディー 昨秋に発表されたIGZO液晶を搭載の4.7型スマホ「ZTE nubia Z5S LTE」に加えて、6型ファブレット「Grand Memo II LTE」が新登場(関連記事)。

ZTEの6型ファブレット「Grand Memo II LTE」

カリー 「グランドメモ」ってなんかすごそう……。

スピーディー もともと「Memo」っていうブランドを展開していて、そのファブレット版だから「Grand Memo」なのかと。ロック画面の解除方法が変わっていて、画面をタップすると指の周りに円ができて、それが一周すると解除になる。2秒ぐらいかかるけど。

 それから、日本でも発表されたパナソニックの「Toughpad」が、Windows Phone版だけじゃなくて、Android版も出品されていた。これを契機に日本でも個人向けスマートフォンを再度出す……とかになるといいんだけど。あと、Oppoっていう中国メーカーの端末も俺好み。リアカメラ部分がクルッと回って、自撮りが高画質で可能になる。これは別に記事を書いたからそっちを見て!(関連記事

カメラ部分が回転するOppoの5.9型ファブレット「N1」。完成度はかなり高そうだ

カリー 「isai」でおなじみのLGはどうでしたか?

スピーディー 4.7型スマホ「LG G2 mini」とフラッグシップモデルの「LG G2 Pro 2」(関連記事)。このまま日本で出るかどうかはわからない。ただし、「Knock Code」というディスプレーの任意の場所をタップしてロック解除するシステムがおもしろかった。

4.7型の「G2 mini」(左)と5.9型の「G Pro 2」。日本に来る可能性はある?

新興国向けスマホが業界の最注目
まだまだ拡大するスマホ市場

ドロイド 私は日本でMWC関連のいろいろな記事を読んだり、ライターさんからの記事をひたすら登録したりしていたのですが、新興国市場向けの端末や戦略が大きな注目を集めていた印象ですね。

スピーディー 日本では海外でいうところのフラグシップ機がお手頃に入手できるけど、世界の多くの地域ではiPhoneやGALAXY Noteには憧れは持っていても、経済的になかなか手が届かない夢の製品だったりする。だから、各社ともフラグシップ機のイメージを受け継いだミドルレンジやローエンドのスマホを投入している。前述の「Xperia M2」はその代表格。

ドロイド NokiaのAndroidスマホである「Nokia X」シリーズもその狙いなんだよね(関連記事)。100ユーロクラスのローエンドのラインナップを埋めるためにAndroidを採用した。でも、UIやデザインは上位のLumiaシリーズのイメージを受け継いでいて、いわゆるAndroidスマホと似通ったものではない。一方で、マイクロソフトがWindows Phoneの次期バージョンでは要求スペックを下げて、ローエンドクラスでも動くようにすると言っている(関連記事)。じゃあ、Nokia Xシリーズはどうなるんだという話だけど。

4型液晶を搭載する89ユーロの「Nokia X」(左)と5型液晶で109ユーロの「Nokia XL」(右)。UIを見ると、Androidスマホとはまったく異なり、グーグル製アプリも基本的に利用できない

カリー Nokia Xシリーズは確かグーグルのサービスを入れていないんですよね。

スピーディー そう。GoogleのマップもYouTubeもない。Nokiaが用意したアプリストアを使う。あと興味深かったのが、メモリー容量などのスペックの違いで10ユーロ刻みで端末が用意されていること。日本のスマホユーザーにとっては、10ユーロは外食1回分かもしれないけど、この端末がターゲットになっている市場では大きな意味を持つということでしょう。

カリー ASCII.jpで25ドルスマホの記事を読んだのですが、注目される理由がわかってきました!(関連記事

スピーディー Firefox OSのMozillaが、中国のSpreadtrum Communicationsという半導体メーカーと協力して開発するプラットフォームね。まだ試作段階で操作はできなかっけど、ちゃんと動いていたよ(関連記事)。メモリーなんて128MBだというのに!

これが25ドルスマホのプラットフォームを利用した開発機。1GHzのシングルコアCPU、128MBメモリーと完全なローエンド級だが、しっかりとFirefox OSが動作していた

カリー スゴイ! これからもスマホユーザーがアジアやアフリカでさらにドンドン増えていくわけですね。

ドロイド ただ、「Firefox OSはローエンド向けに作っているわけではない」ということだから、将来的にはハイエンドなFirefox OSスマホが出てくるかも。KDDIは前から開発表明をしてますしね。楽しみにして待ちましょう!

各自、スペインを表現するよう言ったときの写真。どうも左から、闘牛、フラメンコ、サクラダ・ファミリアらしい。さらに知っているスペイン人について聞いたところ、それぞれドン・キホーテ、カルロス・サインツ、フランシスコ・ザビエルという答えだった

MWCのテーマは「新興国市場」「ウェアラブル」「第3のOS」
来年はスマホ総研全員でスペイン上陸……?

すでに来年も行くつもりのスピーディーさん

スピーディー まとめると、MWCの今回のテーマは3つあったと思う。1つ目は新興国市場。まだまだ市場が拡大している新興国のユーザーを獲得するために、フラグシップ機を頂点としてラインナップを各社工夫していた。Nokiaはその典型だし、マイクロソフトやMozillaのようにOSからのアプローチもある。

カリー ミドルレンジやローエンドのスマホって、プラスチッキーだったりするんですが、逆にそれが実用品として魅力的であったりもしますよね。それに各メーカーともただの安物にならないよう、工夫されている印象です。でも、そういう端末は日本には来ないのがちょっと残念。

お腹が超弱いという致命的な弱点を持っているため、及び腰のドロイドさん

スピーディー 2つ目は「ウェアラブル」。2013年から流行の兆しはあったけど、ここにきて各メーカーが本腰を入れてきた。

ドロイド 今年は確実に広がりそうですね。ウェアラブルといえば、MWCでは展示をしていないアップルの動きも気になるところです。

スピーディー そして3つ目が、Android、iOSに続く、「第3のOS」。Firefox OSが気を吐いていたようだけど、Tizen、あともちろんWindows Phoneにも注目。

ドロイド Windows Phone 8スマホはそろそろ日本でリリースしてほしいし、マイクロソフト自身にとっても必要だと思うんですけどね。

スピーディー と、見所たくさんなMWCだったんですけど、来年はカリーさんも一緒にバルセロナに行きませんか?

カリー 行きたいです! アスキースマホ総研で世界進出です! パエリア食べたい!

ドロイド 自分は正直嫌だけどね。取材は楽しいけど、本当に疲れ果てるし、海外はウォシュレットが無いし。

カリー えええー。


【巻末おまけ4コマ】
これでスペイン旅行も完璧だ!

アスキースマホ総研 ラボメンバー紹介

カリーさん アップル製品やネットサービスが専門というフリーライター。ASCII.jpの人気企画「富士見iPhoneクラブ」のリーダーでありながら、「iPhone以外のスマホに詳しくなって、仕事の幅を広げたい」という前向きなのか、個人的な思惑なのか、理由はともかくアスキースマホ総研をスタートさせた。海外にはよく行くが、物を落としたり、忘れたりと、やたらとトラブルに巻き込まれるタイプ。


ドロイドさん ASCII.jpのスマホ班リーダー。会社員なのに自費で常に多数のスマホを契約中。料金・通信速度に加えて、スペック表に載らない違いなど細かな話が大好き。実際、端子がキャップレスか、バッテリーが交換できるかといった細かな部分ばかり気にしている。海外で真っ先にチェックするのは「ホテルのトイレがきれいかどうか」と、これまた細かい。


スピーディー末岡さん ASCII.jp編集部所属。Androidユーザーのスピード狂。その名に恥じず速いものが大好きで、スマホはスペックからチェックするタイプ。ヘルメットを被っているのは、「俺はいつでも高速だから……」というよくわからない理由。とはいえ、スマホ総研では唯一“顔が見える”男だ。バルセロナで開催されたMWCに出張してきたが、おみやげは乗り継ぎのパリの空港で買ったチョコだった。


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