iPhone 特集・連載

【「iPhone」カメラ活用ガイド-第3回-】

Instagramなど画像加工系アプリを活用して、「iPhone」のカメラを楽しもう!

文●河野弘道

2014年03月28日 20時50分

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おすすめアプリ2


Adobe
Photoshop Express


コントラストや彩度の調整が行え
手軽に本格的な画像加工が可能

 Adobe Photoshop Express(アドビ フォトショップ・エクスプレス)は、パソコン用画像加工ソフトでおなじみのアドビ社製無料アプリ(一部アプリ内課金あり)。このアプリもカメラ機能を持ち撮影も行えるが、画像の傾きの補正や回転はもちろん、明るさやコントラスト、彩度の調整なども行え、画像加工アプリとしての側面が強い。もちろん、デジタルフィルター機能も備えていて、より手軽な画像加工も可能だ。加工した画像は、本体内保存のほかメールに添付して送ったり、FacebookやTwitterなどのSNS、アドビのクラウドサービスである、Adobe Revel(アドビ レヴェル)にアップロードしたりできるので、加工後の処理もスムーズだ。

 ただし、現時点では英語版となっており、日本語には対応していない。そのため、手早く作業するには表示の意味を理解するのに、多少の慣れが必要かもしれない。

 ちなみに、アドビの画像加工用アプリとしては、Photoshop Touch for phone(フォトショップ・タッチ・フォー・フォーン)もある。こちらは、有料(500円)でレイヤー機能なども備えた本格仕様。パソコン用フォトショップとの連携機能も搭載されているので、フォトショップユーザーにおすすめのアプリ。iPhoneで簡単に画像加工を進めて、パソコン用フォトショップで最終的に仕上げるといった作業ができる。

Adobe Photoshop Expressの操作方法

スライダーを使って細かく調整
できる画像調整機能に注目!

 起動画面では、
Adobe Revelからの画像展開とカメラでの撮影(Take a Picture)、カメラロールからの画像展開が選択できる。撮影済みの画像を加工する場合には、カメラロールからの展開を選択。カメラロールのサムネイルをタップして、画像編集画面に。編集画面では、自動補正機能や赤目補正機能、画像の回転機能のほか、22種類のフィルター(ほかに有料のフィルターが20種類あり)や31種類のフチ付け(フレーム含む)などが用意されている。さらに、画像調整機能として、明瞭度やシャープネス、コントラスト、色温度、彩度など9項目(このほか、有料のノイズリダクション機能あり)の調整がスライダーで細かく行える。画像加工を終えたら、画面右上の保存アイコンをタップして、保存先(iPhone本体、クラウド、メール、SNS)を選ぶ。

iPhone iPhone

起動画面では、Adobe Revelからの開く(Open from Adobe Revel)、写真を撮影する(Take a Picture)、カメラロールから開く(Open from Camere Roll)が選べる(画面左)。画像を選択(撮影)した後の編集画面では、画面上部に自動補正機能と保存アイコンが並び、下段に左からフィルター、画像回転とトリミング、画像調整、赤目補正、フレームと並ぶ(画面右)。

iPhone iPhone

フィルターは「LOOKS」が標準のフィルターで「PREMIUM LOOKS」は有料となる(画面左)。画像回転とトリミングでは、スライダーを使っての回転のほか、画像を左右、上下に反転させること(FLIP)も可能。トリミングは、ピンチ操作で行う(画面右)

iPhone iPhone

画像調整は、明瞭度、シャープネス、ノイズ除去(有料)、明るさ、コントラスト、ハイライト、シャドー、色温度、色相、彩度の10項目。これをスライダーでそれぞれ細かく調整できる。多少の知識は必要となるが、パソコン用レタッチソフト並みの調整が可能(画面左)。赤目補正は、自動検出タイプでワンタッチで補正できる。フチ付け機能は、基本(BASIC)13種、フチ(EDGES)7種、フレーム(FRAMES)11種と豊富だ(画面右)。

[iPhone]画像加工系アプリの使い方 [iPhone]画像加工系アプリの使い方

▲夕焼けの写真を撮影したのだが、空の赤みが自動補正されてしまった(画面左)。そこで、「Vibrant」(鮮やか)のフィルターを使用して、空の赤みを出した。しかし、手前に走っている電車は、完全にシルエットになった。また、できればもう少し空の赤みがほしいところだ(画面右)。

[iPhone]画像加工系アプリの使い方

▲「Vibrant」のフィルターに加え、画像調整機能で色温度や色相、彩度を使用して赤みを強めた。さらに、ハイライトとシャドーを調整して電車のディテールがわずかに見えるように仕上げた。加工の結果、ややノイズが出ているが、色はイメージに近いものにできた。どうしてもノイズが気になるようなら、有料のノイズ除去機能を使うのもありだろう。

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おすすめアプリ3


Snapseed 
 

部分補正やHDR機能といった
豊富な機能が手早く使える

 Snapseed(スナップシード)は、2012年にGoogleが買収したNic Softwareの無料アプリ。Nic Softwareは、元々アドビ フォトショップ用プラグインなどの開発メーカーで、Googleに買収されるまで、Snapseed自体も有料アプリであっただけのことはあり、本格的な画像加工が可能。フィルター機能も効果を細かく調整しながら適用できる。画像を上下、左右にスワイプしながら調整する操作性はユニークなものだが、慣れると素早く直感的に操作ができるのも魅力だ。

 機能的には、自動補正のほか画像回転(角度補正)やトリミング、画像調整、部分補正などの画像調整機能のほか、白黒やビンテージ調、ボケ調整、HDR(ハイ・ダイナミックレンジ)仕上げといったフィルター系機能、フレーム付け機能など豊富にそろう。しかも、そのフィルター系を含む多くの機能で細かい調整が可能だ。特にHDR仕上げがフィルターとして選べるのは3本中唯一。操作も日本語でのガイド表示が可能なので、操作に戸惑うことも少ない。数多くの機能を、できるだけ手早く使いこなしたいならおすすめのアプリだ。

Snapseedの操作方法

上下左右のスワイプ操作で効果が得られる 


 Snapseedを起動するとフォトライブラリーが立ち上がり、カメラロールなどから加工したい画像を選択できる。また、簡易的なカメラ機能も搭載(編集画面から呼び出せる)。画像を選択すると編集画面となり、使用したい機能を画面下部のアイコンから選択する。アイコンは自動補正やトリミング、フィルター系機能まで含めて全部で15種類。アイコン選択後は、画面上を上下にスワイプすることで調整できる項目を選択し、左右にスワイプすることで効果の度合いを調節するのが基本的な操作(トリミング機能など一部例外あり)で効果の度合いは、画面下部に数値で表示される。また、操作に迷った場合はアイコン選択後に画面左上に表示される「?」マークをタップすると、日本語での操作解説が表示されるので安心。

iPhone iPhone iPhone

編集画面はほかの2つのアプリに比べるとシンプルで、機能は画面下のアイコンに集約されている(画面左)。アイコンを選択(画面は「HDR SCAPE」のもの)し、画面上を上下にスワイプすると調整できる項目を選択できる(画面中央)。項目を選んだら、今度は左右にスワイプし効果の度合いを調節する(画面右)。

iPhone iPhone iPhone

▲Snapseedの機能でユニークなものの1つが、部分補正(SELECTIVE ADJUST)が行える点。操作は、追加ボタン(+ボタン)をタップし、次に効果を効かせたい部分をタップ。コントロール ポイントと呼ばれる点が表示される(画面左)。画面を上下左右にスワイプして効果や度合いを選択したら、ピンチ操作で効果を適用する範囲を指定。指定された範囲がピンチ操作している間赤く表示され、効果が適用される(画面中央)。これらの操作方法は、画面左上の「?」をタップすることで、日本語での解説が表示される(画面右)。

iPhone iPhone

公園の景色を撮影。SnapseedのHDR機能を使って写真の階調を広げて白とびを抑え、影の部分を浮き上がらせた。また、空の色をより鮮やかに仕上げるため、部分補正機能を使って彩度を上げた(画面左)。元の写真と比べると、影の部分などにその差が見てとれる(画面右)。

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機能の豊富さだけでなく作業のしやすさや
簡便さも重視してアプリを選びたい

 iPhoneのカメラ機能は、撮影時には手間をかけずに手早く確実に撮影するというタイプの機能といえる。それだけに、撮影後の処理もできるだけ簡便に行いたいと思うユーザーは多いと思う。今回紹介した中では、Instagramが、そうした手早さの点で優れる。

 一方で、iPhoneで手早く撮影した写真だからこそ、キッチリと画像処理したいと思う人もいるだろう。そうしたユーザーには、Adobe Photoshop ExpressやSnapseedを用いれば、より満足度の高い結果が得られる。中には、もっと高度な画像加工がしたい! という人もいると思うが、そうなるとAdobe Photoshop Expressの解説で触れた、Photoshop Touch for phoneの登場となる。

 今回紹介したもののほかにも画像加工系アプリは数多く存在し、中にはフィルターなどの魅力的な機能を持つものもある。しかし、撮影や画像処理、アップロードまでのワークフローを十分に考えられたアプリとして、今回紹介した3つは特におすすめできる。


ライター
河野弘道(こうのひろみち)

東京造形大学デザイン学科卒。カメラマンアシスタントを経て、フリーのカメラマンに。後、カメラ雑誌などの編集に携わり、写真・カメラ関連を中心に撮影・執筆・編集を行いつつ現在に至る。

 

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