Android 特集・連載

「LINE電話」レビュー! 実際に使ってみてわかった、使い勝手や問題点をチェック

文●小林誠

2014年03月31日 20時45分

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「LINE電話」は発信専用の機能
相手がドコモのときは注意

 前述したように「LINE電話」は「発信」機能のみ搭載しており、着信するときはスマホに搭載されている通常の電話機能を使う。「LINE電話」から通話する場合は、通常の電話をかける場合と同様。「LINE電話」のキーパッドから電話番号を入力し、「発信」ボタンをタップすればOKだ。

「LINE電話」は1分ごとにクレジットが消費される仕様となっているので、たとえ数秒で電話を切ったとしても、1分のクレジットが消費される。残りクレジットが1分に満たない場合は、クレジット不足で通話が終了(クレジット不足になる1分前に鈍い反響音のような大きな警告音が鳴る)。電話をかける場合も、クレジット不足なら購入が必要になる。1分に満たない端数のクレジットが残ると、ちょっとモッタイナイのだ。

「LINE電話」レビュー!使い勝手や問題点をチェック 「LINE電話」レビュー!使い勝手や問題点をチェック

携帯電話へかけた場合(画面左)と、固定電話へかけた場合の画面(画面右)。それぞれ消費するクレジット量が違う表示になっている。

 では、一方で、「LINE電話」から通話した場合、通話相手にはどのように表示されるのだろうか? auとソフトバンク、イー・モバイルやウィルコムのスマホ(iPhone含む)やガラケー(PHS含む)であれば、LINEアプリの有無に関係なく、通常の電話機能が起動。電話番号が表示されるか、または相手が電話帳に登録している場合は名前が表示される。機種にもよるが、多くの場合は着信履歴から折り返し発信することも可能だ。

 しかし相手がドコモ(スマホでもガラケーでも)のユーザーの場合、電話機能が起動するものの「非通知」か「通知不可能」の表示が出る仕様となっている。そのため、相手が「迷惑電話」だと思ってしまい、電話に出てくれない可能性は高い。合わせて、ドコモ端末にかけた場合は、着信履歴も番号が「非通知」「通知不可能」なので、折り返し発信は不可。ただし、相手が留守番電話サービスを有効にしていれば、留守電に電話番号を吹き込み、折り返し電話してもらうことは可能だ。

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auのスマホで着信した場合とドコモのスマホで着信した場合。auのスマホでは、国際発信の「81」が表示されているが、電話帳の名前も同時に表示されていて安心(画面左)。しかしドコモのスマホでは「通知不可能」(画面右)。怪しまれて電話に出てくれない可能性もある……。

相手から折り返し電話がきた場合、
「LINE電話」はどうなるか

 ただし、ドコモユーザーであってもスマホを使っていて、LINE内で互いに友達になっている場合はLINEからの通知がある(詳細は後述)。

 では、相手から折り返し電話がきた場合、「LINE電話」はどうなるか?  この場合は、通常の通信キャリアの電話機能が起動し、通常の電話で応答することになる。「LINE電話」はあくまで発信専用なので、着信は通信キャリアのサービスを使用するという仕組みなのだ。ちなみに、「LINE電話」の履歴には、「LINE電話」から発信した履歴のみが残る仕様となっている。

 相手とLINEで友達になっている(相手も電話番号でアカウント作成している/ドコモも含む)場合は、前述したようにスマホのLINEからの通知があり、電話の発着信の履歴がLINEの「トークルーム」に表示される。これは、相手がドコモユーザーの場合であっても、名前が表示されてちゃんと残る。もっとも、そもそも「互いにLINEユーザー同士」なら無料通話が可能なので、そのまま「トーク」から無料通話をするのが賢い方法だ。

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LINEの友達同士なら(アプリ内で登録できる)、ドコモのスマホでも、LINEから名前付きの通知がくる(画面左)。LINEアプリ内の「トーク」からも確認できる(画面中央)。そのまま相手の名前をタップすれば、無料通話(LINEユーザーのみ可能)にもつながる(画面右)。

「LINE電話」は固定電話にもかけることができる。筆者の自宅は「ひかり電話」なのだが、問題なく話すことができた。ただ注意したいのは、「0120」や「0570」「0800」から始まる番号には、かけられないところ。詳しくはLINEの公式サイトで確認してほしいが、110番の警察や119番の消防などの緊急電話、時報や天気予報を中心に3桁の電話番号にもかけられない。

「050」番号のIP電話への通話はどうか? 「050 plus」の番号にかけてみたが、ちゃんとつながった。しかも「ドコモスマホ」で「050 plus」のアプリを使っていれば、番号が通知された。ただし「050」のIP電話からそのまま「LINE電話」に折り返し発信しても、電話はつながらない(国際番号を外して電話すればOKだが)。

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▲「LINE電話」から050IP電話へ発信してみた(画面左)。「050 plus」で着信に応答することが可能(画面右)。ただし「050 plus」から履歴の折り返し発信をしてもつながらないので、「LINE電話」で050の番号にかけるときは、相手からの電話が欲しいときは、「81」を外して080や090から電話をかけてもらうよう、伝える必要がある。これは、かなり面倒くさい。

 似たような事情はデータ通信専用SIMを使ったスマホ、タブレットにもあり、これらはLINEで電話番号を使えれば(SMSで)、発信ができるのだが、相手が折り返しても着信しないため、電話はつながらない。

 ちなみに「Wi-Fiのみ(モバイルデータ通信オフ)」での通話も可能だが、これは「LINE電話」だけでなく通常の電話機能でも可能だ。

LINE電話には保留機能がない!
バックグラウンド通話・キャッチホンは?

 ここからは「LINE電話」の発信以外の機能について述べる。まず電話をかける前だが、「履歴」「連絡先」「お店」が表示。「履歴」は「LINE電話」の発信履歴で、「連絡先」は電話帳を取り込んだデータ。どちらもLINEアプリ上で編集ができないため、削除や並べ替えは不可だが、連絡先に新規の追加を行うことは可能。スマホの電話帳にも同時に追加される。「お店」は周囲の飲食店などを検索し、そのまま電話がかけられる便利機能。「LINE@加盟店」と表示されている場合は、無料でかけられる。「設定」にはクレジットの購入以外に、購入履歴と使用履歴が残る。こちらは時系列で詳細な履歴なので、詳しくクレジットの消費を知りたい場合にチェックしたい。

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「お店」をタップすると周辺の店の電話番号が分かり、無料通話ができる店も見つけられる(画面左)。設定の使用履歴には、細かい通話先、時間、消費クレジットがずらりと並ぶ(画面右)。

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電波が不安定なところでは「接続状態が不安定です。」と注意が表示(画面左)。通話中にキーパッドを表示した画面(画面右)。

「LINE電話」はバックグラウンドで起動させることができるため、ホームボタンやアプリボタンを押せば、「LINE電話」を終了させずに他のアプリを使える(ただし強制終了することもあるので注意)。通話をしながらブラウザを起動し、スピーカーフォンで話すなんてことも可能だ。ステータスバーを開けば、簡単に「LINE電話」の画面に戻すことができる。

 では、「LINE電話」を使って通話している最中に、第3者から電話がかかってきたらどうなるのか?  キャッチホン機能はないためか、通常の電話が起動。なんと、「LINE電話」は強制終了となるのだ。これは、いささか強引かも! 通話が重なるケースは少ないとはいえ、まったくないわけではない(筆者はわりとあるのだが……)。なので、いきなり通話が切断されては困るという場合は、「LINE電話」を使うのは避けたほうがいいだろう。

「LINE電話」レビュー!使い勝手や問題点をチェック line

LINE電話中にブラウザを開くと、ステータスバーに電話中のアイコンが表示(画面左)。ステータスバーを開くとLINE電話を選択できるので、元の通話画面に戻れる(画面右)。

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