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【「ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト」総力特集-第2回-】

『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』レビュー&基本攻略「前編」

文●中里一雅

2014年04月03日 18時30分

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 国民的な知名度と人気を誇るRPG『ドラゴンクエスト』(以下、『DQ』)シリーズの名を受け継いだ、スマートフォンアプリ『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト』(以下、『DQMSL』)。総力特集2回目は、その魅力と序盤を乗り切るためのアドバイスをお届けしよう。

「ドラクエMSL」開発者インタビュー

【PART1】レビュー:かつて『DQ』で遊んだ大人から、
今『DQ』を知ろうとしている若年まで楽しめる


 短時間でも遊べるゲームデザインと“『DQ』の記憶”を刺激する演出は、忙しい大人にこそ体験してほしい。

 本作『DQMSL』のプロデューサーである柴貴正氏がインタビューで語っているように、『DQ』シリーズは初代の発売から28年、『ドラゴンクエストモンスターズ』(以下、『DQM』)シリーズは初代の発売から16年ほどの年月が経つ。発売当時に遊んだファンたちもすでに30代、40代となり、自らの置かれている環境は当時とは大きく変わっている。今は仕事でそれなりのポジションに就き、家庭を築くなどで、日々忙しさに追われている、かつての少年少女も少なくないだろう。そういう状況では、コンシューマーゲームとじっくり向かい合う時間はなかなか取れず、いつしか『DQ』シリーズ全体から縁遠くなってしまったオールドファンがいたとしても仕方のないことかもしれない。

『DQ』シリーズの発売元であるスクウェア・エニックスは、そんなかつての『DQ』ファンが気軽に遊べるように、必要最低限の機能をベースにした“スーパーライト”と銘打つ、スマートフォンアプリ『DQMSL』を投入してきた。

 システム的には『DQM』のコアな部分、“モンスターを集めて育てて戦わせる”を忠実に再現。クエストでのダンジョン探索や地図でモンスターをみつけて倒して仲間にし、“気合伝授”“パワーアップ”“転生”などの多彩な成長システムでモンスターを育て上げ、さらに手強いクエストに挑む、というサイクルになっている。一方でストーリーは「わたぼう」による簡単な世界観説明がある程度、ダンジョン内の移動はスワイプでブロック単位で画面を切り替えていくというスタイルであるなど、コンシューマーゲーム版と比べて、かなり“ライト”な設計なのがポイントだ。

 だが、“ライト”であるという点は決してコンシューマー版よりも劣っているという意味ではない。先ほども説明したとおり、『DQMSL』は忙しい大人も気軽に遊べることを目的とした作品で、そのために重くなりがちな部分は極力そぎ落とし、プレイの負担を軽減しているからだ。たとえばクエストは1回数分、長くても10分以内にクリアできるのがほとんどというボリュームで、電車などでの移動中に終わらせることが可能。移動中や戦闘中に乗り継ぎのためにアプリを落としたり、電話がかかってくるなどでアプリが強制終了したとしても、直前の状態から再開できるユーザーフレンドリーな仕様も魅力だ。コンシューマー版ではモンスターに特定のモンスターをかけあわせる“配合”となっていた要素は、『DQMSL』では、それぞれのモンスターに必要な種類のタマゴロン(転生用モンスター)を集めるスタイルになっていて、ハードルをグッと下げているのだ。こうした方向性であるなら、ストーリーを簡略化し、物語を読むだけで電車での貴重な移動時間が終わることのないようにしたのも、うなずける話だ。

DQML

▲ダンジョン探索は、モンスターを移動させるというよりも、ブロック分けされた部屋のほうをフリック操作で動かす感覚だ。慣れてくると1秒に1回くらいの間隔でサクサクと移動できる。

DQML

▲転生用のタマゴは数種類あり、モンスターごとに特定の組み合わせが必要となる。汎用性をもたせたことで、かなりハードルが下がった印象だ。

 一方で、システムが変わったからといって、“『DQ』らしさ”はまったく色あせてはいない。モンスターのラインナップや各種ビジュアルはもちろん、洞窟、塔、森などのダンジョン内の風景、すべる床や毒の沼地といったおなじみの仕掛けなどは、シリーズ作品をほうふつとさせるものばかり。そしてサウンド。アプリを起動させてタイトルで流れるおなじみのテーマ曲や、「ピッ↑」という決定音やレベルアップ音などの効果音が、脳の奥底に眠っていた『DQ』の記憶を呼び覚ましてくれるのを感じるはずだ。

 そしてなによりファンの“ドラクエ感”を喚起させてくれるのは戦闘だ。『DQMSL』は5匹+助っ人1匹の味方パーティが、最大5匹の敵モンスターと戦うというもので、ターン制であること、“たたかう”“ぼうぎょ”“とくぎ”“どうぐ”といったコマンドを使うこと、AIによるオートバトルも可能であるなど、多くの点で従来の『DQ』作品を継承している。そして最も重要なのは立ちはだかる敵の強さのバランス。ダンジョンに待ちかまえる手強いボスを倒してクエストをクリアするためには、道中はいかにダメージを受けずに敵を倒すか、どの程度MPを温存するかといった戦略を立てていかねばならない。“かいしんの一撃”で戦況を一気に有利にできることもあれば、敵からの“つうこんの一撃”で主力を倒されて一気にピンチに、という運の要素もある。そのようなシリーズ作品の絶妙な緊張感や戦略性が『DQMSL』にはあるのだ。

DQML

▲回復アイテムはダンジョン内で入手できるもののみで、クリア後に持ち出すこともできない。限られた回復ソースをいかに使うかで頭を悩ませる。

 もうひとつ強調したい点は、無課金でも強くなれる道が多く用意されているという点だ。『DQMSL』では現在、最も強いSから最も弱いFまで、モンスターに7段階のランクが設定されている。無論、最高ランクのSはいわゆる課金ガチャに相当する“地図ふくびきスーパー”でもなかなか入手が難しいが、モンスターによっては転生をくりかえすことで、AランクやBランクからでもSランクに到達させることができる。また、高ランクであるほど成長が大器晩成型になるため、低レベルで挑む序盤ではDランク以下のモンスターのほうが能力が高くて使いやすいなど、あらゆるモンスターに活躍の余地を残し、プレイヤーのやりこみ次第で無課金でも強力なパーティを編成可能にしている『DQMSL』は、気軽に遊ぶには最適なゲームデザインといえるだろう。

 重厚な要素を削り、高ランクが絶対ではない工夫などで、ライトユーザーに遊びやすくデザインされた『DQMSL』は、かつて『DQ』で遊んだ大人たちから、今『DQ』を知ろうとしている若年層まで、ライトなプレイ感覚でするっと親しめる作りになっている。“ドラクエ感”を味わい、スマートフォンアプリに広がりつつある“ドラクエワールド”に足を踏み入れるきっかけとしては、これ以上ないタイトルだ。

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