最新端末を丸裸! スマートフォン定点観測

Xperiaなど、6型のファブレットのバッテリーは長持ち? (1/4)

文●小林 誠、ASCII.jp編集部

2014年04月14日 12時00分

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 6型クラスのファブレット3機種を比較しているスマホ定点観測。最後となる今回はスタミナ比較と、これまで紹介しきれなかった独自機能、小技に触れる。最後に勝つのはどのファブレットだろうか?

ASUS「Fonepad Note 6」

au「G Flex LGL23」

au「Xperia Z Ultra SOL24」

画面も大きいがバッテリーも大きいファブレット
バッテリーの持ちは結局どうなる?

 比較しているファブレットはASUSのSIMフリー端末「Fonepad Note 6 ME560CG」、au「G Flex LGL23」「Xperia Z Ultra SOL24」の3機種。主なスペックは以下の通り。

  ASUS
「Fonepad
Note 6
ME560CG」
au
「G Flex
LGL23」
au
「Xperia Z
Ultra
SOL24」
メーカー ASUS LG ソニーモバイル
本体サイズ 約88.8×164.8×10.3mm 約82×161×8.8mm 約92×179×6.5mm
重量 約210g 約178g 約214g
画面サイズ 6型 6型 6.4型
画面解像度 1080×1920ドット 720×1280ドット 1080×1920ドット
OS Android 4.2.2 Android 4.2.2 Android 4.2.2
CPU デュアルコア 2GHz クアッドコア 2.3GHz クアッドコア 2.2GHz
ROM/RAM 16GB/2GB 32GB/2GB 32GB/2GB
メモリーカード microSDXC(64GB) 外付けリーダー microSDXC(64GB)
通話機能
下り最大通信速度 21.6Mbps
(W-CDMA)
150Mbps
(4G LTE)
150Mbps
(4G LTE)
LTE対応周波数 非対応
(W-CDMA、GSMのみ)
2GHz/1.5GHz
/800MHz
2GHz/1.5GHz
/800MHz
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応
テザリング ○(最大8代) ○(最大8台) ○(最大10台)
カメラ画素数 800万画素CMOS
(裏面照射型)
1320万画素CMOS
(裏面照射型)
810万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 120万画素CMOS 240万画素CMOS
(裏面照射型)
220万画素CMOS
(裏面照射型)
防水/防塵 ×/× ×/× ○/○
ワンセグ連続視聴 × 5時間30分 5時間30分
フルセグ連続視聴 × 3時間30分 4時間
FeliCa ×
赤外線通信 ×
(リモコンのみ)
NFC ×
Bluetooth 3.0 4.0 4.0
MHL(HDMI) × ○(SlimPort) ×
Miracast
SIM形状 microSIM microSIM microSIM
バッテリー容量 3200mAh 3500mAh 3000mAh
Qi × × ×
カラバリ ブラック、ホワイト ブラック ブラック、ホワイト、パープル

 料金ではFonepad Note 6、スペックではXperia Z Ultra、スピードチェックとカメラチェックでG Flexが勝ち、ここまでは若干G Flexがリードしている状況だ。片手操作が苦手な面があったりはしたものの、3機種とも個性的で面白い勝負ができていると感じている。

 今回はバッテリー容量が3機種とも3000mAh以上。G Flexがもっとも電池容量が大きい3500mAhで、6型ディスプレーも解像度がHD止まりな分、スタミナ面で有利。逆にXperia Z Ultraは3000mAhと6.4型フルHDで不利と予想しているのだが、結果はどうなるだろう。早速チェックしていく。

YouTubeの2時間連続再生
G Flexが残量94%で過去最大

 最初にテストしたのがYouTubeの2時間連続再生。LTEに接続して(FonepadはドコモのSIMカードを挿して3Gに接続)2時間YouTubeを再生し続け、電池の残量を見る。音量は中くらい、明るさは自動調整、GPSは有効にし、Wi-FiとBluetooth、省エネ設定はオフ。そのほかの設定については初期設定のままだ。電池の消費経過はアプリの「Battery Mix」を使っている。

 後述するが、今回はこれまでに無い結果が出たため、念のため3回テストを行い、最良の結果を掲載した。

  Fonepad Note 6 G Flex Xperia Z Ultra
2時間視聴後の
バッテリー残量
72% 94% 73%

 本連載で初めてとなる94%という残量をG Flexが達成した。2時間で6%しか減っていない。これまではGALAXY Note IIやAQUOS PHONE ZETAが88%でトップだったので、この数字を見たときは何かの間違いではないかと感じたほどだ。

G Flexのバッテリー持ちはかなり良好だ

 そのため前述の通りテストをやり直したのだが、2回目/3回目では89%、87%という数字になった。そのため本体の温度や周囲の明るさがかなり理想の環境でないと難しそうだが、歴代機種トップクラスのスタミナであるのは間違いない。曲面ディスプレイに採用されている有機ELによる効果もあったのだろうか。

 Fonepad Note 6とXperia Z Ultraは70%台。電池持ちが長いとは言えないが、通常のスマホと同程度であることを考えると十分とも言える。ただタブレット並の電池持ちを期待するとガッカリするかもしれない。

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