シャオミが最新フラッグシップ「Mi 4」発表、激安ウェアラブルも

文●末岡洋子

2014年07月23日 22時30分

 中国Xiaomi(シャオミ)は7月23日、同社4機種目となるフラッグシップスマートフォン「Xiaomi Mi 4」を発表した。中国でも始まったLTEに対応。フルHD 5型ディスプレーなど高機能を詰め込み、価格は1999元(約3万3000円)。Mi 4と連携できるリストバンド「Mi Band」も発表し、加熱するウェアラブル市場にも参入した。

2014年のフラグシップ機の性能を備えて、約3万3000円というシャオミの新端末

 “想像を超える”というキャッチの下で披露された最新のフラッグシップMi 4はメタルフレームボディーを持ち、5型のシャープ製フルHD液晶(1080×1920ドット)を備える。ディスプレーの明るさはiPhone 5Sと比べて17%増しと主張している。

 プロセッサーは2.5GHz動作のクアッドコアプロセッサSnapdragon 801、Adreno 330グラフィックプロセッサを搭載し、メインメモリーは3GB。高性能かつ低消費電力を実現するという。背面には4K動画対応、高速なフォーカスなどの特徴を持つ最新のソニー製13メガピクセルカメラ、それに8メガピクセルのフロントカメラも備えた。通信方式は中国の主要キャリアが提供するTD-LTEと3Gに対応、FD-LTE版も提供予定とのこと。ストレージは16GB(1999元)、64GB(2499元)から選択できる。

 Androidはバージョン4.4.2を搭載し、その上に同社独自のAndroidインターフェース「MIUI v5」を重ねている。対応言語は24言語としている。背面のカバーは着せ替えが可能だ。

1300円のウェアラブル端末もリリース!

 Mi 4と合わせて発表した「Mi Band」はMi 4と連携するスマートリストバンド。バッテリー持続時間は30日間、IP67レベルの防塵・防水機能を備え、価格はなんと79元(約1300円)。

 スマホとはBluetoothで接続し、パスワードを入力することなくジェスチャーによりスマートフォンのロック解除ができる。電話着信をバイブレーションとフラッシュライトで通知するなどのことも可能。このほか、モーションセンサーによる万歩計、カロリー計算、睡眠分析などのフィットネスやヘルス機能があり、データをスマートフォンで管理できる。

 Mi 4は7月29日に3G版を中国向けに発売する。TD-LTE版は9月を予定する。

 Xiaomiは2014年を国際展開の年としており、シンガポール、フィリピン、台湾、マレーシアなどに展開済み。今後、タイやインドネシアなどのアジア諸国だけでなく、ロシアやブラジルにも拡大する予定を明らかにしている。Xiaomiはオンライン直販、安価かつ高スペック、洗練されたデザインの端末が受け入れられ、中国ではAppleをしのいで3位のスマートフォンベンダーにのし上がっている。


■関連サイト

mobileASCII.jp TOPページへ

mobile ASCII

Access Rankingアクセスランキング