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Xperia A2、URBANO、STERAM S、小さくてもスタミナはある? (1/3)

文●小林 誠、ASCII.jp編集部

2014年08月25日 15時00分

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 コンパクト、操作性、料金とそれぞれに特徴を持つ3機種を比較してきたが、最後はスタミナチェック。バッテリー容量が小さい機種もあるが、省エネ技術も進んでいるはず。電池はどれだけ持つのか?

ドコモ「Xperia A2 SO-04F」

au「URBANO L03」

ワイモバイル「STREAM S 302HW」

スペックをおさらい
3機種とも1勝ずつの展開

 ドコモ「Xperia A2 SO-04F」au「URBANO L03」ワイモバイル「STREAM S 302HW」の3台を3回にわたってテストしてきたが、今回が最後のチェック。まず、主なスペックをおさらいすると以下の通りだ。

  ドコモ
「Xperia A2
SO-04F」
au
「URBANO L03」
ワイモバイル
「STREAM S
302HW」
メーカー ソニーモバイル 京セラ ファーウェイ
本体サイズ 約65×128×9.7mm 約70×140×9.9mm 約66×133×6.8mm
重量 約138g 約154g 約110g
画面サイズ 4.3型 5型 4.7型
画面解像度 720×1280ドット 1080×1920ドット 720×1280ドット
OS Android 4.4.2 Android 4.4.2 Android 4.4.2
CPU クアッドコア 2.2GHz クアッドコア 2.3GHz クアッドコア 1.6GHz
ROM/RAM 16GB/2GB 16GB/2GB 8GB/2GB
メモリーカード microSDXC(128GB) microSDXC(128GB) microSDHC(32GB)
下り最大通信速度 150Mbps
(Xi)
150Mbps
(4G LTE)
75Mbps
(4G)
LTE対応周波数 2GHz/1.7GHz
/1.5GHz/800MHz
2.5GHz(WiMAX 2+)
/2GHz/800MHz
1.7GHz
キャリアアグリゲーション × ×
VoLTE × × ×
無線LAN 2.4/5GHz対応 2.4/5GHz対応 2.4GHz対応
テザリング ○(最大10台) ○(最大10台) ○(最大8台)
カメラ画素数 2070万画素CMOS
(裏面照射型)
1300万画素CMOS
(裏面照射型)
800万画素CMOS
(裏面照射型)
インカメラ 220万画素CMOS
(裏面照射型)
97万画素CMOS
(裏面照射型)
500万画素CMOS
(裏面照射型)
防水/防塵 ○/○ ○/○ ×/×
ワンセグ連続視聴 8時間20分 9時間10分 ×
フルセグ連続視聴 × × ×
FeliCa ×
赤外線通信 × ×
NFC ×
Bluetooth 4.0 4.0 4.0
MHL(HDMI) ×
Miracast
SIM形状 microSIM nanoSIM microSIM
バッテリー容量 2300mAh 3000mAh 2000mAh
Qi × △(別モデル) ×
カラバリ Lavender、White、GrayBlack、Orange パープルブラック、アイビーグリーン、ピンクゴールド ホワイト、ピンク、ブラック

 ここまで、料金はSTREAM SスピードチェックはURBANO L03カメラテストでXperia A2がそれぞれで1勝ずつという展開だ。今回のスタミナチェックで優勝が決まると言っていい。

公開当初、スペックの一部に間違いがありました。お詫びのうえ、修正いたします。

YouTube2時間再生テスト
小型スマホのXperia A2がトップに!

 最初に比較するのはYouTubeの2時間連続再生テスト。満充電の状態で2時間の動画を再生し、電池残量を見る。電池の消費経過を見るためのアプリには「Battery Mix」を用いている。

 場所はLTE(4G)のエリアだが、ドコモのXperia A2はアンテナが4本中2本と少し厳しめ。STREAM Sは4本中3本、URBANOは4本中4本という状況だった。

 設定は音量を中くらい、明るさは自動調整、GPSは有効にし、BluetoothとWi-Fiはオフだ。他の設定については初期設定とほぼ同じだが、3機種とも同じGoogleアカウントでサインインしている。

  Xperia A2 URBANO L03 STREAM S
2時間視聴後の
バッテリー残量
79% 76% 62%

 結果はXperia A2が残量79%でトップ。コンパクトでありながら80%近い結果は優秀と言えるだろう。ただしエリアのせいか、再生が途中で途切れ、やり直しもあった。

YouTube2時間再生後でも残量は79%

 続くのがURBANO L03。これも76%の電池残量なら他の機種と比べても悪くない結果だ。画面が5型と3機種中一番大きいことを考えれば、健闘していると言えそう。

 STREAM Sは残量62%と差をつけられた。最近の機種だと70%台はキープする印象があるので、やや見劣りする。バッテリー容量も2000mAhと最近の機種では小さめで、テスト中は画面が若干明るいのが気になった。画面を見る側としてはよいのだが……。明るさセンサーの差もあったかもしれない。

複数の操作でも
Xperia A2のバッテリー残量が多かった

 次は複数の機能を使い、その電池消費の経過を見る。最初にカメラを起動し、静止画50枚と動画10分の撮影、次にKindleアプリをインストールし、200ページ前後の電子コミックを1冊読み終える。最後に30分間マップのナビを利用して外出する。

 引き続き本体の設定は同じだが、Wi-Fiのみ有効にしている。

  Xperia A2 URBANO L03 STREAM S
カメラ撮影後 96% 94% 96%
電子書籍1冊 91% 87% 93%
マップ30分 82% 81% 77%

 ここでもXperia A2の勝ち。ただし結果は僅差だ。カメラ撮影ではSTREAM Sと並び、電子コミックを読み終えたときは2位に。マップのナビ終了後もURBANOに追いつかれそう。それでも勝ちは勝ち。

 続くのがURBANO L03。マップのナビで電子消費が少なく、6%しか減っていない。STREAM Sはその逆。カメラ、電子コミックのときは消費が抑えられていて、途中までは1位という勢い。だがマップのときに一気に電池を消費してしまった。外出してテストしているので、LTEのエリアによる差があったかもしれない。

 次ページでは最後に3機種のさまざまな機能、設定をチェックする。

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