アマゾンから8.9型のハイエンドタブが登場、Snapdragon 805搭載

文●ASCII.jp編集部

2014年09月18日 17時20分

 Amazon.co.jpは、同社タブレットの中でもハイエンドモデルの「Fire HDX 8.9」をニューモデルに更新した。16/32/64GBの各モデルが用意されており、価格はそれぞれ4万980円、4万7180円、5万3280円。

 すでに予約注文は始まっており、サイト上の発売予定日は11月4日。なお、後述する下位モデルの「Fire HD」と合わせて、“Kindle”のブランド名が今回から省かれている。日本にはまだ上陸していないが「Fire Phone」や「Fire TV」などの機器とブランドが合わされたものと考えられる。

CPUやGPUが最新になった新「Fire HDX 8.9」

さらに性能がアップして、ゲームや動画が快適に

 新しくなったFire HDX 8.9は、2013年モデルと比較すると、2560×1600ドットという高解像度の8.9型液晶を搭載する点では変わらないが、性能はさらにアップ。

 CPUはクアッドコアで2.5GHz動作のSnapdragonを搭載(2013年モデルは2.2GHzのSnapdragon 800)。GPUは70%高速になったとしており、ゲームや動画再生に威力を発揮するとする。サウンド面でも、タブレットでは初の「Dolby Atmos」に対応。ヘッドフォンでも立体感のある音場を実現する。

 無線LANもMIMO対応のIEEE802.11acと高速化。HDMIアダプター経由でテレビやPCディスプレーと接続したり、USBアダプター経由でメモリーカードやキーボード、マウスを使うことが可能である。

 OSは新バージョンの「Fire OS 4 Sandria」。電力効率が改善し、スタンバイ時の電力消費を最低限にしたり、「Advanced Streaming and Prediction(ASAP)」と呼ばれる機能により、ユーザーの操作の前にストリーミングビデオのバッファリングを開始して、快適な動画再生が可能になった。

 本体サイズは2013年モデルと変わらない231×158×7.8mm、重量もほぼ同じ375g。

 純正のORIGAMIカバーは約20%計量された新バージョンが登場。合皮タイプで5940円。「Made for Kindle」として、Belkin製のキーボードカバー(9900円)も用意されている。

6型と7型のFire HDも新モデルに

 下位モデルの「Fire HD」についても、6型と7型の2モデルが新しくなって登場。10月16日の発売予定。

こちらは1万円から買えるFire HD

 ともに1280×800ドットのIPS液晶を搭載。8/16GBの2モデルずつが用意されている。「Fire HD 6」は1万1800円、「Fire HD 7」は1万6280円だが(ともに8GBモデル、16GBモデルはプラス2000円)、Fire HD 6は10月12日までに予約するとさらに9980円に割り引かる。

 最新のFire OS 4を搭載し、HDMIやUSB経由での拡張が可能なのはFire HDX 8.9と同様。


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