四本淑三のダイエット・ギークス

プレイヤー必見! Ingressを楽しむコツは敵味方を区別しない? (1/4)

文●四本淑三

2014年10月18日 12時00分

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 知らず知らずのうちに膨大な運動量を積み重ねてしまい、結果的にダイエットになってしまう夢のようなゲーム。それがIngressです。

 一般的に言って、ゲームはそれ自身で何の価値も生み出しません。むしろ我々の時間を奪うだけという意味ではマイナスです。しかしダイエッターにとっては、運動を生活習慣化するための貴重なモチベーションであります。時間も失うが体重も減る。これ最高。

 であるがゆえに、できれば末永くIngressを使っていきたいものですが、一般的なダイエットと同様、いつかIngressにも飽きたり、心が離れたりするときが来るのかもしれません。

Ingressの楽しみ方は人それぞれ

 まず最初に訪れる危機は、Lv8になった後にどうするか。……だろうと私は想像していました。

 Lv8までは、レベルアップと取得するアイテムの強度が比例して高まるので、必死になってやり込みます。それ以降もレベルは上がって行きますが、新規ポータルの開拓数などに応じた「バッジ」、すなわち栄誉が増えるだけで、攻撃力が上がって感じる痛快さはありません。

これはユニークなポータルを占拠した数によって与えられる「Pioneer」バッジ。そのほかハックした回数、リンクを張った数などによって、様々なバッジが用意されています。バッジには取得数に応じて銅、銀、金、プラチナ、黒の5種類あり、Lv8以降のレベルアップに必要となってきます

 実際、Lv8を超えて、私の運動量は減りました。ですが、ある程度ゲームをやり込むと、以前のような激しさはないものの、自分のペースでのんびり楽しめるようになります。

 たとえば、ユニークポータルの取得数を伸ばすために遠征に行こう。じゃあ、そのための自転車ツーリングを考えてみようか、とか。あるいは珍奇なポータルを探す「珍ポータル(決して略してはいけません)」集めを楽しむ方々もいらっしゃいます。

 人それぞれの楽しみ方ができるIngressですが、このゲームから心が離れることがあるとすれば、そのきっかけは、おそらく位置情報がからむネットワークゲームの特性に起因したものになるかもしれません。

(次ページでは、「IngressのためにGoogle Glassを使いたい?」

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