ファーウェイが15日(現地時間)に、ロンドンのOld Billingsgateでプレス向けイベントを開催。新フラグシップ機である5.2型の「Huawei P8」、6.8型の「Huawei P8 max」の2モデルを発表した。
両機種とも30ヵ国以上で発売予定としているが、日本での発売については明言していない。しかし、同社は日本国内でもSIMフリー機を非常に積極的にリリースしているだけに(前モデルのP7も販売されている)、期待が持てそうな端末だ。
薄型で高級化があるデザインの「P8」
カメラも強化し、iPhone対抗
ファーウェイのPシリーズは、HiSilicon製オクタコアCPUを搭載するなど、スペックの高さはもちろん、デザインにもポイントを置いたスタイリッシュさが基本コンセプトだ。「Huawei P8」でもそのコンセプトは引き継がれており、アルミ一体成形による薄型化と相まって(約6.4mm)、シンプルながらも高級感のある仕上がりになっている。
背面カバーにはE Inkディスプレーを採用したオプションアイテムも用意。ロシアのYotaphoneのように背面もディスプレーとして活用でき、バッテリー消費を抑えて電子書籍が閲覧できる。
また、プレゼン内で特に強調されていたのがカメラ機能。従来の赤/緑/青に加え、白を感知する世界初のRGBWセンサーを採用。これにより明るすぎる場所での白とびや、暗い場面での黒つぶれなどを防いだ撮影が可能となる。
ユーザーの使い勝手を向上させる機能も追加されており、同社のTalkBand B2など特定のBluetooth機器と接続しているときは、パスワード不要でロック解除が可能。またスクリーンショットも画面上に円を描いてからタップするだけで保存できる。
スタンダードモデルとプレミアムモデルがあり、細かなスペックに違いがあるとのこと。価格は499ユーロ(約6万3500円)と599ユーロ(約7万6000円)。
なんと6.8型液晶の「Huawei P8 max」
バッテリーも4360mAhと巨大
つづいて「Huawei P8 max」は、Pシリーズのコンセプトのまま、6.8型フルHD液晶(JDI製と明言されている)と大型のディスプレーを採用したファブレット。CPUやカメラ機能などスペックはHuawei P8とほぼ同等となっている。
本体自体が大きいため、バッテリーは4360mAhと大容量。動画コンテンツが長時間楽しめるようCPUの動作などが工夫されており、ローカルに保存された動画なら、最長で10時間の視聴が可能としている。
さらに端末の発熱を抑えるため、トヨタのレクサスやBMWなどにも使われている、熱伝導率の高い放熱用の素材を採用。3Dゲームなど負荷の高い動作時に威力を発揮する。
P8 maxも2モデルで展開。価格は549ユーロ(約7万円)と649ユーロ(約8万3000円)。大画面のファブレットやデュアルSIM仕様は中国市場を意識しているため、日本での展開は微妙。とはいえ、画面サイズ的にはほかにはないモデルなので、こちらも日本での導入に期待したい。
Huawei P8 | Huawei P8 max | |
---|---|---|
ディスプレー | 5.2型液晶 | 6.8型液晶 |
画面解像度 | 1080×1920ドット | 1080×1920ドット |
サイズ | 約72.1×144.9×6.4mm | 約93×182.7×6.8mm |
重量 | 約144g | 約228g |
CPU | HiSilicon Kirin 930 2.0GHz(オクタコア) |
HiSilicon Kirin (オクタコア) |
メモリー | 3GB | |
ストレージ | 16GB | 64GB |
OS | Android 5.0 | |
カメラ画素数 | リア:13メガ/イン:8メガ | リア:13メガ/イン:5メガ |
バッテリー容量 | 2680mAh | 4360mAh |
カラバリ | Mystic Champagne、Titanium Grey | Luxurious Gold、Mystic Champagne、Titanium Grey |