格安SIM、格安スマホ関連の1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週の話題は、CCCとフリービットの合弁企業が「TONE」というブランドで、TSUTAYA店頭で販売を開始するというものだ。

CCCとフリービットの合弁企業による
「TONE」がTSUTAYA店頭で販売される

　カルチュア・コンビニエンス・クラブ（CCC）とフリービットの合弁によるトーンモバイルは、格安スマホ「TONE」をTSUTAYA店頭などで販売する。

“Tのスマホ”と称する「TONE」が本格起動

　TONEはスマホ本体とSIMのセット販売で、端末はこれまで「freebit mobile」ブランドで提供されてきた5.5型液晶搭載機をカスタマイズしたもの（価格は税抜2万4000円、分割払いも可能）。SIMは税抜月1000円のプランに1本化。この料金で500～600kbp程度のデータ通信とIP電話が利用可能。070/080/090番号の音声通話機能（税抜月953円）や高速通信（1GBあたり税抜300円）もオプションで追加できる。

　TONEならではの要素としては、Tポイントの付与（200円あたり1ポイント）のほか、BD/DVDの月1枚無料レンタル、専用アプリによる初心者へのサポートなどがある。

ドコモ、SIMロック解除を購入半年後にしたのは
悪用防止のため

　NTTドコモは、2014年度通期決算説明会の質疑応答で、5月1日以降に発売される端末において、購入から180日経過後でしかSIMロック解除手続きを受け付けない点について説明を行なった。

　従来は購入直後から、SIMロック解除の手続きが可能なため、ユーザーにとっては不利な変更になるが、これについて「少ない割合かもしれないが、一部のユーザーが不正に入手して転売するという、悪意ある行為の防止という観点から必要」と説明した。

　格安SIMの主流であるドコモMVNOのSIMの場合、SIMロック解除がなされていないドコモ端末でも利用できるが、端末購入から半年以内に海外旅行に行くユーザーなどにとっては納得しがたい変更と言えそうだ。

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