仏高級酒のレミーマルタン(Rémy Martin)は7月1日、コニャックなど酒のボトルキャップ部にNFCタグを内蔵した商品「レミーマルタン・コネクテッドボトル」を展開すると発表した。
SELINKOの「CapSeal」と呼ばれる技術を採用。スマホと通信できるNFCチップがボトルのキャップ部分に収められ、ボトルの口の部分にあるシール部に配線が内側から貼り付けられているようだ。シールをはがすと断線するため、スマホをかざすことで一度も開栓されたことがないこと/開栓されたことがスマホ側で分かる。
ボトル内の酒を詰め替えるといった悪質な販売を防ぐ狙いがあり、今年秋から中国で発売される。また、SELINKOによると、酒が最終的にどのような顧客に消費されたかを確実に追跡できるため、ダイレクトマーケティングといった展開に利用しやすい。レミーマルタンではポイント制といった顧客用サービスも行なうようだ。