格安SIM、格安スマホ関連の1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週の話題は、mineoがドコモプランを正式発表。また、フランスブランドのSIMフリースマホの登場という2つだ。

mineoが発表会を開催。ドコモ網を利用したサービスの詳細を発表した

mineoがドコモプランを正式発表
既存ユーザーはプランの以降も1度は無料

　1つめの話題はau MVNOのmineo。ドコモ網を利用した新プランを以前から予告したが、9月1日からのスタートとともに、正式にサービス内容と料金を発表した。

　「ドコモプラン（Dプラン）」の料金は上記のとおり。データ専用SIMで月3GBで月972円と、格安SIMでは標準的な料金。また「auプラン（Aプラン）」についても、これに合わせた値下げが行なわれている。

　ドコモプランとauプランの違いは、データ専用SIMでのSMSの扱い（ドコモプランは月129円のオプション、auプランは標準機能）、音声通話付きSIMはドコモプランがデータ専用SIMからプラス月756円、auプランがプラス月658円と若干の料金差がある。

　なお、プランの変更は手数料として2160円が必要。既存ユーザーは1度に限り、手数料が無料となる。音声通話付きSIMでの両プラン間のMNPも可能で、こちらも手数料は2160円。

余った通信分を家族または知人にプレゼントできる「パケットギフト」も9月にスタートする。異なるプラン間でも可能

　割引サービス、キャンペーンも発表されている。1人または家族での複数回線契約（住所や姓が異なっていても3親等まで可）は、最大5回線まで1回線あたり月54円割引。キャンペーンは、新規契約者には1GBコースの月額基本料相当（税抜800円）が6ヵ月無料というもの。さらにドコモプランを先行予約すると、3ヵ月無料が追加される。

フランスのブランド「ALCATEL ONETOUCH」が
ミドルハイクラスのSIMフリースマホをリリース

　もう1つの話題は、またまたSIMフリースマホの新規参入。フランスのブランド「ALCATEL ONETOUCH」による、「ALCATEL ONETOUCH IDOL 3」だ。

　アルカテルはもともとフランスの通信企業で（米ルーセントとの合併後にノキアが買収）、その携帯電話部門を中国メーカーTCL Communicationが買収した。ちなみに実は国内での端末リリースは初めてではなく、「IDOL 2 S」が「イオンスマホLTE」として、昨年9月に発売されている（関連記事）。

　ALCATEL ONETOUCH IDOL 3は、ミドルハイから、さらにやや上のクラスの製品で、5.5型フルHD液晶（1080×1920ドット）、オクタコアのSnapdragon 615（1.5GHz＋1GHz）、2GBメモリー、16GBストレージ、リア13メガ／イン8メガカメラ、IEEE802.11ac、2910mAhバッテリー、Android 5.0となかなかの高性能。

　ネットワーク面でも、FD-LTEはバンド1/3/7/8/19/20とドコモXiの3周波数に対応。価格は公式オンラインショップで4万6224円と、SIMフリースマホとしては少し高めだが、性能／デザイン面も含めて、魅力的な端末と言えるだろう。

カラバリはダークグレー、メタリックシルバー、ソフトゴールドの3色。上下シンメトリックなデザインも特徴

月1000円前後の人気格安データ通信サービス
（すべて税込）

月1500～2000円台の人気格安データ通信サービス
（すべて税込）

^{※1：9月末までのキャンペーン価格}