格安SIM、格安スマホ関連の1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週はもしもシークスから発売される、エイビット製の電話機型SIMフリー端末に、CCCグループのTONEモバイルによる新端末＆新サービスの発表が話題となった。

イエデンワの3G版!?　固定電話型SIMフリー機とSIMのセットがもしもシークスから登場

ZenFone 2 Laserに6型モデルが登場
従来モデルには新色も

　1つめの話題は、もしもシークス（エックスモバイル）の「スゴい電話」。このスゴい電話は、イエデンワやストラップフォンなどで知られるエイビット製の固定電話型端末と格安SIMのセットとなっている。

　まず電話機は3G回線に対応したSIMフリー端末で、なじみのある形状、操作感であらゆる層に受け入れられそうだ。ACアダプターのほか、単3乾電池4本または専用リチウムイオン電池（オプション）での動作も可能。単3乾電池で連続待受時間350時間、連続通話時間8時間も使えるので、災害時の備えとしても活用できる。

　また、3Gのみながらデータ通信＋テザリングにも対応しており（下り最大7.2Mbps）、自宅内の各種機器をインターネットに接続する使い方も可能。価格は税抜3万5000円。

　もしもシークスが提供する専用プラン「スゴいプラン基本コース」は音声通話付きのSIMで、基本料金が月1380円、通話料が30秒あたり19.9円（ともに税抜）、さらに1GBの高速通信を含むデータ通信も利用できる。現在はキャンペーンにより、契約から半年間は税抜月980円。出荷開始は12月中旬を予定している。

CCCグループのトーンモバイルが「TONE」の新モデル
LTE対応＆各種セキュリティー機能を追加

　CCC（カルチュア・コンビニエンス・クラブ）グループのスマホ事業である「TONE」が、新スマホと新サービスを発表した。まず端末はついにLTEに対応。ディスプレーは5.5型HD液晶で、MediaTek製クアッドコア（MT6735 1.3GHz）、2GBメモリー、16GBストレージ、13メガカメラ、3000mAhバッテリーなどを搭載。端末価格は税抜2万9800円で割賦払いも可能。

端末／化粧箱ともに多くのユーザーに受け入れられるのを前提としたシンプルな物を採用している

　セットとなるSIMは、従来から変更はなく、税抜月1000円の1プラン。500～600kbpsで速度制限があるデータ専用SIMだが、050番号のIP電話がセットになっているほか、090番号の音声通話が税抜月953円、高速オプションが1GBあたり税抜300円で追加可能。IP電話も進化し、Wi-Fi接続時もIP電話のみはLTE／3G回線を常に利用することで通話品質を改善しているとのこと。

　TSUTAYAのフランチャイズ店における今年度中の展開に向けて、サービスやサポートにも力を入れている。たとえば化粧箱に端末を収めるだけで、自動診断プログラムを起動し、必要であればサポートに電話できるほか、独自のクラウドサービスでの端末を探す機能、子供向けの独自UIや位置情報の確認機能なども用意されている。現在はウェブ直販および、TSUTAYA12店舗とTONE直営の2店舗などで販売中。

月1000円前後の人気格安データ通信サービス
（すべて税込）

月1500～2000円台の人気格安データ通信サービス
（すべて税込）

^{※1：11月末までのキャンペーン価格}