格安SIM、格安スマホ関連の1週間の動きをまとめてお届けしている本連載。先週はIIJmioが月5GBのプランで通信量を1GB増量するほか、au MVNOのUQ mobileが新割引を発表。Y!mobile対抗で税抜月1980円でのサービスを開始する。

Y!mobileを意識してか、UQ mobileが最大13ヵ月間、月1980円で利用可能なサービスを開始する

IIJmioが月5GBプランで通信量を1GB増量
月3／5GBのプランでSIMの追加が1枚可能に

　まず1つめの話題は、人気の格安SIM「IIJmio」について。従来月5GBの高速通信が利用可能だった「ライトスタートプラン」（データ専用SIMで月1641円）を対象に、通信量を1GBアップの月6GBにする。7月1日開始で、同プランの利用者は自動的に適用される。

IIJmioの月5GBプランが月6GBに増量！

　さらに7月7日からは、月3GBの「ミニマムスタートプラン」、上述の「ライトスタートプラン」でSIMの追加を可能にする（基本の1枚に、1枚の追加が可能）。この2枚のSIMでは通信量はシェアされ、2枚目のSIMの利用料は月432円（SMS付きは月151円、音声通話付きは月756円のプラス）。さらにSIMカードの追加手数料として2160円が必要だが、7月中は1080円に割り引かれる。

UQ mobileが1年間は税抜月1980円で
2GBのデータ＆無料通話分付きの「イチキュッパ割」を開始

　主要キャリアと格安スマホの中間的な存在として、ここにきてY!mobileが非常に好調な動きを見せているが、KDDI子会社でau MVNOの「UQ mobile」もそれに対抗するかのような料金を打ち出してきた。

　7月からスタートする「イチキュッパ割」は、音声通話付きSIM「ぴったりプラン」の新規契約時（MNPを含む）に適用されるもので、本来は税抜月2980円で月1GBのデータ通信＆1200円分の無料通話が付くところを、月2GB＆2400円分に倍増したうえで、さらに最大13ヵ月、月1000円を割り引く（月1000円のオプション追加で、月6GB＆4800円分になる）。

月1980円（2年目以降は月2980円）で2GBのデータ通信に加え、60分相当の無料通話分も付くので、通話もある程度するというユーザーにはオトク度が高い

　「ぴったりプラン」は2年契約前提ながら、実質0円での端末販売も行なっており、格安スマホに十分対抗できる料金体系と言える。また通信速度制限時（アプリからオン／オフ可）も300kbpsと、一般的な格安SIMと比べて高速なほか、実際の快適度を体験できるよう15日間無料の「Try UQ mobile」も開始する。

WiMAXルーターで好評だったお試しサービスをスマホでも開始する

月1000円前後の人気格安データ通信サービス
（すべて税込）

月1500～2000円台の人気格安データ通信サービス
（すべて税込）

^{※1：518円／1GBの追加チャージのみ、購入当月のみの利用で繰り越し不可（他は3ヵ月後の末日まで利用可能）。繰り越し可能な1GBのチャージは1188円。}