スマホと人工知能を活用した服薬継続の効果を測る実験開始

文●田沢

2016年07月25日 17時03分

 情報医療は7月25日、スマホ診療プラットフォーム「curon(クロン)」と京都大学医療疫学講座との共同研究事業を開始したことを発表した。スマホと人工知能を活用した服薬継続の効果及び遠隔診療の安全性を検証する。

 クロンはインターネットを通じて医師の診療を受けられるスマホ診療プラットフォームだ。2016年4月には日本初となるスマホ診療アプリをリリースした(iOS版とAndroid版)。診察・処方・決済に加えて、服薬継続のサポートまでを行なうサービスを提供している。

 服薬継続のサポートには、ディープラーニング技術を組み込んだ人工知能curon AI(クロンAI)を活用し、患者の性格や好みに応じた効果的な服薬継続のサポートを提供する。同研究により服薬の継続率をいかに高められるかを検証し、遠隔診療によって診療の安全性が保たれることも検証する。京都大学の福間准教授は「疾患・服薬管理に深層学習を活用した興味深い取り組みであり、実証研究でその成果を明らかにしていきたい」と述べた。

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