グーグルは22日（現地時間）、Android Nのコードネームで開発が進められてきた新バージョン「Android 7.0 Nougat」の正式版をリリース。Nexus端末への提供を開始している。

　今後Nexus端末には数週間をかけて順次配信される。対象となるのは、Nexus 6P／5X／6／9、Nexus Player、Pixel Cに、トルコ向けのAndroid One端末のGeneral 4G Mobile。さらにAndroid 7.0では初の端末として、LG V20もニュースリリースで紹介されている。

　Android 7.0では250以上の新機能が搭載されているとアピールしているが、一般的なユーザーに関わりそうなものとしては、マルチウィンドウ機能の正式サポート、利用状況を検知してのバッテリー消費のさらなる改善、3DグラフィックAPI「Vulkan」やグーグルのVR「Daydream」のサポート、絵文字の72の追加、複数言語への対応、システムアップデートのバックグラウンドでの自動化などがある。

マルチウィンドウの例

　なお今後の動向としては、Android 7.0に対して、四半期ごとにメンテナンスリリースを提供。機能のリファインを継続するとしている。また、次期Developer Preview版（Android O？）のリリースも計画にあるとのことだ。