ドコモの格安スマホ「MONO」にSIMフリー2機種が挑む! カメラはどう?

文●ASCII.jp編集部

2017年03月13日 12時00分

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 600円台の価格が話題のドコモ「MONO」に、1万~2万円台で購入できるSIMフリーのスマホ「“gooのスマホ”g07」「SHINE LITE」の計3機種を比較中。3機種ともトータルコストは安い。では、カメラはどうだろうか?

ドコモ「MONO」
gooのスマホ g07
Alcatel SHILE LITE

コスパのg07、スピードのMONO、カメラはどうなる?

 ドコモ「MONO MO-01J」、gooのスマホ「g07」、Alcatel「SHINE LITE」の3機種を比較し、トータルコストとスペックでg07スピードチェックではMONOを勝ちと判断。スペックも近いこの2機種が良い勝負をしており、性能面でやや見劣りするSHINE LITEは若干厳しい展開。だがカメラに関しては3機種とも力を入れている模様。まずはカメラの主なスペックをまとめた。

  MONO g07 SHIN LITE
アウトカメラ画素数 1330万画素 1300万画素 1300万画素
アウトカメラF値 2.2 2 2
インカメラ画素数 490万画素 800万画素 500万画素
インカメラF値 2.4 2.4 2.2
動画と静止画の同時撮影
動画最大サイズ フルHD HD HD
シーン設定の有無 × ×
露出補正 ×
ホワイトバランス調整 ×

 3機種ともメインのカメラの画素数は約13メガでほぼ横並び。しかし自撮りなどで活躍するインカメラは、g07が8メガと高画素だ。SHINE LITEとMONOは約5メガ。

 カメラのレンズの明るさを示すF値はg07がアウト・インカメラともにF2.0でこちらも有利に見える。一方動画の撮影サイズではMONOが唯一フルHDの撮影に対応している。

 マニュアルでのシーン設定はg07のみを〇にしたが、設定自体はなく、撮影モードにシーン別のモードが多数あったため〇としている。SHINE LITEはマニュアル設定が露出/ホワイトバランスともになし。すべてカメラ任せなので×ではあるが、ラクに撮影ができるとも言える。

 スペック表だけを見るとMONOとg07が有利そうに見える。

カメラの起動時間でもMONOが最速!

 まずはカメラの撮影スピードをそれぞれチェック。ロック画面とホーム画面からの起動時間を見ていく。起動の様子を動画で撮影し、各機種3回ずつ計測、確認した。なお片手操作で行なっている。

  MONO g07 SHINE LITE
カメラ起動速度 1秒26~1秒33
(ロック画面)
1秒67~2秒00
(ロック画面)
2秒33~3秒04
(ロック画面)
1秒10~1秒20
(ホーム画面)
1秒43~1秒64
(ホーム画面)
2秒13~2秒46
(ホーム画面)

 ロック画面、ホーム画面どちらからもMONOが一番速い起動となった。とくに本体サイズが小さく、ロック画面のカメラボタンに指が届きやすい。このカメラボタン、画面左側にあり、筆者は右利きなので遠いように見えるのだが、あっさりと指が届く。カメラ画面は明るさが落ち着くまでに時間がかかっているものの、それでも3機種中最速だ。

 2位はロック画面、ホーム画面からの起動どちらもg07。ロック画面でスワイプするのだが、反応は◎。タッチ操作の反応が良いので画面や本体の大きさは片手操作でも気にならず。ただしカメラ画面に表示される小さなアイコン群の表示が遅い場合がある。SHINE LITEはロック画面でスワイプする際、反応がいまひとつ。また画面の明るさが落ち着くのにも時間がかかっており、差がついてしまった。

撮影間隔もMONOが最速! 安定しているのはSHINE LITE

 さらに撮影間隔もチェック。同じ被写体を撮影し、シャッターボタンを連打する。1枚1枚の撮影時間が短い機種を価値と判断する。撮影モードは初期状態のままで設定などは調整しない。これも3回ずつテストした。

 なお撮影間隔はとても短いため、これも動画で撮影し、シャッターを切るアニメーションやプレビューアイコンの変化を参考に計測時間を出している。

  MONO g07 SHINE LITE
カメラ撮影間隔 0秒20~0秒50 1秒17~1秒37 0秒46~0秒80

 圧倒的な速さでMONOがまたも1位。これは体感的にもわかるほどで、シャッターボタンを連打すると、リズムよく撮影できる。ただし長い時間の連打は難しく、今回は3回までで止めているためトップだが、これが10回以上連打となると、途中で急に遅い場合がある。

 2位にはSHINE LITE。最速で0秒46、あとの2回はどちらも0秒80で、MONOと比べ遅めとなったが、こちらは撮影スピードがMONOより安定しており、10回以上連打したとしてもこのペースで撮れそうだ。カメラの設定に「ゼロシャッター遅延」があり、これが最初からオンになっていたのも有利だった。

 3位は1秒台のg07。こちらはシャッターボタンを押したあと毎回ワンテンポ遅れる感じ。シャッターを切るペースは安定しているものの、SHINE LITEよりは明らかに遅い。今回は3機種とも使っていてハッキリとした差を感じた。

実写比較ではMONOがリードと判断

 ここからは実写比較。3機種に加え、デジタル一眼のキヤノン「EOS 70D」でも同じ被写体を撮影して比較する。カメラの設定はすべて初期設定、オートのまま。

MONO
g07
SHINE LITE
EOS 70D

 パッと見た印象ではMONOがデジイチに近い。ただアヒルの人形はMONOが明るく、カラータイルの青は濃く、逆に赤色、オレンジは淡い。とはいえ全体的な印象でMONOがまずはリード。

 g07は明る過ぎて色が飛んでいる。背後のカーテンから、アヒル、ウサギの人形、カラータイル、造花までずいぶん白っぽい。SHINE LITEも明るい印象。ただアヒルの人形とカラータイルは色がクッキリ出ている。

インカメラ比較でSHINE LITEが1勝

 インカメラの実写比較ではデジイチ抜きで撮影し、筆者の主観で勝ちを決める。

MONO
g07
SHINE LITE

 MONOのみ設定のせいで左右反転した状態で撮影している。この点は評価に含めずに見ていくと、SHINE LITEの勝ちと判断した。

 SHINE LITEはカーテン、各人形の色が自然。造花はかなり白いものの、まだピンクが残っている。g07はやはり明る過ぎて全体的に白っぽい。造花が入っている黒い箱もグレイに近い色だ。

 MONOは味のある写真になっているものの、カーテンがあまりにも黄ばんでいる。セピア色に加工したかのよう。カラータイルやシーラカンスの人形の色は鮮やかだが、カーテンの違和感が強過ぎる。

暗所撮影は互角! 人形やカラータイルは3機種とも近いが……

 暗所撮影も行なった。被写体付近を明るさ150ルクス程度に設定し、メインカメラでまず撮影した。これはデジイチを加えて比較する。

MONO
g07
SHINE LITE
EOS 70D

 どの画像も違和感自体は無く、自然な印象だ。とくにメインの被写体であるアヒルの人形とカラータイルはほぼ互角。ただしデジイチの写真とは3機種とも違う印象で、MONOとSHINE LITEは背景が緑っぽく、g07はグレーだがかなり黒っぽい。床を見ると3機種ともデジイチよりも青白い。この暗所撮影は引き分けだろう。

インカメラで暗所撮影 自然な色合いのg07が勝利

 同じくインカメラで暗所撮影を行ない比較した。こちらは筆者の主観で勝ちを決める。MONOは再び左右反転している。

MONO
g07
SHINE LITE

 今回はg07の勝ちだろう。今までとは一転して画像全体の明るさは抑えられている。3機種のなかでは暗いものの、実際の見た目にかなり近い印象だ。対してMONOは明る過ぎ。きれいには見えるが、実際との違いが大きい。ただし画像は明るいのが良しという人ならMONOが1番だろう。

 SHINE LITEは背景のカーテンが、あまりにも緑がかっており、床も緑っぽく大きな減点。アヒルの人形の明るさはg07よりも自然なのだが……。

基本しっかりのMONO、設定の細かいg07
地味な感があるSHINE LITE

 最後にそれぞれのカメラの独自機能や細かな機能を見ていく。

 MONOは最近のスマホにある機能を一通り揃えている。各種エフェクトやHDR、スマイルシャッター、美肌モードに、スローモーション撮影や、タイムラプス、定点撮影に使える2~20秒間隔のインターバル撮影が可能。自由に設定を変えられるプロモードも用意しており、グリッド線の表示、水準器機能、シャッタースピード(1/2~1/3200)やISO感度(最大1600)の調整などができる。

基本的なモードやエフェクトなどは用意されており、一般的なユーザーなら不満は感じないはず
インターバル撮影やグリッド線の機能も用意されている

 g07はMONOと比べると、より細かい設定が特長で、冒頭でも触れたが撮影モードが細かく、夜景や夕焼けといった一般的なものから、雪景色、花火、スポーツ、ろうそく、劇場など細かなシーンが用意されている。早送りの動画が撮れる低速度撮影、スマイルショット、ジェスチャーショットも用意。

 さらに音声でのシャッター(合言葉で撮影)もあるのだが、検証時点では合言葉の「拍照」と「茄子」の発音がわからなかったり(はくしょう、なす、では反応せず……中国語での合図?)、エフェクトの種類に「hefe」「valencia」「xproll」「ナッシュビル」といったものがあったり、日本向けのカスタマイズが微妙!? と感じる部分もなくはないが、それも含めて楽しみたい。

 ビジュアル面では派手さが少ないものの、撮影画面の左側をスライドさせると「PIPモード」を使うことが可能。アウトカメラ内にインカメラの画像をスタンプのように貼ることができるおもしろい機能だ。

シーン設定やエフェクトの数はかなり多い
音声での撮影は中国で用いられていると思しきものがそのままある。インカメラの画像を同時に出す機能も

 SHINE LITEは派手な機能も設定の細かさも無く、シンプルというよりは地味。前述した「ゼロシャッター遅延」やジェスチャーモード、タイムラプスを用意しているほか、面白いのは「スプリットキャッチャー」で、複数の画像を撮りながら合成、さらに加工できる。……もっともそれくらいなので、カメラ好きの人は自分でアプリをいろいろインストールしたい。

写真を4分割して合成できる機能は面白いが、機能的には相当にシンプル

手堅くリードしていくMONOが2勝目!

 前回のスピードチェックに続き、カメラチェックもMONOの勝ちとしたい。撮影スピードでリードし、実写比較、機能面でも大外れがなくて手堅い印象。

 g07は撮影間隔の遅さ、実写での明る過ぎた白っぽい画像が気になってしまう。ただし設定で相当調整できるので、いじりがいはある。SHINE LITEはまずまず活躍。撮影間隔の安定感、インカメラの結果の明暗と注目する瞬間は増えた。しかし、機能がさすがにシンプル過ぎる印象。もっとも「必要最低限で十分」という格安機らしいとも言える。

 次回は最後のスタミナチェック。バッテリー容量、画面サイズ、どちらも大きく異なる3機種。安価な端末でもバッテリーは長持ちしてほしいが……結果をお楽しみに。


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