DSDSやVoLTEにも対応! SIMフリー機初心者にも勧めやすいVAIOのAndroidスマホ

文●ドロイドさん(アスキースマホ総研

2017年03月26日 12時00分

 VAIO社が独自開発したスマートフォンの第2弾は、Androidスマホ「VAIO Phone A」として登場した。予想実売価格は税抜2万4800円。4月7日に発売を予定している。早速チェックしていこう。

VAIOロゴも美しい、アルミ削り出し筐体のVAIOスマホがAndroid搭載になって登場!

DSDS、ドコモの4バンド、VoLTE、CAに対応
価格が手頃なのも魅力的

 VAIO社のスマホと言えば、昨年発売のWindows 10 Mobileスマホ「VAIO Phone Biz」が記憶に新しいが、今回のVAIO Phone Aは筐体や多くのスペック面で共通となっており、OSがAndroidになったバージョンと考えるのが自然だ。とはいえ、後述するようにネットワーク面が充実して、このデザイン。それでいて税抜2万4800円というのは非常にお手頃と言える。

外観はWindowsスマホだった先代機とほぼ同じ。5.5型ディスプレー搭載なので大型スマホなのは間違いない

 そのスペックは、CPUにSnapdragon 617(1.5GHz+1.2GHz、オクタコア)、フルHD解像度の5.5型液晶、3GBメモリー、16GBストレージ、13メガカメラ(イン5メガ)、2800mAhバッテリー、Android 6.0など。基本的にはミドルクラスと言える。

シンプルなアルミ筐体が魅力。ただし上下部は電波の関係もあって、樹脂素材が用いられている

一体感のある筐体。USB端子はmicroUSB

 注目したいのはネットワーク周り。まずはVAIO Phone Bizでは対応していなかった4G+3GのデュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)が利用可能。DSDS対応自体は珍しくはなくなってきたが、この価格帯の端末としては貴重だ。ただし、microSIM+nanoSIMのnanoSIM側はmicroSDと排他の仕様になっている。

この価格帯でもDSDS対応! SIMスロットの1つはmicroSDと排他

 また対応周波数では、1.5GHz帯を含む、ドコモLTEの4バンドに対応しているのはうれしい点。2波のキャリアアグリゲーションやドコモのVoLTEも利用可能である。つまり、ドコモSIMとの相性は高いと言える。

ドコモ網ではVoLTEも利用可能。画面でわかるように通話中も4Gで接続している

 さらにはVAIOブランドやアルミ削り出しのデザインが魅力的で、しかも2万円台の価格となると、格安スマホ/SIMフリースマホ初心者にとっては選びやすい1台と言える。スマホに詳しい層にはOSがAndroid 6.0、指紋センサーがない、ストレージが16GBである、といった弱点も気になってしまうが、そのへんは価格とのバランスで判断するといいだろう。

OSはほぼ素のAndroid

FMラジオ以外に独自のアプリもほぼ入っていない

一世代前のミドルクラスのCPUということでベンチマークテストの結果は相応のもの

VAIO「VAIO Phone A(VPA0511S)」の主なスペック
ディスプレー 5.5型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約77×156.1×8.3mm
重量 約167g
CPU Snapdragon 617
1.5GHz+1.2GHz(オクタコア)
メモリー 3GB
ストレージ 16GB
外部ストレージ microSDXC(最大64GB)
OS Android 6.0
カメラ画素数 リア:13メガ/イン:5メガ
対応ネットワーク LTE:バンド1/3/8/19/21
W-CDMA:1/5/6/8/11/19
DSDS(4G+3G)
CA対応 ○(2CC)
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
バッテリー容量 2800mAh
SIM形状 micro+nanoSIM
USB端子 microUSB
カラバリ シルバー
価格(税抜) 2万4800円

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