2016年、MacBook Proの最新モデルが登場。キーボード上部にTouch Barを搭載したモデルがラインナップして話題をさらった。新しいインターフェースは当初標準アプリが対応しており、追ってサードパーティーアプリの対応が進むと思われた。しかし、実は5ヵ月近くが経過しているものの、対応アプリはそれほど増えていない。そこで今回は、非対応アプリでもTouch Barを活用するために、カスタマイズするワザを紹介する。
Better Touch ToolでTouch Barをカスタマイズする
MacBook ProのTouch Barは、キーボードのファンクションキー部分をディスプレー化し、タッチ操作を可能にしたもの。状況によって表示される内容が変わり、さまざまな動作をワンタッチで行なえるのが魅力だ。
現在、App Storeの「Our Top Picks for MacBook Pro」コーナーの「Enhanced for Touch Bar」に対応アプリがまとめられているが、それほど数は多くない。App Storeに入っていないアプリも公開されているものの、定番のユーティリティーアプリではそれほど対応は進んでいないようだ。
そこで、Touch Barをカスタマイズできるツールを使い、普段使っている非対応アプリでTouch Barを活用できるようにしてみよう。利用するのは、「Better Touch Tool」というアプリだ。以前はフリーだったのだが、現在は有料(575~5763円)となっている。直接サイトから購入してもいいのだが、App Storeから「BetterSnapTool」を購入し、そのライセンスでもOK。名前や住所、クレジットカードの情報を入力するのが面倒なので、今回は「BetterSnapTool」を購入してみた(360円)。「BetterSnapTool」そのものもよくできたウィンドウサイズのカスタムアプリなのでオススメだ。「Better Touch Tool」のアプリは、開発元のウェブサイトからダウンロードできる。
シークレットウィンドウや閉じたタブを
ワンタッチで開けるようにする
Touch Barに非対応のGoogle Chromeを使いやすいようにカスタマイズしてみよう。まずは、「Better Touch Tool」にChromeを追加し、ボタンを作成する。続けて、ショートカットキーを押したり、動作を選択すればいい。すぐに、Touch Barに反映されるので、Chromeを起動して確認してみよう。入力したボタンがリアルに表示され、タッチすると起動するのはなかなか面白い。
もちろん、複数のボタンを追加することができる。ボタンにテキストを表示するとスペースを取ってしまうので、アイコンだけを表示することも可能だ。