カメラ・サウンド・コスパから選ぶ「夏の最強SIMフリースマホ」!

文●中山 智 編集● ASCII編集部

2017年07月05日 11時00分

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特徴ごとにスマホを選ぶ!
3ジャンルで最強のスマホはコレ!

 スマホを選ぶ基準として、カメラ、サウンド、コスパ別に、それぞれ最強のキャリアスマホを決めた前回(関連記事)。カメラはドコモの「Xperia XZ Premium SO-04J」、サウンドはauとソフトバンクの「HTC U11」、コスパはドコモの「arrows Be F-05J」に軍配が上がった。

 今回はSIMフリースマホに限定して、この3ジャンルから最強スマホを決めたい。はたしてスマホ三銃士はどれだ!?


カメラ最強SIMフリースマホはコレ!
ファーウェイ「HUAWEI P10 Plus」

モノクロセンサーの解像度がアップしたデュアルカメラシステム

 HUAWEI P10シリーズのうち、5.5型(1440×2560ドット)のディスプレーを搭載している大きいほうのモデルが「HUAWEI P10 Plus」。前モデルの「HUAWEI P9」シリーズでは、大画面のPlusは発売されなかったので、国内ではシリーズ初投入なる。

 ファーウェイのフラッグシップモデルといえば、ライカと共同開発によるデュアルカメラがポイント。P10 Plusも背面のメインカメラは、1200万画素のカラーセンサーと2000万画素のモノクロセンサーを搭載したデュアルカメラ仕様。片方を望遠ではなくモノクロセンサーとすることで、より明暗をはっきり出せるようになっているのがポイント。また、モノクロセンサーは前モデルの1200万画素から2000万画素にアップしているので、デジタルズームの際に2倍までは、ほとんど劣化せずに撮影できるようになった。

 さらにレンズは開口部F1.8のSUMMILUX-Hとなっている。これはHUAWEI P10のSUMMARIT-H(開口部F2.2)よりも明るい。このカラー+モノクロのデュアルカメラと明るいレンズにより、夜景や屋内など暗いシーンでもしっかりと明るさの階調が出る写真が撮影可能。フロントカメラもP9は通常のレンズだったが、P10/P10 Plusはライカレンズとなっている。

 また前モデルから引き続き、ボケを自在にコントロールする「ワイドアパチャー」や、ライカカメラのようなモノクロ写真が撮影できるモードなどを搭載。さらに、人物撮影では新たにポートレートモードが加わった。

 ポートレートモードは、人物の凹凸などを190のポイントから立体的に分析して、光の当たり具合が自然になるように調整し、プロのメーキャップアーティストが施したような、自然な肌の質感をだす。さらに背景をぼかすことで、より人物を際立たせた作品に仕上げることができる。

 誰でも手軽にプロ風の写真が撮れるのがP10 Plusの魅力。価格は約7万円だが、カメラ機能をメインに端末を探しているなら絶対に後悔はしないモデルだ。以下、実際にP10 Plusで撮影した作例を紹介するので、購入を考えているなら参考にしてほしい。

※写真は原寸大です。パケット通信料にご注意ください(4~8MB程度)。

花びらのグラデーションや葉の葉脈までしっかりとわかる:写真モードで撮影
手持ちの夜景撮影でも手ぶれの影響はあまりなく、ノイズも少ない:写真モードで撮影
白熱灯の室内で撮影したが、ホワイトバランスがちゃんと調整されており見た目の色に近い:写真モードで撮影
5.5型に2Kパネルなので、画像表示も高精細
背面は出っ張りがなくフラットなデザイン
USBはType-Cを採用しており、イヤホンジャックと合わせて底面に配置
左右はかなりシンプルなレイアウト。電源ボタンは滑りにくい加工がされている
  HUAWEI P10 Plus HUAWEI P10(参考)
ディスプレー 5.5型IPS液晶 5.1型IPS液晶
画面解像度 2560×1440ドット 1920×1080ドット
サイズ 約74.2×153.5
×6.98mm
約69.3×145.3×
6.98mm
重量 約165g 約145g
CPU HUAWEI Kirin 960
2.4GHz×4+1.8GHz×4(オクタコア)
メモリー 4GB
ストレージ 64GB
外部ストレージ microSD(最大256GB)
OS Android 7.0(EMUI 5.1)
対応ネットワーク LTE:バンド1/2/3/4/5/7/8/9/12/17/19/20/26/28/29
/38/39/40/41
W-CDMA:バンド1/2/4/5/6/8/19
キャリアアグリゲーション ○(3CC CA対応)
DSDS(4G+3G)
無線LAN IEEE802.11ac(2.4/5GHz対応)
カメラ画素数 リア:1200万画素(RGB)+2000万画素(モノクロ)
/イン:800万画素
バッテリー容量 3750mAh 3200mAh
SIM形状 nanoSIM×2
USB端子 Type-C
カラバリ グリーナリー、ダズリングゴールド ダズリングブルー、プレステージゴールド、ミスティックシルバー、グラファイトブラック

サウンド最強SIMフリースマホはコレ!
ONKYO「GRANBEAT DP-CMX1」

ハイレゾ対応のヘッドホンと組み合わせることで実力を100%発揮する

 オーディオ機器メーカーの老舗・ONKYOが「音楽再生」に特化して作ったスマートフォンが「GRANBEAT DP-CMX1」。当然ながらハイレゾ音源に対応しており、DSD、MQA、FLAC、WAVといったファイルの再生が可能。aptX HDなどワイヤレスで高音質を転送する規格にも対応している。

 本体内部はスマートフォン用の基板とオーディオ用の基板が別れており、独自のシールド技術などで筐体内部に発生するノイズを極力カット。さらに音声出力の重要なポイントとなるDAC(デジタル・アナログ・コンバーター)とアンプは2基ずつ搭載し、スマートフォンとしては世界で初となるフルバランス駆動回路搭載モデルとなっている。

 本体はアルミブロックの削り出し。手に持ってみるとずっしりと重いが、これも共鳴やノイズをカットするため。高級オーディオ機器らしい作りとなっている。

 本体にはロータリーエンコーダー式の音量調節ノブのほか、再生や曲送りといったボタンも用意されており、アプリを起動したり、ロックを解除しなくても操作できる。このあたりもオーディオプレーヤーとしての使い勝手を追求した形だ。

 実際にハイレゾ対応のイヤホンを装着してハイレゾ音源を聞いてみたが、一般的なスマートフォンと比べると段違いの音質に驚かされる。音に解像感があり、ボーカルの息づかいや楽器それぞれの音がよくわかる。さらにハイレゾ音源だけでなく、通常のMP3ファイルなども、一般的なスマートフォンで聞くよりも段違いの音質だった。

 スマートフォンとしても、DSDSに対応するなどスペックは十分。microSDのスロットも独立しているので、DSDS使用時でもデータサイズの大きなハイレゾ音源をmicroSDに保存して再生できるというメリットもある。価格はオンラインストアなどで約8万8000円となかなかだが、スマートフォンでも音に妥協したくないと言うユーザーはマストバイなモデルだ。

ONKYOが音にこだわって作り上げた「GRANBEAT DP-CMX1」
音量調節はロータリーエンコーダー式のノブを採用
3.5mmヘッドホン出力端子に加え、2.5mmの4極出力端子も搭載している
本体底面にはmicroUSB端子が配置されている
再生や曲送り、ロータリーエンコーダー式の音量調節ノブなどが独立して用意されている
「DP-CMX1」の主なスペック
ディスプレー 5型液晶(1080×1920ドット)
CPU Snapdragon 618
1.8GHz+1.4GHz(ヘキサコア)
メモリー 3GB
ストレージ 128GB
カメラ アウト:16メガ(F2.0)
イン:8メガ(F2.2)
SIMスロット nanoSIM×2
対応バンド LTE:1/3/8/19/26
3G:1/5/6/8/19、4バンドGSM
無線LAN IEEE 802.11ac
Bluetooth 4.1
DAC ESS「ES9018C2M」×2
+「SABRE 9601K」×2
音声出力 2.5mm4極バランスヘッドフォン
3.5mm4極アンバランスヘッドフォン
実用最大出力 75mW×2(アンバランス)、150mW×2(バランス)
S/N比 115dB以上
再生周波数帯域 20Hz~80kHz
ボリューム 61ステップ(0含む)
L/Rバランス調整
バッテリー 3000mAh
サイズ/重量 72×11.9×142.3mm/約234g

コスパ最強SIMフリースマホはコレ!
goo(covia)「g07+」

この価格帯で指紋認証がある

 直販で2万1384円という価格ながら、DSDSに対応したコストパフォーマンス最強と呼ぶにふさわしいモデル。ディスプレーは5.5型(1080×1920ドット)で、CPUはMediaTek製のMT6750T(1.5GHz、オクタコア)。メモリーは3GB、内蔵ストレージは32GBとなっている。

 この価格で本体背面に指紋認証センサーを搭載しているのもコスパ最強の理由のひとつ。カメラはメインカメラが1300万画素でインカメラは800万画素。充電などに利用するUSBはType-Cを採用。急速充電にも対応しているので、バッテリーの残量が少なくなってもすぐにある程度まで給電できるのがうれしい。

 本体左側面にはマルチファンクションキーがあり、標準ではカメラアプリが起動する。設定からカメラ以外のアプリに割り当てができるので、よく使うアプリを指定しておけばディスプレーをタッチする手間が省けるので便利だ。

 SIMスロットはデュアル使用だが、片方はmicroSDとの共用となっているので、microSD使用時はDSDSが利用できない。また、LTEの対応バンドはBand 1、3、8、19のFDD-LTEのみで、TDD-LTEには非対応。そして、「g07」との最大の違いはCDMA2000に対応しているのでau系のSIMが使える(通話のみ)ということだ。

 低価格ながらバランスの良いスペックなので、2台目やDSDSが特に活用できる海外での使用が多いユーザーは手に取ってみよう。

5.5型モデルの「g07+」
指紋認証センサーは本体背面に配置されている
SIMフリースマホには珍しく本体底面にストラップホールを装備している
マルチファンクションキーが本体左側面にあり、アプリをワンボタンで起動できる
SIMスロットはトレー式で、片方はmicroSDとの共用
  g07+ g07(参考)
ディスプレー 5.5型IGZO液晶 5.5型液晶
画面解像度 1080×1920ドット
サイズ 約75.6×152×7.9mm
重量 約150g
CPU MediaTek MT6750T
1.5GHz+1GHz(オクタコア)
メモリー 3GB
ストレージ 32GB
外部ストレージ microSDXC(最大128GB)
カメラ 1300万画素/イン800万画素
対応ネットワーク LTE:1/3/8/19/
W-CDMA:1/6/8
CDMA2000:BC0/BC6
4バンドGSM
LTE:1/3/8/19
W-CDMA:1/6/8
4バンドGSM
無線LAN IEEE802.11n(2.4/5GHz)
Bluetooth 4.1
バッテリー容量 3000mAh
OS Android 6.0
(Android 7.0アップデート対応保証)
SIM形状 microSIM+nanoSIM(DSDS対応)
防水/防塵 ×/×
指紋センサー
カラバリ ホワイト、ブラック
価格(税抜) 1万9800円 1万7800円

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