「OneDrive」はMicrosoftのクラウドストレージで、Windows 10ユーザーであれば標準で使っている人も多いだろう。もちろん、iOS/Androidアプリも公開されており、無料で5GBまでの容量を利用できる。Office 365を契約すれば、1TBもの大容量を活用できるようになる。今回は、クラウドストレージアプリ「OneDrive」の使い方を紹介しよう。
Microsoftアカウントでサインインする
「OneDrive」はMicrosoftアカウントを取得すれば誰でも利用できるクラウドストレージサービス。Windows 10ユーザーであれば、標準で使えるようになっている。アプリを起動したら、Microsoftアカウントでサインインしよう。もし、Microsoftアカウントを持っていないなら、その画面から新たに作成できる。
なお、招待リンクから友人を誘い、インストールしてもらえれば、お互いに500MBずつ容量がもらえる。最大10GBまで増やせるが、すでにOneDriveを使っている人も多いので、無差別に送ると嫌がられる可能性もあるので注意しよう。
Microsoft OneDrive(iOS版)
Microsoft OneDrive(Android版)
作者:Microsoft Corporation
価格:無料
※アイコンの横の文字をクリックで、ダウンロードサイトにアクセスします。
PCとシームレスにファイルをやりとりできる
「OneDrive」はWindows 10 PCの「OneDrive」(C:\Users\ユーザー名\OneDrive)フォルダーと自動的に同期する。PCのOneDriveフォルダーにファイルを保存しているなら、スマホアプリにも表示されるのだ。とは言え、スマホアプリではファイル本体は同期されていない。あっという間にスマホのメモリーを占有してしまうからだ。そのため、ファイルを開こうとするたびに、ダウンロードするようになっている。
ファイルを選択すれば、画像や動画、PDF、オフィス文書などはアプリ内でプレビューできる。ファイルを他のアプリに受け渡す機能も備えている。一覧画面でファイルを長押しすれば、選択モードになる。
スマホ内のデータをアップロードすることも可能だ。「+」アイコンからカメラ機能や「Office Lens」(関連記事)で撮影したデータをアップロードできる。「アップロード」を開くと、「Dropbox」や「Google Drive」からファイルをコピーすることもできる。
個人のMicrosoftアカウントのみの機能となるが、撮影したりキャプチャーした画像や動画を自動的にOneDriveにアップロードしてくれる機能もある。いちいちアルバムから転送作業が不要なので、手間がかからない。筆者も記事執筆の時に重宝している機能だ。「写真」のバックアップにもなるので、オンにしておくといいだろう。初期設定ではWi-Fiのみで転送されるようになっているので、外出先で撮影したからと言って“ギガ”がなくなってしまうことはない。