IFA 2017レポート

Xperia XZ1の側面には樹脂ラインが出現!? XZ1/XZ1 CompactとXZをじっくり比較 (1/2)

文●平澤寿康 編集●ゆうこば

2017年09月05日 15時00分

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Xperia XZ1は4色展開。全色ともマット調で、落ち着いた印象だ

 9月1日(現地時間)より開幕した、IFA 2017。開幕直後にソニーブースへ急ぎ、今回発表された新スマートフォン「Xperia XZ1」と「Xperia XZ1 Compact」をじっくり触ってきた。

Xperia XZ1は薄くなりつつも、Xperia史上最強の強度を実現

 5.2型液晶搭載のXperiaシリーズ最新フラグシップモデルとなる「Xperia XZ1」(以下、XZ1)。従来モデルのXperia XZsでは、ボディー素材にメタル素材「アルカレイド」を採用していたが、XZ1ではアルカレイドではなく、アルミ素材を使っている。

 基本的なデザインコンセプトは、「ループサーフェスデザイン」と同様だが、側面も含めた押し出し一体成型となったことで、側面に継ぎ目がなく、より一体感の強いデザインとなっている。

 Xperia XZ Premiumのような、光沢仕上げではなくマット調となっているため、全体的にはかなり落ち着いた印象だが、Xperiaらしさはしっかり受け継がれていると感じる。

 そして、今回ボディーが押し出し一体成型の「バスタブ構造」となったことで、ひねりなどへの強度が大きく高まっているという。実際に、かなりの力でひねってみても、ビクともしない。「Xperia史上最強の強度」とのことだが、タフネスさもかなりのものという印象だ。

左がXZ1、右がXZ。フットプリントはXZ1のほうが幅1mm、奥行き2mm大きい

左がXZ1、右がXZ。XZよりも0.7mm薄くなっている

上がXZ1、下がXZ。XZ1は側面のカーブがきつくなったことから、手にしてもフットプリントのサイズ増は感じられなかった

 実際にボディーを手にすると、従来モデルよりも持ちやすいと感じる。今回は、筆者手持ちのXperia XZとの比較となったが、フットプリントこそ幅1mm、奥行き2mmと大きくなっているものの、薄さが7.4mmと0.7mm薄くなったことや、側面がより大きくカーブしていることで、手へのフィット感が高まっているようだ。

XZ1を手に持つと、XZよりも手へのフィット感が高まったような印象だ

背面。左がXZ1、右がXZ。XZで残念だった下部のラインがなく、すっきり

ボディーはアルミ素材の押し出し一体成型のため、側面に継ぎ目がなく一体感が高まっている

 ただ、ちょっと気になったのが、側面にアンテナセパレート用の樹脂ラインが見えるところだ。メタルボディー一体成型ということでの仕様ではあるが、この点は一体感が崩れて見えるということから、従来モデルからやや退化したような印象で、ちょっと残念に感じた。

ボディーが一体成型となった影響で、側面にアンテナセパレート用の樹脂ラインが用意されている。これによってデザイン上の一体感がやや削がれており、残念に感じる

左側面。上がXZ1、下がXZ

上部側面。上がXZ1、下がXZ

右側面。上がXZ1、下がXZ

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